原発通信240号

原発通信原発は命の問題だ!

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更新 2013-01-07

「原発通信」は2013年1月からサイトURLが下記に変更になりました。
最新号は http://www.genpatsu-tsushin.com/2013/でどうぞ。

原発通信 240号 

2012/06/21発行

240-0621

鹿児島県知事選告示 向原祥隆さんの勝利を!
脱原発社会ののろしを鹿児島から!

【再稼働決定後、初の原発立地県での知事選。原発再稼働の是非を含むエネルギー政策が最大の争点】

時事通信 621()933分配信


東電、「最終報告書」で開き直り、俺たちに非はない。悪いのは菅と官邸だと!

 今朝の新聞(毎日新聞)の1面を見て、怒り心頭です! 東京電力が「最終報告書」を発表したというのです。中身はと言うと、同記事によると「官邸の介入が「無用の混乱を助長させた」と菅前内閣を批判したというのです。そして、自分たちの冷却操作不手際については非を認めず、すべてを想定外の津波と官邸のせいにし、冷却操作の習熟不足や対応の遅れについても「ノープロブレム」とばかりに「その後の対応には影響を与えなかった」と厚顔無恥にも開き直っているのです(下記)。

野田政権のデタラメさを暴き、「原子力規制委員会設置法案」改正案を撤回させよう!

 先週の6月15日に衆院で可決された「原子力規制委員会設置法案」ですが、本日寄せられた情報によると、「265ページに及ぶこの法案を、みんなの党が受け取ったのは、この日の午前10時であり、質問を考える時間も与えられなかったと」いう、まさにどさくさに紛れてのとんでもない内容だったということが明らかになりました。それに対し、「世界平和アピール七人委員会」の武者小路公秀氏、土山秀夫氏、大石芳野氏、池田香代子氏、小沼通二氏、池内了氏、辻井喬氏が緊急声明を発しています(下記)。

 それによると、この法案の中に、説明なく「我が国の安全保障に資する」という文言が加えられたといいます。寄せてくれた方も言うとおり、これは公然と核の軍事利用を宣言するものです。ベントを誰がするのだ、「菅リスク」だなんだかんだとそっちの方にだけ目が行かされている間に、とんでもない文言が入れられていました。

 そんなとんでもない法を、ただただ消費税増税案を通すことしか頭にない野田首相は、自民党・公明党案を丸のみにして消費税増税案と取引し、昨日(20日)、参院で民主・自民・公明3党などの賛成多数で成立してしまいました。

JAXA、軍事・防衛活動可能に

 もう一つ、この会期末(会期延長になりましたが)というどさくさに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の活動が「平和目的」に限定されていた規定を削除し、防衛利用を可能とする改正機構法が20日参院で可決、成立したとのことです。


▶「原子力の憲法」こっそり変更

東京新聞2012621 0704

【法案は衆院を通過するまで国会のホームページに掲載されておらず、国民の目に触れない形で、ほとんど議論もなく重大な変更が行われていた】

原子力規制委員会設置法案


▶原子力「軍事転用考えず」=藤村官房長官

時事通信 20120621 1221

「政府として軍事転用などという考えは一切持っていない」と藤村官房長官。そういえば、君が代日の丸法制化の時、当時の野中官房長官の言葉を思い出します。「強制化はない」と…、その後現在の大阪、東京都はじめどうなっているか…。


有事、原発からの撤退や汚染水の海への放流判断、規制委が決定する

▶「ベント判断規制委優先 原発事故対応 何が変わったか」

毎日新聞6月21日付総合面

 ベントだ、海水注入だとのことが取り沙汰されていますが、それも問題なのですが、この記事を読んで気になる点がありました。「原発からの撤退」と「汚染水の放流(記事では流出)」についての規制委員会の役割です。

 記事によると、事故が起き電力会社が原発からの撤退を検討したとき、撤退するかどうかは規制委が判断し、首相がその決定を覆すことができないということです。私たちの命を規制委が握るということです。そもそも、「総員撤退」となったときは、もうすべてジ・エンドということでしょう…。酷かもしれませんが、そこにかかわっている部隊はだめだとわかっても、そこで抑え込むことで多くの人々が助かるという判断をしなければならないことは十二分に想定できることです。その判断を一技術屋さんや専門家と称する者の判断でということ、私は納得できません。

