原発通信270号

原発通信原発は命の問題だ!

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更新 2013-01-07

「原発通信」は2013年1月からサイトURLが下記に変更になりました。
最新号は http://www.genpatsu-tsushin.com/2013/でどうぞ。

原発通信 270号 

2012/08/01発行

270-0801 8.3金曜官邸前行動

マスコミ人──反省するヒト、「前から知っていた」かのように装うヒト、さまざま。

 この春から毎週くりかえされている首相官邸前での原発再稼働反対抗議行動です。6月22日の首相官邸前道路を占拠するまでに膨らんだ抗議行動。それによってようよう新聞各紙、テレビが報道するようになってきました。これにようやく目が覚めたのか、何人かの国会議員官邸前の歩道に来て挨拶をしていたが、大きく変わったのは確かに鳩山由紀夫氏の登場からです。そして、7.29国会前には、なんと亀井静香などまで登場するまでになりました。

 それまで抗議行動を報じなかったことに対して、マスコミ人らが少しずつ発言するようになってきています。毎日新聞7月28日付週刊テレビ評で金平茂紀氏が自戒を込めてこう言っています。

【僕自身も取材で何度か現場に足を運んだが、自戒を込めて言うのだが、当初マスメディアはこの動きに対して実に鈍感な反応しか見せていなかった。僕の記憶では、テレビでは「報道ステーション」が6月22日に放送した「ツイッターで広がるうねり」というミニ特集が、官邸前の動きを最初に詳報したのではなかったか】【新聞を含めて明らかに既存のメディアは後れを取っていた】【国会記者会館のソファで昼寝していた記者がいたとしたら記者失格だ。もちろんメディアによっては、大衆行動が大嫌いなところもある。数万人の人が官邸前で声を上げても「所詮はああいう人たちのデモでしょ」と訳知りに言う記者もいるだろう】

【坂本龍一を「今時のおしゃれな文化人」などとやゆしたり、日本赤軍や三島由紀夫を引き合いに出して「今のデモはまさにべ平連式だ」などと的外れな攻撃をしているザマをみると、ウォールストリート占拠行動や「アラブの春」を体を張って報じていた海外の仲間たちに説明もできない。恥ずかしくて】

 と結んでいます。「いたとしたら」「いるだろう」と“控えめに”言っていますが、たぶん事実で、読売新聞と産経新聞のことでしょう。

 また、毎日新聞の三浦耕平記者は7月28日付「つながる」というコラムで「マスコミ批判に反省」という一文を書いています。彼は3.11前まで東電の担当で、当時は原発を推進すべきとの立場だったが、3.11後、「限られた価値観のなかで形成された原発安全神話に依拠した昔の自分を振り切るためにも、ツイッターで広がるデモにはこれからも足を運び続けたい」と、いみじくも東電で「感電」してしまったと告白し自己批判しています。さらには決意まで示しています。

 もちろん、後に引用する「発信箱:42年後に=滝野隆浩(社会部)」のようなどことなく頓珍漢な人もいますが。

 これも毎日新聞7月30日付夕刊「近時片々」です。【新しいかたちのデモが表す深層の変化が、表層の争いに日々暮らす「政界」には見えない】と、自分のことは棚に上げてです。日々の表層の争い=政界しか目にはいらなかった自分たち=マスコミの捉えかえしの姿勢がまったくありません。そんなことをも今回、多くの人々が「気づいて」しまったのだということなど、さらにわからないでしょうね。


▶原発の呪縛・日本よ! 社会学者・大澤真幸さん

毎日新聞 2012年07月27日 東京夕刊

 大澤さんがここで言いたいこと、「無意識」と向き合おうは、本文を読んでいただくとして、その「前段」を。

【福島第1原発事故を知った時の直感を聞くと、「自分も含め日本の学者たちの反応は鈍かった」と率直に語る。昨年3月12日に思想家、柄谷行人さんが主催する現代思想の定例会のエピソードを紹介してくれた。「予定通りの発表、飲み会の中で、なぜか原発は話題になりませんでした。ネットのニュースで1号機の爆発を知っていたんですが、誰も原発について深く話さなかった。自分自身、こんなに大きなことになると気づかなかった」】

【大澤さんは自分を含めた学者の鈍さにばつの悪さが残った。底にあったのは共犯者意識だ】

 と、言います。似たような経験は私もあります。「レベル7」という史上最悪の事態が進行しているというのに、なぜか「原発(事故)の話」を忌避するような場の空気。あれはなんだろうと。なぜか話題にしてはならないような重苦しい(?)、タブーとでもいうのか、そう、口に出して言うことが憚れるような空気が漂っているのです。なぜ…。それが確かに、6.22以降、吹っ切れたように話題にすることができるようになっています。なぜ…。

