原発通信 149号2012/02/06発行
●「都民投票」署名 あと3日です! (一部、変更有―八王子市など、下記参照) 2月4日現在の署名数 20万3180筆【法定署名数:(現時点では)214,236筆】 もう少しです!
5日 四谷イグナチオ教会前で署名行動 ミサ後の署名集めに行ってきました。四ツ谷駅前交差点3か所にテーブルを並べ署名所が設置され、また、教会前入口とで行いました。多くのサポータも来られ、ミサに参加される人たちをターゲットに取り組みました。シスターもチラシを配るなど積極的にかかわっていただきました。 署名行動を行っていると、「1000万人署名」を行っているという女性の方から、「国民投票は危険性がある。大阪や東京で橋下や石原が人気を得ている状況のなかで、国民投票を行うことには異議があるとの「論争」めいた状況もありました。改憲に国民投票が使われるとの危惧ということです。でも、思うのです。いずれにしても、「大衆」(呼び方はいろいろあるかと思いますが)を、要は「信用」していないということです。大衆なんていうものはものを考えていない、その場の雰囲気にあおられて行動するもの(確かにそういう面もあるでしょう)、小泉の時もそうだった。ポピュリズム、ハシズムだと。確かにそうです。でも、あるときは、大衆の意見を聞けだの、有権者の意見だとといいます。要は自分の風が吹いているときだけ、「大衆は自分の味方」なのです。でも、これって変じゃありません? 住民投票などやっている間に事故が起きたらどうするんだという意見、ごもっともです。直ちに原発を停止させねば。大賛成です。でも、どうやって…。いろいろやってみようではありませんか、止めるまで。
東京の一部の市村では市長選挙/村長選挙があるため、その期間中は署名することができません。これらの市村で署名集めができる期間は以下の通りです。 禁止期間 署名できる期間 八王子市 1月22日まで禁止 1月23日~3月24日まで 府中市 1月22日まで禁止 1月23日~3月23日まで 小金井市 12月19日~2月18日まで 三宅村 2月12日まで禁止 2月13日~4月8日まで
●5日、温度上昇、再臨界か確かめる?? 2号機原子炉、70度超続く=注水量、さらに増加―福島第1 時事通信・朝日新聞。 《東京電力は5日、福島第一原発2号機で、冷温停止状態の判断基準である原子炉圧力容器底部の温度計の一つが上昇し、70度を超えたと発表した。原子炉に注水する配管を切り替えた時、燃料の一部に水が届かなくなった可能性がある》といいます。そして、《溶融燃料で再び核分裂が連鎖する「再臨界」をしていないかを確認するため、数日以内に、炉内ガスの分析をする》そうですが、「発電所内の事故は収束した」のではないのですか。しかも、「再臨界」?? こんな記事、さらっとでいいのでしょうか。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120206-00000027-jij-soci http://www.asahi.com/national/update/0205/TKY201202050222.html
●もちろん、あの田中知センセイも当然おいしくいただいておりました 原子力委3人に業界から寄付 5年間で1800万円 朝日新聞。飯を食べさせてもらっただけでも、いろいろあるわけです。それがこれだけ(氷山の一角でしょう)もらっていれば、意に沿うようにするのが当たり前。しなかったら、ただ食いだと言われつまはじきになるのが世間というものです。そもそも、そんなお人よし、どこにいますかです。 http://www.asahi.com/national/update/0206/OSK201202050122.html
●「事情聴取を受けずにいきなり処分された」と証言 核燃料コスト隠蔽:聴取せず調査終了 経産省の職員証言 毎日新聞 事件発覚当時の中川昭一経産相、記者会見で「多くの人に1人1時間以上かけて(聴取した)」と強調したと。みんなウソでしたという話。本通信でもお伝えしましたが、その時の責任者である安井正也が官房審議官、しかも原子力安全規制改革担当審議官を務めているのですから。 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120205k0000m040094000c.html