 次は「汚染水の放流」です。フクシマでやったように、「低レベルの汚染水」を海に捨て、高濃度のものを貯めることができるようにあけるというものです。これも、タンクが満杯になってしまい、海に放流するという判断については、規制委の判断が優先するというのです。これとて、高度な政治的な判断が必要な問題だというのに、一技術屋さんや専門家と称する者の判断が優先というのです。

 言葉の件ですが、「汚染水の流出」だなどとは私はとても言えません。「流出」とは広辞苑第六版によると「流れて外に出る。流れ出す」こと。なんだか知らないが出てしまった、出ていったというニュアンスです。一方、「放流」といった場合、はっきりと行為の主体が出るのです。広辞苑第六版によると「放流」──せきとめた水を流すこと。「ダムを―する」とあります。こういう言葉づかいにも作為を感じます。

原子力規制委法成立:委員5人の人選、今後の焦点に

毎日新聞 20120620日 2130

【細野豪志原発事故担当相は記者団に「(規制委員は)事故の反省を踏まえた人でなければならない」と強調した】

【国家行政組織法3条に基づく規制委は環境省に設置。5人の合議制で、緊急時には委員長が単独でベントなどの命令権も持つ。原子炉の状況分析などの技術的・専門的な判断は規制委が行い、それ以外の分野では首相の指示権を残す】

細野原発「再稼働」大臣の言いぐさなど、もう誰も信用しないでしょう。


骨の髄まで腐っている東京電力

▶福島第1原発事故 「混乱助長」官邸を批判 東電が最終報告書

毎日新聞 20120621日 東京朝刊

【東電がまとめた最終報告書は、専門家も予測できなかった津波が原因と強調、自身の責任に踏み込まなかった。身内に甘い内容は社内調査の限界と責任逃れの姿勢を露呈】

【津波対策では、文部科学省や経済産業省原子力安全・保安院に現状を説明し、「今すぐ対策を実施するようにとの指示を受けていない」と、政府に責任転嫁】

【山崎雅男副社長は記者会見で「厳しい状況の中、できる限りやった」と、開き直りとも受け取れる弁明を繰り返し】【責任を十分見つめる姿勢なしに】と記者。


▶福島第1原発事故 東電最終報告書 政府批判に終始 自身は正当化「手順通りできた」

毎日新聞 20120621日 東京

「課題もあるが決められた手順でできた」と言っているそうですが、これってまさに「指示待ち人間」の典型です。「言われたことはちょっと足らなかったことがあったにしてもやったでしょ。文句ある」と言っている“困ったサン”と同レベルの言いぐさです。

「国に制約された」「官邸の許しが出るまで言うな」などとふてくされたように言っているようですが、そもそも原発事故とはどういうことかという想像力がなかったということではないでしょうか。その意味でも「原発をもつ資格なし」です。

 本紙同記事に、東電最終報告書骨子が掲載されていましたので下記に記します。

■東電最終報告書骨子

  1. 経済産業省原子力安全・保安院は巨大津波への対策を指示せず
  2. 情報を隠蔽(いんぺい)・改ざんした意図や事実はない
  3. 全面撤退を考えたことはない
  4. 主要設備に地震による損傷は確認されず
  5. 津波被害で原子炉の熱除去できず
  6. 官邸の介入が無用の混乱を助長させた
  7. 原子力災害への備えの想定が甘かった
  8. 想定を上回る津波が事故原因

とまあ、こんな具合らしいのです。
 1) 2) 4) 6) 8)は、人のせいや自然のせいにして俺たちに非はないということ。
 そして、3)では一生懸命だったと見せたいのでしょう。
 7) 8) では、そう開き直ってばかりいるとまずいから、ちょっと「反省しているよ」というポーズは示しておこうと。

 トンデモナイのは、5) です。「津波被害で原子炉の熱除去できず」だと! 沸かしすぎてしまったやかんを冷ませなかったかのような言い方。一事が万事です。このような「表現」でたいしたことはないのだと装っているのです。しかし、私たちは知っています。「原子炉の熱除去できず」爆発してしまったこと、そして大量の放射性物質をまき散らしたことを。


