原発通信 230号2012/06/08発行
▶鹿児島県知事選に勝利しよう! 「原発のない鹿児島をつくる会」代表の向原祥隆氏が正式に出馬表明 鹿児島県にお知り合いなどいらっしゃる方は、応援連絡をお願いします。 ▼寄せられた情報 6月5日の向原祥隆氏の記者会見ビデオをユーチューブにアップしました。約40分の長編です。(かごしま・脱原発実行委員会より) 大飯原発再稼働阻止! 今夕、野田が、国民に大飯原発再稼働の理解を求めて「記者会見」をすると言います!それをもって、福井県西川知事が再稼働を容認する段取りとのことです。 福井県の西川知事、「総理が国民にしっかり訴えることが国民の安心につながる」と述べ、運転再開への同意の条件としていたものですが、そんな、ただ、記者会見を開き、「必要です」というだけで再稼働ということなど絶対に認められません。民主党議員117名が再稼働に慎重にとの署名をして野田に突き付けているとのことです。 また、署名しなかった議員のリストを挙げ、抗議のメールを送ろうとのブログを見つけましたので下記に貼っておきます。抗議のメール文面もその中にありますので、抗議のメールを送り、「国民の意思」を示そうではありませんか! 情報を寄せてくれた方も言っていますが、「脱原発社会を」といっている菅前首相は、この件に署名していません! 時間が許す方は、今夕首相官邸前へ結集し、抗議の声を高らかに挙げましょう! 私、これから首相官邸前へ行ってきます!! ▶“運転再開の必要性” 首相会見へ ▶大飯再稼働:政府、福井知事の要求誤算 対応に苦慮 【(福井県知事・西川)知事は「原発は重要で再稼働が必要だ、と首相が国民に直接訴えることが国民の安心と支持につながる。そうした対応がなされれば、県民の理解を得るよう努力する」と強調した。政府・与党にとって、知事の要求は想定外だった】 もはや、野田が「大丈夫です、安全です」といったところでだれも信用しません。誰が「安心し支持」するというのでしょうか。納得するのは西川知事でしょう。「これで俺のせいじゃなくなった」と。 毎日新聞の調査では、国民の71%が「再稼働急ぐ必要はない」とし、脱原発志向も強まっていると言います。 ▶再稼働 抗議のダイイン 官邸前、福島の女性ら 【脱原発を訴える福島県の女性らのグループが七日、関西電力大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に向けた政府の動きに反対するため、首相官邸前の歩道に横たわる「ダイイン」で抗議した】 【社会学者の上野千鶴子さんや歌手の加藤登紀子さんも応援に駆け付けた】 菅前首相はしていません! 「原発で長生きできる」の渡部恒三は署名 ▶民主「慎重」117人分提出 再稼働問題 小沢元代表らの名も 【署名数は衆院八十一人、参院三十六人で、うち呼び掛け人は六十五人。福島県選出の渡部恒三最高顧問や小沢一郎元代表、羽田孜と鳩山由紀夫両元首相も署名した】 「原発で長生きできる」と言ったあの渡部恒三だって、さすがにフクシマを見てそれはないと思ったのでしょう。菅、また、口先だけといわれないように…。 ▶再稼働反対の署名をしなかった国会議員への要請を! あなたの選挙区の議員は? 署名をしなかった議員名の一覧とメールアドレス・電話、抗議文の見本があります。 ▼寄せられた情報 事態は切迫しています。再稼働阻止のため、緊急抗議行動に参加しましょう! 民主党PT再稼働反対署名議員117人の一覧および内容です。 彼らがどこまで本気なのか、ただの政局の道具なのか不明ですが、言っていることは当たり前のことです(ちなみに菅直人は署名していませんね)。 「>>(政府が設置している)事故調査委員会の報告が国会でなされていない段階で、(福島事故の責任の相当部分を負わなければならない)「原子力安全・保安委」の解析結果を「判断基準」の出発点にすることは、「安全神話」の復活に他ならない。」 要するに、福島の問題が何も決着していないのに、原発再稼働はありえない、ということです。 野田は「私の責任」で再稼働を明言しましたが、福島の事故で誰が責任をとったのでしょうか。誰もとってないじゃないですか。「責任」を言うならそっちが先だろうと。 