▶脱原発:金曜デモ呼びかけ関係者と菅前首相らが意見交換

毎日新聞 2012年07月31日 21時09分

【菅直人前首相ら脱原発を目指す国会議員は31日、首相官邸前で毎週金曜日に行われている原発再稼働への抗議行動を呼びかけた市民ネットワーク「首都圏反原発連合」の関係者らと国会内で意見交換した。菅氏は30日に野田佳彦首相と電話で話したことを明らかにし「野田首相は『会って話を聞くことはやぶさかではない』と言ってくれた」と述べた】

 しかし、問題は次です。

【また、菅氏によると、首相に今春、「国民の憤りの対象になっている」と伝えると、首相は「え、そんなことになっているの」と驚いたという】

 野田首相、「え、そんなことになっているの」と驚いたのは、この春といいます。しかし、再稼働を決めたのは6月8日です。そんなになっているのを“知っていて”「私の責任で再起動」させたのです。

▶発信箱:42年後に=滝野隆浩(社会部)

毎日新聞 2012年08月01日 00時40分

【手づくりのプラカードには環境、教育など原発以外のテーマも目立った。みんな自分の問題なのだ。もちろん根っこには、見えない放射線によって自分も子も孫までもヤバいという皮膚感覚がある。遠くの「平和」を案じて怒りを爆発させるのではなく、運動は続けなくてはという意思も。だから怒りは、暴走はしない。

 「福島のあとに沈黙をしていることは野蛮だ」。坂本さんは最後に、表明した。まず英語で言ったのは、ネットで世界に流れることを意識してのことか。参加者もそれぞれ、何万何十万のメッセージを発信していっただろう。それは広く長くゆっくりと、共有されていく】

 優等生的「レポート」、それ以上でもそれ以下でもありません。そう、で、あなたは? と問うのは無理か。しかし、「環境、教育など原発以外のテーマも目立った」とは、何を考えているのでしょうか。原発問題の根源的問いを全く理解していないということです。まして、「環境」は原発以外のテーマだと思う神経がどうかしています。

▶原発反対デモを積極的に報じぬ新聞 ドラマチックさないから

週刊ポスト2012年8月10日号2012.07.30 16:00

【こうした抗議行動やデモをどう扱うかは、実は新聞の立ち位置が如実に表れる。現場の記者よりもデスクや部長、あるいはもっと上の幹部の意向が反映されるからだ。現場の記者が問題意識を持って記事を書こうと思っても、実際に紙面に載るかどうかは普通の記事以上に幹部の判断がモノを言う】

【何度繰り返されても同じだから、見たままを描写するスケッチ報道にとどまるなら、ニュース価値は小さくなる。そこから一歩踏み込んで書こうと思えば、必然的に社会的背景や主張の中身、参加者の気持ちなどに深く切り込んでいかなければならない】

【鳩山登場はいつもと同じ抗議行動に目新しさと政治性を付け加えた】

【朝日新聞は7月21日付から社会面で「街頭へ」というワッペンを貼り付けて抗議行動の連載記事を始めた。朝日は本気で反原発に舵を切ったのだろうか。少なくとも現場の記者は「やる気になった」と思いたい】

 と、まあ、新聞は、目新しさを追う習性があるから、目新しさがないとだめだと。


原子力規制委員会よりも、原子力ムラ規制・監視・解体委員会の設置を!

▶規制委候補4人に原子力マネー 経歴調査資料で判明

東京新聞2012年7月31日 21時51分

【委員長候補の田中俊一・前原子力委員会委員長代理は2011年度に原稿料や講演料として、原子力の啓発活動などを行う日本原子力文化振興財団から20万円、放射線関連商社、日本原子力産業協会から受け取っていた】

【委員候補の更田豊志・日本原子力研究開発機構副部門長、中村佳代子・日本アイソトープ協会主査、島崎邦彦・地震予知連絡会会長の3人も振興財団から講演料を得ていた】

 これで公平な中立的な判断ができると…。そう思う方が変です。「一宿一飯の恩義」という言葉があります。「ごっつぁんです」といって懐に入れるだけの人であれば、それでおしまい。以後、「お付き合い」はないのです。まあ、やる方が「お恵み」という気持ちからであればですが、そんなところ、今の時代ないでしょう。何せ「費用対効果」を限りなく追求することを是とする世の中なのですから。