各紙の見出しを読み解く

■「官邸が、官邸が…」と東電、自己弁護ばかり

読売新聞 621()729分配信

さすがの読売新聞も見出しに【「官邸が、官邸が…」と東電、自己弁護ばかり】と付けなければならないほど言い訳ばかりだということです。

ちなみに、朝日新聞の1面見出しは

■東電、「想定外の津波」を強調 原発事故で最終報告

朝日新聞デジタル 2012621946

 そうでしょうね、で…、という当たり障りのない「優等生的」見出しです。さすが朝日新聞です。

共同通信配信は

■「東電社内事故調が報告書 「原因は想定外の津波」

共同通信 2012/06/20 17:36  

 “まじめ”です。

 で、産経新聞はと見てみると、

■社内事故調 最終報告 東電、自己弁護に終始

産経新聞 621()755分配信

 と、産経新聞ですら、東電の俺は悪くないという言い訳はヘンと思っているのです。

 では、旗印鮮明な東京新聞はと見ると、

■東電 責任逃れ記述多く 社内事故調が最終報告

東京新聞2012621 朝刊


「これでしらばっくれて逃げようとしている」

▶東電社内調査報告書:「内容甘い」…地元福島から批判

毎日新聞 20120620日 2243

【地元からは「内容が甘い」「まだ隠していることがあるのではないか」と】

【福島県原子力安全対策課の小山吉弘課長は「なぜ十分なものにできなかったのか、できる契機がなかったのかを検証すべきだ」と指摘】

正しいのですが、福島県としても、自分の問題として「検証」してほしいものです。

浪江町の馬場町長は「うそが書かれている」と。

「これでしらばっくれて逃げようとしているのが、ありありと分かる」と見ぬいています。


▶大飯原発の破砕帯、総点検を 渡辺教授(東洋大)が講演 

福井新聞(2012621日午前704分)

【渡辺教授が着目するのは、大飯2号機と3号機の間の地下を通る「F6」と呼ばれる破砕帯。岩盤と上部の地層が同様にずれた形跡があり、破砕面に粘土が付着している点から「典型的な活断層の構造だ」とし、国に地質の調査を求めた。調査に必要な期間については「数日で十分やれる」とも話した】

【これまでの国の審査体制について「委員会にいるのは活断層の専門外である地震・地質研究者のみで、変動地形学の研究者が加わってこなかった」と問題点を挙げた】


原子力ムラ 今日の「No problem!」

 今日の真打は、先にあげた「東電最終報告書」でしょう。何が起きても、あっても彼らはすべて「ノープロブレム!」 それ以外の4本。

▶美浜原発:保安院、10年間延長を正式了承

毎日新聞 20120620日 2206

【経済産業省原子力安全・保安院は20日、7月に運転開始40年となる関西電力美浜原発2号機(福井県美浜町、50万キロワット)について、10年間運転を延長することを正式に了承】

▶原子炉メーカー 日立に 官僚トップ 元経産次官 天下り

赤旗2012621()

原発新増設「計画」まとめた責任者、【望月晴文元経済産業事務次官(62)が、原子炉メーカーでもある日立製作所の鰍社外取締役に、22日の株主総会で就任】

▶東電役員8人、引責退任後「天下り」 グループ社などに

朝日新聞デジタル 2012621日(木)14:05

【27日に退任する東京電力の16人の常勤役員(取締役と監査役)のうち8人が、退任後にグループ企業や業界団体の役員に】

▶東電:事業報酬、引き続き議論へ…経産省・料金審査専門委

毎日新聞 20120620日 2314

【事業報酬は、発電所など固定資産評価額の一定比率を電力会社の報酬と見なし、電気料金の原価に計上するもの。借入金の利払い費や株主配当の原資などを確保し、経営を安定化させる目的がある。東電は今回、固定資産の3%に当たる2815億円(値上げ期間の3年間の年平均)を計上】

【委員などからは、東電の利益として電気料金の原価に計上される「事業報酬」の圧縮を求める声】

【消費者団体の代表者は「株主責任や貸手責任を明確に問わない限り、上乗せに反対」】

どこまで行っても「総括原価方式」手放さず、自分の儲けだけは死んでも離さないという“固い意志表明”です。カネに関してだけはその執着心見上げたもんです。


大飯原発:保安院が管理職級職員を追加派遣 発表遅れで

毎日新聞 20120621日 1149

【管理職級の職員を現地に追加派遣するなど「特別な監視体制」を強化】だそうです。この想像力のなさ、“脱帽もの”です。問題が何かわかっていないということです。

八戸沖マダラからセシウム検出

東奥日報電子版2012620()

