原発通信 227号2012/06/05発行
大飯原発再稼働反対!の連日抗議行動 ▶6.8緊急!原発再稼動許すな!首相官邸前抗議 東京 【日時】6/8(金)18~20時予定 http://twitnonukes.blogspot.jp/2012/06/68.html ▶6.9大飯原発再稼働反対!首相官邸抗議ウォーク 【日時】6/9(土)17時30分 http://2011shinsai.info/node/2247 ▶大飯原発再稼動反対 福井現地集会が6月17日(日)開催されます バスツアーについては右記参照 http://coalitionagainstnukes.jp/?p=553 詳しくは、こちらへ。「経産省前テントひろばより」 鹿児島県知事選に勝利しよう! 「原発のない鹿児島をつくる会」代表の向原祥隆氏が正式に出馬表明。鹿児島県にお知り合いなどいらっしゃる方は、応援連絡をお願いします。 ■本号の寄稿・転載記事 今日から都議会。石原の演説30分を傍聴してきました 今日(6月5日)原発都民投票条例請求の件で都議会を傍聴しに行ってきました。都民投票のシンボルカラー・ピンクを身につけた人たちがが多く詰めかけていました。 石原都知事は「東京のためにも都民のためにも、そして国家のためにも施策を実行すべく、(尖閣諸島の)3つの島を購入する決断をいたしました」とか、民主党政権がだらしないから日本の首都である東京がやるんだということを盛んに(国家主義丸出しで)言っていましたが、こと原発問題になると、俺のところの問題じゃないと逃げ。 私たちの原発都民投票は「東京のためにも都民のためにも、そして国家のため」にも、原発を考えようという提案なのですが……。 余計なことかもしれませんが一つ。我が閣下、お歳には逆らえないのか、嚥下力がかなり低下しているのではと演説を聞いていて感じました。 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5047266.html さらに余計なことですが、この映像を撮っていたカメラマン、会が始まる前に、他社のカメラマンと、「今日はやけに多いなあ」と傍聴席を見まわして「オリンピックかな」と。まあ、この程度の認識なんでしょうね。配布されている「平成24年第2回東京都議会定例会知事提出議案一覧」を見ればわかりそうなものをと思うのですが。“私カメラ回す人”それ以上でもそれ以下でもないのでしょうね。でもお仕事がんばってください! 大飯原発再稼働へ。でも誰が最終的に… 「いや、俺じゃないよ」「いや、そっちでしょ」と。 せっかく地元=福井県のせいにしようと思っていたのに、またまた、ボールが打ち返されてしまいました。要は、何か事故でも起こったら自分のせいだと言われないように言っているだけです。そう、「誰があの時、決定したんだと」言われないようにと。これが新幹線や高速道路だったら、俺だ、俺だというセンセイ方ですが(現に、凍結されていた高速道路建設着工のサインが出たら、民主の新人も、自民党の中堅も、俺だ、俺だと手柄自慢です。先日TVニュースでやっていました)、こと、フクシマ以後の原発となるとこのありさま。 問題は先日も書きましたが、原発の安全、監視人を増やせばOKかということです。最近続発している小学生の登校時の列への暴走車じゃあるまいし、監視を増やせば事故を防げるというものではない。勘違いも甚だしい。基本的なところで勘違いをしています。根本は、原子力は制御も、処分もできないということです。 さらに原子力、原発については、国民の多くが「危ないもの」ということを知ってしまったということ。そして、解決策もないらしいということまで知り始めているということです(使用済み核燃力処分など)。 傑作なのは、細野「原発再稼働」大臣です。番頭さんよろしく、福井県は原発についての“長い蓄積がある”などと持ち上げていました。何の蓄積があるというのでしょうか。県原子力安全専門委員会の中川福井大名誉教授はイエスマン、原発は確かに長い間、福井県に建っています。それがどうした、というのでしょう。 人を褒めるにも、ちょっとベクトルが違うのではと思うのですがね。 改造内閣で、副復興大臣を務めていた国民新党の松下忠弘氏が金融・郵政担当相に横滑りしましたが、福島県の佐藤知事、「どうして福島の対策から離れるのか」との不満を漏らしたと毎日新聞(6月5日付)。野田首相、原発事故も、大震災も、どうでもよく、消費税一本ということで頭がいっぱいなのでしょう。森本を防衛相に起用したのも、彼ならポカはしないだろうというくらいの考えからでしょう。しかし、ひょっとすると、ひょっとかもしれません。 ▶<福井・大飯原発>再稼働ずれ込みも 国民へ説明、首相に要求──福井知事 【西川知事は「野田佳彦首相が国民に直接訴えることが安心と支持につながる」と指摘。会談後の記者会見でも「判断のボールは国にある」と】 【政府側は、大飯原発の再稼働に伴って行う「特別監視体制」についても説明。副経産相や経産省原子力安全・保安院の幹部ら約20人でつくる「常時監視・緊急対応体制」をオフサイトセンターに設置▽検査要員を8人に倍増――などと伝えた】 どうしようもない原子力マフィア、あきれる性状4つ 1 ▶東電事故調:非を認めず 最終報告案「状況の把握困難」 【東電は、政府の事故調査・検証委員会に批判された1、3号機の事故直後の対応について、社の結論として非を認めない方針を固めた】とのこと、どうしようもない組織です。 