▶原子力規制委:人事案「再考を」…超党派の国会議員の会

毎日新聞 2012年07月31日 21時08分

【超党派の国会議員で構成する「原発ゼロの会」は31日、国会内で記者会見し、政府が国会に提案した原子力規制委員会の同意人事案について「『利用と規制の分離』『原子力ムラとの決別』をうたった規制委設置法の趣旨を大きく逸脱している」として、再検討を求める声明を発表した。……「ゼロの会」は民主、自民、公明など8党の議員10人が世話人を務める。声明は、規制委員長候補の田中俊一・高度情報科学技術研究機構顧問について「電力事業者との『秘密会議』が常態化していたと指摘される原子力委員会の委員長代理だった」と指摘。原子力委員会のあり方についての総括▽委員長候補と秘密会議の関与▽委員候補を含め、過去の発言に対する見解など人選に関する政府の考え方──の3点について、説明責任を果たすよう求めた】

▶<原子力規制委>委員長候補の田中氏が所信 衆院議運聴取

毎日新聞 8月1日(水)11時32分配信

【衆院議院運営委員会は1日午前、政府が国会に提示した原子力規制委員会の同意人事案で初代委員長候補の田中俊一・高度情報科学技術研究機構顧問(67)から所信を聴取した。田中氏は原発の再稼働について「新たな調査の結果、活断層による影響があるとの判断になれば、運転の停止を求めるべきだ」と述べ、再稼働した関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)を含め規制を厳格に適用していく考えを示した】

 ということは、それまで、自分も含めてやってきたことはいい加減だったと。だから「反省」したと。でも、だれも信用などしていないということです。それに、まったく当たり前以上のことは言っていませんから。

▶原子力規制委人事めぐり激論!

脱原発デモ主催者と超党派の議員の初会合を徹底リポート(1)

東京経済 12/07/31 | 21:06

【会合は円卓の片側半分に「首都圏反原発連合」のメンバー12名、もう半分に菅直人前首相など脱原発派の国会議員13名が対面する形】

【辻元清美・衆院議員のように「専門家が必要というが、専門家がこれまで判断を下し事故を起こしてきた。原子力の専門家ではなく、社会的な総合判断ができる人物が必要ではないか」と同調する姿勢もあったが、参加した議員の多くは「民主党の中でも人選をめぐって激烈な議論が交わされている。明日(8月1日)に予定されている運営委員会に田中氏を招致し、脱原発への考え方を聞いたうえで判断する」(福山哲郎・参院議員)などとして明言を避けた】


▶討論型世論調査:電力会社関係者を排除せず 無作為抽出で

毎日新聞 2012年08月01日 04時38分

【これまでの意見聴取会では、複数の電力会社の社員が参加して意見表明したことに批判が集中し、発言者からはずす措置をとったが、今回は無作為抽出で選ぶことなどから、問題ないと判断した】

【出席者には電力会社関係者が含まれる可能性があるが、世論調査は対象を無作為で選ぶため、組織ぐるみの参加はあり得ない】で、原子力マフィアの回し者たちが出てくるのは、何度も言っていますが、彼らしかいないからなのです。

▶東京電力:震災直後のビデオ 1カ月間の公開期間を決定

毎日新聞 2012年07月31日 20時44分

【東京電力は31日、東日本大震災直後に撮影された社内ビデオ会議の映像について、公開期間を8月6日から約1か月間にすると発表した。東電は報道陣の閲覧期間を6日からの5日間に限定していたが、枝野幸男経済産業相の改善指示を受け再度検討した。閲覧用のパソコンの台数も40台から60台に増やす】

 冗談ではありません。私たち一般市民から徴収しているカネ(90%も)で動かし、これだけのことをしでかしたのですから、全国民、いや世界中の人も含め何があったのかを「知る権利」というものがあります。

▶録画・録音禁止が条件=事故後のテレビ会議映像公開―東電

時事通信 7月31日(火)23時7分配信

【東京電力は31日の定例記者会見で、福島第1原発事故後に東電本社などで対応に当たった幹部らを映したテレビ会議映像について、報道関係者向けに公開する際には、録画・録音は禁止するなどとした条件を提示した。同意しない場合は、公開しないとしている。……東電は会見で、映像の録画・録音、撮影などの禁止のほか、役員らを除き、社員の個人名なども報道しないよう要求した。……一方、枝野幸男経済産業相の指示を受け、これまで5日間としてきた公開期間は8月6日から9月7日までの約1カ月間に延長。報道関係者の望む映像があれば、社員の顔にぼかしなどを入れた上、後日提供するとした。……報道規制に当たるとして、批判の声が上がったが、東電は会見を打ち切った】

 こんなことするのは、まさにやましい点があるからです。 

▶原発:オフサイトセンター 5~30キロ圏内に設置へ

毎日新聞 2012年07月31日 20時09分

【経済産業省原子力安全・保安院は31日の専門家会合で、原発事故時の対策拠点施設「オフサイトセンター」について、原発から5~30キロ圏内に置くことを原則とする設置要件をまとめた。対象の全国16か所のうち、4か所は5キロ圏内にあるため、移転を迫られる】