【県内漁協に所属する漁船が八戸市沖で漁獲し、八戸港に水揚げしたマダラから、国の新基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える1キログラム当たり116ベクレルの放射性セシウムが検出】

先日は、福島第一原発に近い相馬市沖でも量が「解禁」と報じられていましたが。


▼寄せられた情報

世界平和アピール7人委員会が緊急声明

▶原子力基本法の基本方針に「安全保障に資する」と加える改正案の撤回を求める

世界平和アピール七人委員会

武者小路公秀 土山秀夫 大石芳野 池田香代子 小沼通二 池内了 辻井喬

6月15日に衆議院を可決・通過した「原子力規制委員会設置法案」の第一条に、「我が国の安全保障に資する」という文言が加えられています。これは公然と核の軍事利用を宣言するものです。

これまで日本の原発事業は曲がりなりにも「平和利用」の体裁を保ってきました。それは日本の原子力行政の根幹を定める「原子力基本法」において、特に平和利用に目的を限定する趣旨を明記してあるためで、自民党やタカ派の論客が「核武装」をいくら叫ぼうとも、法的にはありえないこととして認識されてきた経緯があります。ところが今回、その法的根拠である「原子力基本法」をも、その下位に位置づけられるべき個別法で(ついでに)改正(「基本法」2条に2<安保条項>を追加)してしまい、原子力行政の根本を変えてしまうというめちゃくちゃなやり方を押し通そうとしています。

どさくさに紛れて、政府は核の軍事転用の法整備をしようとしています。こんなことを許してはいけません!もはや反原発の闘いは、政府打倒闘争と一体のものとして闘われなければなりません!

『辛坊治郎メールマガジン』より抜粋

▶電力会社に頼らない電気を探そう!

 この原稿を書くにあたって、各電力会社の電気代を調べたところ、気が付いちゃったんです。全国の電力会社の中で、例の菅総理大臣が止めた浜岡にしか原発の無い中部電力は、他に比べてもともと原発比率が低かったんです。これに対して、福井県にアホ程作った原発に頼り切っていた関西電力は、実に50%を超える電力を東日本大震災前には原発に頼っていました。

 経産省はかねてから日本で原発を推進する最大の理由として、その「コストの安さ」をあげていました。となると、「圧倒的に」原発比率の高い関西電力の電気代は、原発比率の低い中部電力よりも「圧倒的に」安くなくてはいけません。だってそうでしょう。電気代は総括原価方式で決まるんですから、原価の安い原発に頼っている電力会社ほど電気代が安いのは当然です。さあ、どうでしょうか?計算してみましょう。

まず基本料金ですが、確かにこれは圧倒的に関西電力が安いです。全国で一番安い中国電力の319円に次ぐ、320円。私、亀岡の山中に荒れ放題になっている山小屋を持っています。年に一度行くかどうかですが、行った時に電気が無いと不便なので基本契約を継続しているんですが、その理由は、一月の電気代が、全く電気を使わないと320円だけで済むからです。こりゃ安い。これに対して、原発比率の少ない中部電力の基本料金は1092円です。これは東京電力と同じで、一番高い北海道電力の1302円から数えて同順位4番目です。この基本料金の数字だけ見ると、「住んでいる場所によって、電気代って違うのね」と思われた人も多いでしょう。

 でもね、ここからが問題です。関西電力は120キロワットまでの電気代が、1キロワットあたり19.05円であるのに対して、中部電力は17.05円です。さらに120キロワットから300キロワットまでの電気代は、関西電力が24.21円であるのに、中部電力は21.09円と格安です。標準家庭の一か月の電力使用量は300キロワットくらいですが、さあ、トータルいくらになるか計算してみましょう。

関西電力は
320円+19.05円×120キロワット+24.21円×180キロワット=6933.8円

 中部電力は
1092円+17.05円×120キロワット+21.09円×180キロワット=6934.2円です。

 

 なんと、小数点以下を四捨五入すると、6934円で全く同じじゃないですか!?