【「弁の状態を認識し、対応するのは現実的には困難だった」と弁明。3号機のHPCIの操作についても、「損傷する懸念があり早急に止める必要があった」「減圧操作のための弁はわずかな電力で開けることができ、操作可能と判断した」と主張】 2 ▶放射線・放射能を夫婦げんかに例えて説明──? 【放射線・放射能を夫婦げんかに例えて説明し、女性を「放射性物質」と表現】。原子力マフィアの精神構造はこんなものです。コメントするに値しません。 3 ▶<全電源喪失>「考慮不要」作文、安全委が電力側に指示 【内閣府原子力安全委員会の作業部会が92年、福島第1原発事故の要因になった長時間の全交流電源喪失について、国の安全設計審査指針の改定作業で考慮しなくてもよい理由を電力会社側に作文するよう指示し、報告書に反映させていた】 4 ▶私のパソコンでは修正ではなく「習性」と出ました。こちらのほうが的を射ている? これがそのパンフです。昨日、検針票とともに入っていました。 【5月23日から配布を始めた家庭向け電気料金の値上げを説明するパンフレットが「既に値上げが決まっているかのような印象を受ける」との指摘を受けたとして、今後は修正版を配布すると発表】 総括原価方式で、地域独占でと、やりたい放題だったことがもう「習性」だったということです。 山下センセイに「不都合な」調査結果が出ました ▶白血病「両親被爆」に多く発症 広島大調査 【広島原爆で被爆した親を持つ「被爆2世」のうち、原爆投下後10年以内に生まれ、35歳までに白血病を発症したケースは、両親とも被爆した2世が少なくとも26人に上り、父親のみ被爆の6人、母親のみ被爆の17人に比べて、多いことが広島大の鎌田七男名誉教授(血液内科)らの研究で分かった】ということです。 ▶【福島県健康調査】 山下副学長のおふれ 「カルテ見せず」「再検査2年後」 【福島県県民健康管理調査で、18歳以下の子供38,114人を対象に行われた甲状腺検査。うち386人の子供に結節(しこり)が認められたが、5ミリを超えない場合は、次の検査を受けることができない。次の検査は2年後となる。20ミリ以下の嚢胞(のうほう)も同様の扱いを受ける。 山下副学長から甲状腺学会の医師あてに「おふれ」(写真)が回っているためだ。「保護者からの問い合わせがあっても次回検査まで追加検査の必要はないことを充分に説明するよう」とする内容である】 山下俊一、御用学者などというレベルのものではありません。 自治体首長、再稼働をめぐるそれぞれの発言 ▶「再稼働 その場しのぎ」 東海村長が政府を批判 【再稼働を急ぐ政府を「原子力政策、規制の体制が曖昧なまま、暫定の安全基準はその場しのぎと言わざるを得ない。戦略的思考を持っておらず、原発を持つ資格はない」と批判した】 ▶【再稼働容認の橋下市長】「原発の安全性と停電で生じるリスクを、てんびんにかけた」 【再稼働容認への批判が相次いでいることに関しては「無責任な意見が多すぎる。安全第一は分かりきっているが、関西に住んでいないコメンテーターは原発の安全だけしか考えていない」と反論】 ▶大飯原発:再稼働「やめてほしい」…河村名古屋市長 【河村たかし市長は4日の定例記者会見で、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について「私は脱原発なのでやめてほしいと思う。(経済産業省は)ハザードマップを夏の終わりごろに出すと明言した。(その前の再稼働は)なめられとる。いくらなんでもふざけている」などと述べ、強く反発】 ▼寄せられた情報 東電株主代表訴訟に支援・カンパを 「東電株主代表訴訟をご支援ください」とのチラシが同封された機関紙が本日私のもとに届きましたので、紹介させていただきます。 ■チラシのコピーから 東電取締役の責任追及を! 世界を震撼させた原発事故を起こしながら責任を取らない東京電力の取締役たち。 http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/ ドイツから 自然エネルギー振興ビデオ 仕事で知り合ったメディア関係者が、以下のアドレスを送ってくれました。彼も反原発で活動しているそうです。彼が編集した自然エネルギー振興に向けた広告ビデオです。一度開けて見て下さい。今までは、私の方からの言葉だけによる説明でしたが、実際の状況と環境、雰囲気を見てもらえると思い ます。強調されているのは、協同組合が作られ、そこに住民が参加して、地域の経済活動に貢献すると言うことです。全ての情報が公開され、秘密にされるものはないとも話しています。 では、また。皆さん頑張ってください。 ドイツ在住K・T生 (当然ドイツ語ですが、「翻訳機能」を使うと、日本語にしてくれます) ▼どうでもよくないかな? 小川氏、指揮権発動を首相に相談 虚偽報告書問題 【陸山会事件の虚偽捜査報告書問題で検事総長への指揮権発動を野田佳彦首相に相談していたことを明らかにした】 1954年の造船疑獄の時は、捜査中止の指揮権発動ですが、今度はもっとやれという指揮権発動ですか。 | ||