政府は「原発は安全、だから住民の安全対策は適当に」という、これまでの「安全神話」を変更することなく(安全じゃなかったから、福島事故が起きたということの検証すらせずに)、大飯の再稼働を突破口にして原発村=マフィアの利権復活へと舵を切ろうとしています。これを許してはなりません。 事態は切迫しています。再稼働阻止のため、やれる限りのことをやりましょう! 時間の許す方は緊急抗議行動に参加しましょう! ▶大飯原発再稼働を警告する声も-安全性、二の次と懸念 ウォールストリートジャーナル日本版 2012年 6月 7日 906 JST 民主党の117名の議員が慎重にとの署名を出した件を紹介し、日米の学者の声、両論を紹介しています。 ▶<規制組織法案>原発事故、首相に指揮権 今国会成立へ 【民主、自民、公明3党は7日、原子力の安全規制を担う新組織の設置法案をめぐる修正協議で、政府案に盛り込まれている原発事故の際の緊急時の首相の指揮権を一定程度認めることで大筋合意した。政治介入の排除を求めていた自公両党が譲歩した。最大の焦点だった指揮権問題にめどが立ち、設置法案は今国会で成立する見通しとなった】 責任など取る必要もないマフィアの連中に任せるわけにはいかないのは当たり前です。塩崎自民党議員の言いがかりは、まさにためにするものだったということです。政争の具にしたということ。 ▶関電、脱原発提案に反対=株主総会の招集通知に明記 【関西電力は7日、筆頭株主の大阪市が提案した「脱原発」など28件の株主提案全てに反対する意見を明記した株主総会の招集通知を発送】 これらには、何を言っても無駄でしょう。これらの関心ごとは、カネ以外にありません。ということは、カネに関すること、料金の支払い等々のことで対抗していくことが一番ではないでしょうか。 【3市が求めている「再生可能エネルギーの飛躍的な導入」については「エネルギーセキュリティーや地球温暖化対策の観点から重要なエネルギーとして、引き続き開発・普及拡大に積極的に取り組む」とした】(毎日新聞)そうですが、ああそうですか、考えておきましょうということ以上のものではありません。「エネルギーセキュリティー」等と言って何か言って気になっているようですが、原発の危機管理もできない連中が言っても信用などできるわけがありません。 ▶<関西電力>3市の株主提案に反対 総会招集通知で表明 ▶東電値上げ:容認の声は一部 リストラ徹底を 公聴会 【経済産業省は7日、東京電力の家庭向け電気料金値上げに関する公聴会を東京・霞が関の同省で開いた。200人近い傍聴者が見守る中、応募した一般利用者10人が意見や疑問を表明。東電の値上げ申請を容認する声は一部にとどまり、人件費などのリストラを徹底すべきだとの指摘が相次いだ】とは、毎日新聞の記事。こういうことは、映像の方が状況がつかめていいです。西澤社長の振る舞い、カエルの顔に…というやつです。意に反していません。 ▶東電公聴会 値上げに利用者厳しい声 ▶美浜2号機の10年延長提示 保安院 【七月二十五日に運転開始から四十年を迎える関西電力美浜2号機(福井県)の運転延長問題で、経済産業省原子力安全・保安院は六日、十年間の運転延長を認める報告書案を専門家会合に示した。政府は運転期間(寿命)を原則四十年とすることを法案で明確に打ち出しており、それと矛盾する対応。この日は議論が終わらなかったが、近く正式に決める見通し】 ▶女川原発 作業用クレーン破損 【女川原子力発電所1号機で、原子炉の上に設置されている作業用のクレーンが壊れているのが見つかり、東北電力は去年3月の地震で破損した可能性があるとみて調べています】 【東北電力では、現場の状況などから、去年3月の地震で壊れた可能性があるとみて】いるそうです。 ▶飯舘村 避難区域見直し案了承 【飯舘村の村議会は、放射線量に応じて村内を3つの避難区域に見直す村の計画案を了承】 ▼寄せられた情報 ▶週刊現代に鹿児島での脱原発講演会での村田光平先生の基調講演を掲載 かごしま・脱原発実行委員会からの情報です。 【週刊現代6月16日号に、鹿児島で2月26日に脱原発講演会で基調講演を行った、あの村田光平先生の特集記事がなんと8ページの拡大記事で出ていました。あっぱれ週刊現代です】 https://www.facebook.com/dgjikouikagoshima?ref=tn_tnmn | ||