 つまりね、あくまでも「原価を計算して電気代を決めています」というポーズをとるために、あるいは「カルテルだ」って言われないために、各電力会社で電気料金の体系に違いを作っていますが、一般家庭が支払う電気代は、日本国中どこに住んでもほとんど同じなんです。つまり「総括原価方式」自体が神話、というより、電力会社と経済産業省が作り出したフィクションで、本当は、「おいしい」役人の天下り先である電力会社と経済産業省がグルになって共存共栄を図る為に、しっかりと儲かる全国一律の電気料金にしているという事なんです。よく、「原発のおかげで、安定、安価な電気が得られている」って言いますよね。だったら、原発比率の大きい関西の電力料金は安くなくちゃおかしいじゃないですか?我々は、実は、とんでもなく大きな嘘の中で毎日生活しているんだって事が、電気料金一つから透けて見えます。皆さん、こりゃあ、よほどの眼力と覚悟が無いと、この国の既得権益とは勝負出来ないですね。いかん。これに気が付いた私は、消されるかも知れない。

 皆さん、今後私に女性や金がらみのスキャンダルが発覚したら、それは間違いなく電力会社と経産省の陰謀です。しっかりと覚えておいてください。


▼トンデモナイ話

昨日、このコーナーで橋下のことを報告しましたが、ずいぶん殊勝なと思ったのですが、さすが橋下です。甘かったです。

橋下「閣議決定が『地位から排除すれば足りる』というなら、忠実に従う。(政府は)バカですね」

▶<橋下市長>政治活動の職員、懲戒免職に

毎日新聞 620()2159分配信

【大阪市の橋下徹市長は20日、市職員の政治活動を勤務時間内外を問わず規制強化する条例案について、条例で禁じた政治活動をした職員を原則、懲戒免職とする規定を盛り込む方針を決めた。橋下市長は当初、懲役2年以下などの罰則を検討していたが、政府が「違法」との見解を示したため、見直しを表明していた。総務省によると、自治体が政治活動を理由に職員を懲戒免職にした例はほとんどない。市が条例に基づいて免職にした場合、処分の妥当性が問題になる可能性もある】

【橋下市長は20日、「閣議決定が『地位から排除すれば足りる』というなら、忠実に従う。(政府は)バカですね。政治活動については原則、懲戒免職にして、ばんばん排除していく」と述べ、7月の臨時議会で「懲戒免職」規定を盛り込んだ条例案を提出する方針を示した】

▶熱血!与良政談:自分の選挙が第一?=与良正男

毎日新聞 20120620日 1341

【有権者はとっくに見抜いているだろう。そして、民主党議員の多くは「国民の生活が第一」ではなく、自分が次の選挙でいかに生き残るか、つまり「自分の選挙」「自分の生活」が「第一」だと考えているのではないかと疑っているはずだ。今の政治不信の根っこはそこにある】

ということで、【「自分の選挙」「自分の生活」が「第一」だと考えている】政治屋さんが使う言葉と「解説」すると――

【政治屋用語辞典】

選挙:ある人間を高給な議員という職業につかせるために行われるテストのこと、または政治屋の就活のこと。選挙人を「主権者」などとおだて、あなたたちのためにという幻想を振りまき、無給で動員することができる。それをもって、政治に参加していると思わせる仕掛けのこと。選挙後、主客が入れ替わる。往々にして、選挙人は選挙後裏切られる運命にある。しかし、好都合なことに数年もたつと忘れてくれる。

議員任期:都合が悪いことがあっても忘れさせるための期間のこと。4年程度あれば忘れてくれる。議員の証しとしてバッジが支給される。議員でいる間は、「先生」と呼ばれ、高給が受け取れる。また、陳情と称して選挙人たちが頭を下げに来る。

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2013年は正念場。ともに脱原発までたたかおう!

【応援リンク】
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昨日の面会は「NHK青年の主張」だったのか!

政府の「討論型世論調査(DP)」では半数が「原発ゼロ」と

「収束宣言」が出ても何も変わらない。自宅に帰ること諦めました

米NRCが原発の認可手続きを停止

オリンピックだ、史上最多のメダル獲得だなどと浮かれている間にとんでもない「合意」が

永田町の新作喜劇『近い将来』……フクシマは何も変わっていないのに

東電公開映像/規制委員会人事/ドイツ通信19

東電テレビ会議公開映像から見えるもの──アンゼンダからタイヘンダに!

東京電力、テレビ会議映像を公開

仙谷、言うに事欠いて再稼働に反対する人々を「論理の飛躍がある」だと!

原子力規制委員会よりも、原子力ムラ規制・監視・解体委員会の設置を!

