原発通信 225号2012/06/02発行
鹿児島県知事選に「原発のない鹿児島をつくる会」代表の向原祥隆氏が正式に出馬表明反原発派の出版社社長、鹿児島知事選に出馬へ。鹿児島県にお知り合いなどいらっしゃる方は、応援連絡をお願いします。http://mukohara.net/
またバレてしまいました。5日の会議も開くことできません ▶秘密会議:「新大綱」議案も配布 原子力委は虚偽説明 ただの「勉強会」ではないということがバレてしまいました。 【原子力委の「新大綱策定会議」で使用する議案の原案が2月16日、秘密会議で事前に配布され、その後内容が追加されていた】ことが、ばれてしまったという話です。 【配布されたのは2月28日の策定会議に使用された議案「原子力人材・技術基盤について」の原案】 参加者 鈴木代理、秋庭悦子 原子力委員 内閣府の中村雅人参事官 経済産業省・資源エネルギー庁の吉野恭司・原子力政策課長 文部科学省の西條(にしじょう)正明・核燃料サイクル室長 電力各社で作る電気事業連合会の小田英紀原子力部長 東京電力や関西電力の社員ら約40人。 とうぜん、原発反対・慎重派はいなかった。 ということが明るみに出てしまったので、5日に開かれるはずだった会議は中止になったとのことです。 http://mainichi.jp/select/news/20120602k0000m010019000c.html 脱原発勢力一本化で勝利してください! ▶2012年知事選:共産は向原氏支援、県民の会も 「原発ない県政」一致/鹿児島 【共産党県委員会と、同党の協力団体でつくる「新しい鹿児島をつくる県民の会」が31日、県庁で記者会見し、独自候補を擁立せず、すでに出馬表明している「反原発・かごしまネット」事務局長で無所属新人の向原祥隆(むこはらよしたか)氏(55)を支援する、と発表した。現職の伊藤祐一郎氏(64)と向原氏の一騎打ち】 ▶川内原発増設「断念」鹿児島知事「手続き凍結」 毎日新聞2012.6.2総合 伊藤知事、「私の在任中は諸手続きを凍結したい」と言ったそうですが、選挙直前で、脱原発の機運の高まりのなかで「私の在任中」と言ったのでしょう。「私の在任」期間あと数週間です。あってはならないですが、再選したら、“新たな”就任期間の始まりだとばかり、反故にするかもしれません。 あの勢いはどうした! 金魚のフンの「維新の会」 これでは“維新”なんてできないでしょう。 ▶橋下市長:「民主党政権倒す」発言を撤回 対決姿勢も修正 【橋下徹・大阪市長は1日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働を巡り、「民主党政権を倒す」としてきた自らの発言を撤回すると述べた。次期衆院選で民主と対決するとしてきた維新の方針も見直す方針を明言】 【維新の会としても翌日、次期衆院選で民主と全面対決する方針を決定したが、わずか1カ月半で方針転換】 【「(経済界からの)脅しや圧力は一切ない。細野氏の発言が一番の判断根拠だ」と強調】 信用できない、しないほうがいい人間の見本ですね。でも、こういうのに…。 (これ、「どうでもいい話」の方にと思っていたのですが、どうでもよくない話だと思い直して、こちらに) ▶新潟知事:大飯同様の判断なし 【大飯原子力発電所の運転再開を巡り、野田総理大臣が先月30日に、みずからの責任で決める考えを示したことについて、新潟県の泉田知事は、「柏崎刈羽原発についてはこういう判断をすることはありえず、全く影響しない」と述べて政府の判断を批判】 泉田知事、敵は関電より強固な東京電力と野田政権です。長岡藩の「米百俵」が小泉純一郎によって捻じ曲げられてしまいましたが、今こそ、「米百俵」の精神で頑張っていただきたい。すべては未来が懸っているのです。 ▶除染効果検証で被ばく線量調査へ 【宮城県丸森町で、東北大学大学院の研究グループが、除染が確実に効果を上げているか確かめるため、4年間かけて子どもの被ばく線量を測定することに】 ▶さあこれからだ/31 雇用拡大で日本、元気に=鎌田實 【僕は諏訪中央病院や、代表をしているJCF(日本チェルノブイリ連帯基金)の医師や看護師とチームを組み、巡回診療や、子どもや妊婦を外部被ばくから守るフィルムバッジの交換などのために福島県に入り続けている】 素人なのでよく分かりませんが、「フィルムバッジ」って、放射線から守ってくれるものなのですか? 線量を計るだけのものと思っていましたが。こういう表現、きちんと書いていただきたいものです。「防護服」もそうです。放射線からは守りません。汚れが付かないようにするだけのものです。何から「防護」なのでしょう。「防塵服」と言った方が正確だと思うのですが。中学生の頃、放射能、核技術、原発などを知ってから、ずーっと感じてたことです。だって、鉛以外に遮蔽できるものはないとも書いてあったのですから…。 福島県大熊町:全町民に最低5年間、帰還待ってもらう方針 【全域が警戒区域に指定されている福島県大熊町は1日、全町民に最低5年間、町への帰還を待ってもらう方針を明らかにした。避難区域の再編で、町民への賠償金額に差が生じないようにするのが目的。町議会での「5年間帰還しない宣言」議決を目指す】 「最低5年間」というのが精いっぱいなのでしょう。なぜ、こんなことを言っているかというと、賠償問題です、一度でも自宅に帰ってしまうと賠償はそこで打ち切られるからだと言います。バラバラ、うちは戻る(可能性は分かりませんが)、いや、戻らないとなると、東電からの賠償金に「差」が出てしまうからという理由のようです。 ▶辛坊治郎氏 「高すぎる電力買い取り価格は『原発回帰』への罠」 【その買い取り価格は太陽光発電が1キロワット時あたり42円、小型風力発電では57.75円と定められた】 【適正か? 答えは、毎月電力会社から送られてくる電気代の明細を見れば一目瞭然(いちもくりょうぜん)だ。日本の電気料金は、10の電力会社ごとに微妙に異なっているが、経産省主導の護送船団方式の下、おおよそ1キロワット時20円強というのが目安となっている。この数字を認識すると、自然エネルギーの買い取り価格がいかに高いかわかる 買値が42円で、売値が20円では電力会社は商売にならない。このギャップを埋めるのはすべての電力消費者の料金に上乗せされる特別徴収金だ。つまり買い取り価格がどんなに高値でも、電力会社の懐は一切痛まない仕組みとなっているのだ】 【高すぎる買い取り価格は逆に、その地に合った自然エネルギー開発の動機を低下させ、適者生存の摂理を破壊し、新エネルギー全体の否定につながり、やがて世論を原発回帰へと向かわせるのだ】 ▶房総半島沖で大地震の可能性 昨日の夕方もありましたが、関東地区での地震、頻繁です。首都直下型地震言われています。備えは怠らずいたいものです。が、原発です。1F、東海村、そして浜岡。核燃料プールのこと気になります。 ▼どうでもいい話 ▶石原都知事:「五輪に都民来なくていい」言葉足らずと釈明 【20年夏季五輪招致に対する都民の支持率が低迷していることに関連し「東京五輪が実現しても都民は来なくてもいい」と発言】 ああ、そうですか! ▶AKBの「総選挙」を聞かれ 「ああいう知恵を借りたいよ。役人には出てこない知恵だと思うよ」と言ったそうです。 まったくいつもそうですが、こうやって“微妙に”ずらし、自分を外に置いて、人のやっかみなどをうまく使うところが嫌らしい。 ▶NY市:炭酸飲料水の容器サイズを規制 肥満対策の一環 【市民の肥満対策の一環として、米ニューヨーク市は、炭酸飲料水など砂糖入りの飲み物を販売する際の容器のサイズを約470ミリリットル以下に規制する方針を固めた。来年3月の規制導入を目指すが、飲料水業界は反発している】 見出しを見たとき、勝手にすればと思ったのですが、飲料業界は反発とあります。これも原発マフィアと同じです、自分らの利益・利潤さえ得られれば人が死のうと生きようと関係ないという精神構造は同じです。というより、これが資本の運動ということなのですが。 | ||