●安全なのに風評被害で困っていると言ったのはいつ? コメ 福島12市町村100ベクレル超 毎日新聞 残念ですけれども、危惧した通りのことが現実だったということです。どうして、現実を直視しようとしないのでしょうか。そして、そうなったのは誰のせいっだというところが問題なのです。農家ではないということ。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120204-00000003-mai-soci
●ちょっとどころか、気になります。それも日米共同のチームでの調査結果と 福島原発周辺で鳥が減少 日米などの研究チーム調査 東京新聞 《東京電力福島第1原発の事故による環境への影響を調べている日米などの研究チームの調査で、同原発周辺で鳥の数が減少し始めていることが分かったと報じた》。これ、ロンドン発の共同電です。《オスの生殖能力が低下したりしていることが確認された》とのことですが、こういうことは、放射線障害では、言われていることですが…。 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012020301002182.html
●中川恵一センセイ、食物連鎖はないと言っていましたよね 福島県川内村に生息するミミズから、1キロあたり約2万ベクレルの放射性セシウム 毎日新聞 《事故で放出された放射性物質の多くは落ち葉に付着している。落ち葉が分解されてできた有機物を、ミミズが餌とする土とともに取り込んだのが原因とみられる》。 http://mainichi.jp/life/ecology/news/20120206k0000m040113000c.html
●昨年の「さよなら原発集会」、新聞各社はどのように扱ったか 昨年の「さよなら原発集会」、新聞各社はどのように(面積)扱ったかと計算された方のデータを拝見しました。それによると、やはり、東京新聞がダントツです。東京新聞の半分ぐらいのスペースだったのが、第2位の中日から12位の中国新聞です。毎日新聞(東京)は40位、朝日新聞は44位読売新聞(東京)に至っては50位。大阪版の読売・産経に至ってはなんとというか、やはりというかゼロという結果だったそうです。 こうして各紙を比較してみると、マスコミと原発、原発マフィアとのつながりというものがいかほどのものかということが見えてきます。 それにしても、各紙の報道スタンスを数値化してみせてくれた方、ご苦労様でした。参考になります。
●もんじゅはポンプ停止、六ケ所村の再処理工場は溶融炉のトラブル、そして、1月の原発稼働率は 過去最低の10.3%に 毎日新聞2月4日付「ファイル」です。もう、原発、原子力はだめですとの記事オンパレード。もんじゅ、炉外燃料貯蔵槽で冷却ポンプの一部で勝訴のポンプは動かなくなったというのです。ここに入っている核燃料はMOXです。 六ケ所は、パイプが例によって詰まったまま。トラブルばかりなのに、予定は変更ないとは日本原燃。どうかしているとしか言いようがありません。 国内の原発稼働率、過去最低を更新中! 今月には高浜3号機が定期検査に入るので、さらに低下です。
●自民党が原子力規制庁に対案 毎日新聞2月4日付「ファイル」。そもそも、自民党にそんなこと言える立場でしょうか。まず、これまでの原子力政策を推し進めてきたことを総批判・自己批判することのほうが先決では。人がやっていることに関しては「えらそうなこと」が言えるものです。民主党を擁護しているわけではありませんが。 そうなんですが、そこいらの親父さんが床屋談義しているのとわけが違うということです。
●これを泥縄といわずして… というより、当たり前の話。安全委員会が言うレベルですか? 毎日新聞2月4日。 あの班目の原子力安全委員会、こんどは、「想定を超えた津波に襲われても大丈夫なような防護策を」と。また、「大津波の場合は速やかに原子炉を停止すべきだ」と。オイオイ、これまたそのへんのオヤジと同じですか。これくらいのこと、誰でもいう話です。この程度のことしか出てこないとは情けないし、そのレベルの人たちだということです。 http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2012/02/04/20120204ddm008010045000c.html
●渡良瀬遊水地の「ヨシ焼き」、中止 NHKTVニュース 2月6日。渡良瀬遊水地で、恒例の「ヨシ焼き」、ヨシを焼いた灰を検査した結果、放射性物質が検出され、安全性の基準もないことから中止に。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120206/k10015803611000.html
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