マスコミ人──反省するヒト、「前から知っていた」かのように装うヒト、さまざま。

7月

米倉経団連会長、野田首相といっしょに退場してください

7.29脱原発国会大包囲行動 20万の市民が国会を包囲

<原発推進秘密会議>司会役がメール削除 隠滅の疑い

海水で腐蝕し、活断層上で揺れる原発

イチローのほうがそんなに重要か NHKニュースウォッチ9

政府事故調、報告書を提出

再稼働反対抗議行動全国に波及

不都合な事実は見ないことに。そしてここでも山下俊一が登場

「いじめは卑怯だ」と野田首相。でも、今のあなたにはそれをいう資格はありません

志賀、大飯、敦賀の下に活断層! 志賀原発 活断層なら廃炉!

脱原発集会に17万人が参加 この力で再稼働阻止!すべての原発を廃炉へ!

警視庁、歩道のみに規制、鉄柵で囲む。世界の笑いもの

野田首相を、Give up ! と言うまで追い込もう!

「社員のプライバシー保護の対策を取ったうえで公開」

おおい町・時岡町長、クラゲに自然の脅威を感じる!

鹿児島県知事選、向原さん20万票取るも勝利逃す

再び万余の市民が首相官邸前を埋め尽くし、再稼働反対を訴える

国会事故調報告書についての各紙報道

国会事故調、報告書を国会へ提出。WEBでも公表

資本は自らの墓掘り人をつくり出す──次をどう描くか

要はコストがかさむからということなのでしょう。運転する資格なし!

首相官邸前の道路を埋め尽くす20万の市民!

6月

「後始末もできないのに再稼働だなんて」そして、警報鳴り止まない大飯原発

6.22報道ステーションで古舘伊知郎の突っ込みに寺島実郎タジタジ

町長だけに謝罪すればいいのか! しかも非公開で

政府事故調、「菅氏誤解」というのだけれど なぜ伝えられなかったのかが問題なのでは?

「ハーメルンの笛吹き男」か橋下大阪市長、また吠える

「再稼働反対!」「命を守れ!」と首相官邸前に4万5千人が集結

「中途半端な教養は、無教養よりたちが悪い」──ピーサレフ

東電、「最終報告書」で開き直り。「俺たちに非はない。悪いのは菅と官邸」

本通信、発信し始めて今日で1年がたちました

大飯原発再稼働などをめぐる「トンデモ発言知事一覧」

なにが「関西の生活と産業の安定に資するため」だ

テレビが伝えない不都合な真実。6.15首相官邸前抗議行動

この国にはいったい何を学んできたのか

ならば野田首相・西川福井県知事を「原発安全確認無限責任者」に!

野田首相、原発再稼働は「人類に対する犯罪」です

精神論で語っているのは野田首相本人!

今夕、首相官邸前へ! 抗議の声を挙げよう!

再稼働 抗議のダイイン 官邸前、福島の女性ら

大飯原発、地表ずれる可能性 専門家「早急に現地調査を」

「再稼働慎重に」と民主党の117人が署名し、野田に提出

今日から都議会。石原の演説30分を傍聴してきました

「原発」都民投票 げんぱつYES/NO パレード、800名で

またバレてしまいました。5日の会議も開くことできません

<橋下市長>大飯再稼働容認で“敗北宣言”

5月

野田首相の「私の責任」ってなんだ!

「人質」を置き、官邸と「もしもし~」とやりあえれば、安全? 

国会事故調、菅前首相を叩いて、得するのは誰だ

広がる「被災者格差」。そして破壊されるコミュニティー

妄想の世界に生きる原子力マフィアたち

政策決定の透明性=「見える化」こそ最重要

核燃サイクル「秘密会議」暴露される

原発都民投票条例制定 民主部会、賛成の方針

今度は燃料コストがかかるから再稼働だと

家庭だけが節電すればよいのか

国会事故調、東電・武黒一郎フェローの奇妙な動き

み~んなウソだった! これで「集団自殺」はなくなった?

関電、再稼働したいのは電力が足らないからではないと

沖縄返還40年/ドイツ通信第15回/寄稿「住民投票と日本型ファシズムの戦い」

大飯原発再稼働をおおいまち議会が容認

「チェルノブイリのこの現状が26年後の福島ではないと誰が言い切れようか」

東京電力が提出した「総合特別事業計画」に対する3紙の評価

福井県原子力安全専門委員会、こんなものなら必要なのでしょうか

3.11前と同じメンバーでやっているということ自体が信じられません

42年ぶりに稼働原発のないときを迎えて

瀬戸内寂聴さん、「このままの日本を若者に渡せない」と

保安院:「原子力の専門能力も広報も不十分」ネットで反省

4月

班目センセイ、今ごろ言われても……。だから「デタラメ」などと言われるのです

昨年の6月から出し始めて本号で200号です

そもそも地震国に原発は無理

原発・停電恫喝と生活習慣病

「この1年間で積み重ねてきた対策と知見」?

電気事業法では廃止でも、原子炉等規制法では今も「稼働中」

・法的には、とっくにオシャカになったものを追認しただけ
・ドイツ通信11

「確信がないし、責任も取りたくない」から、「証拠は残さない」ということ

原発再稼働5人組の頭=仙谷は何を勘違いしているのか

再稼働の政府「黒幕」は仙谷由人だ!

北朝鮮ミサイルに振り回されたのではなく、振り回した日本政府

環太平洋、地震活動が活発。日本近海も無関係ではない

大飯原発──大阪府・市、再稼働8条件先送り

大丈夫と言っているのは、電力会社と原発大臣4人衆だけ

「テストに不合格なものを商品化することを私は許さない」

再稼働へ「突進」する野田政権

安全基準にまで「暫定」

「東大話法」オンパレードです!

1日遅れの「April Fool」。「日立はすべてを、地球のために」だそうです

3月

「3月11日の、あのね。」見てきました

東電という会社、何を思いあがっているのでしょう

ようやく春になりましたが……

汚染水、また海に流出、ストロンチウムも

<泊原発>5月5日停止へ 現在唯一稼働

繰り返します。原発問題は「二項対立」ではありません

幕(再稼働)は開くのか、いつ…

「安全」しか出ないサイコロでたぶらかしてきた

3月24日「再稼働を許さない さようなら原発1000万人アクション」集会とパレード

「お金が入るのならもらって、死ぬ前にいい生活がしたい」にどう応えるか

唯我独尊、傲慢それらすべてを動員しても足らない、東電会長・勝俣恒久

岸和田のお調子者・田中知東大教授へ、だんじり曳いても原発曳くな!

瓦礫処理、環境省吊り広告の怪? 空中線量が同じだから大丈夫?

要はこの世の中カネといってしまうと身もふたもない話だったということ

3.11行動 日比谷公園に1万人 国会を人の鎖で囲む!

沢田研二さん、脱原発に賛成

東北をダシにしていませんか?

“スルー”される大熊町

「政治家がダメでも官僚がしっかりしている」はずじゃなかった?2月

2月

3.11は日比谷公園中門に!

毎時、何十トンもの水、どこへ?

公文書に対する日米のポリシーや哲学の違いに愕然

アメリカ原子力規制委員会の議事録が語る原発事故の10日間

吉岡斉さんの講演録から(2)

原発稼働の住民投票、31万人署名提出…東京

吉岡斉さんの西南学院大学での講演録入手

橋下大阪市長と大阪自治労問題を考える

原発ムラの人たちの言い訳集

福島第一直下で地震も いわきと地下構造類似

東電の想定外とJAXAの想定外の事故を想定しての危機管理

2号機温度計、90度超える=東電「再臨界ない」

東京湾海底20センチ超の泥からセシウム 近畿大調査

「溶けた燃料がどこにあるか分かっていない」からこういうこと起こるんだ

5日、温度上昇、再臨界か確かめる??

【原発の不都合な真実】原発は温暖化対策に役立たない

40年超「再稼働ありえない」 敦賀、美浜の2基対象=細野担当相

橋下大阪市長の核武装発言

1月

<IAEA>安全評価審査は妥当…原発再稼働可否判断に道筋

原発住民投票 意思表示へ扉を開こう

組織として安全を目ざすために重視されるべき事項

【国民投票無力化へ】の動きが

「シカタガナイ」という「呪文」

福島第一で起きたこと

議事録がない!?

ストレス審査にOKを出した男たち

非常用電源未接続問題、東電に緊急性の認識なし

再稼働をしないとこうなるぞという恫喝

阪神大震災から今日で17年がたちました

「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」

元旦の地震でタンク水位急下

正月に福島でセシウムの降下量が増加したわけ

住民投票請求署名 大阪市、法定数大幅に超える

六ケ所村の核燃再処理工場、再開へ準備

3.11以降、日本(世界)は変わったか

今年は脱原発社会に舵を切れるか

04年に、安井正也が直接処分試算廃棄命令