 つまり、原発は危なくてしょうがないから、もっと離れたところにオフサイトセンターをつくるということです。「死んだ人いない」と言った中部電力の人、カネがもったいない、放射能なんて大丈夫だからと反対しないのでしょうかね。

▶東海第2原発:運転差し止めなど求め提訴 市民266人

毎日新聞 2012年07月31日 19時28分

【茨城県東海村の日本原子力発電東海第2原発(定期検査中)を巡り「東京電力福島第1原発と同様の重大事故の危険性がある」として31日、村民を含む10都県の266人が国と原電を相手に、運転差し止めなどを求めて水戸地裁に提訴】

▶<東電国有化>2兆円規模の国民負担が生じる懸念も

毎日新聞 8月1日(水)0時6分配信

【政府は31日、原子力損害賠償支援機構を通じて東京電力に1兆円の公的資金を投入し、50.11%の議決権を取得して実質国有化を完了した。東電の経営破綻を回避し、福島第1原発事故の賠償や、電力安定供給に支障がないようにすることが目的だ。政府はリストラなどで黒字転換させた後、1兆円の公的資本を回収する方針だが、再建が暗礁に乗り上げた場合、機構が立て替えている1兆円余りの賠償資金すら回収できず、2兆円規模の国民負担が生じる懸念もある】

 「だから原発再稼働だ」と言ってくるでしょう。

▶キャンプ場の作業優先を=森林除染で方針案―環境省

時事通信 7月31日(火)21時50分配信

【環境省は31日、東京電力福島第1原発事故で放射性物質に汚染された森林の除染方針案をまとめた。住宅地周辺以外の優先地域として、子どもが利用するキャンプ場やフィールドアスレチックなどを例示した。専門家らの意見を踏まえ、8月にも方針を決定する】

 これらもマフィアの餌食になるでしょう。

▶2012年知事選:飯田さん「原発」追い風も、出馬表明遅れ響く──記者座談会/山口

毎日新聞 2012年07月31日 地方版

【飯田さんがもう1週間前に出馬表明していたら結果は変わっていたかもしれない】

【安倍晋三元首相の選挙区の下関市は、山本さんと飯田さんの得票割合が4対3。「下関で圧勝」という自民のもくろみは打ち砕かれたのでは。下関でさえ保守が盤石とは言えないように思う】


▶長崎原爆の日:今年も「脱原発」踏み込まず 長崎市が平和宣言骨子発表

毎日新聞 2012年07月31日 西部夕刊

【東日本大震災についても言及するが昨年同様、「脱原発」には踏み込まず、エネルギー政策の転換を呼びかける】

▶<広島原爆の日>エネ政策の確立要求 平和宣言の骨子発表

毎日新聞 8月1日(水)12時1分配信

【広島市の松井一実市長(59)は1日、原爆の日(6日)の平和記念式典で読み上げる「平和宣言」の骨子を発表した。東京電力福島第1原発事故で国民的議論が進んでいることを評価し、市民の暮らしと安全を守るエネルギー政策の確立を政府に求める。「脱原発」の是非には今年も直接言及しない】


▼原子力ムラ 今日の「No problem!」

▶五所川原市:ねぷた山車から「原発マネー財団」看板撤去

毎日新聞 2012年07月31日 02時54分

【財団が寄付金を原資に助成する同県五所川原市の伝統行事「立佞武多(たちねぷた)」の山車から、財団の名を記した看板が撤去されたことが30日分かった。東京電力福島第1原発事故を受け「原発マネー」で祭りをすることに批判が多数寄せられ、イメージダウンを恐れた市が取り外した】

 ここも、ホリエモンが言った世界です。「金で買えないものはない」と。

▶電事連・日本原燃:11年度、13億7000万円寄付

祭りもアートも寄付頼み 25市町村132事業助成/青森

毎日新聞 2012年06月01日 地方版

【財団法人「むつ小川原地域・産業振興財団」(青森市)が11年度、電気事業連合会と日本原燃から13億7000万円の寄付を受けたことが31日、明らかになった。前年度より5億円増え、毎年寄付を受け始めた94年度以降では過去最多となる。原子力施設立地で国から受け取る電源三法交付金も11年度、大幅に増えたことが毎日新聞のアンケートで発覚しており、交付金に加え寄付の増額も判明したことで、福島第1原発の事故後も「原子力マネー」に依存する体質が浮き彫りになった】

【助成を受けた主な事業は、通常枠で立佞武多(たちねぷた)開催費補助(五所川原市、2300万円)や田んぼアート展望所建設(田舎館村、2590万円)。拡充・充実枠では、情報処理機器整備(青森市、2,000万円)やひばり野公園サッカー場人工芝生化(五戸町、3,500万円)など。人材育成から火葬場の改修まで助成対象は広範にわたり、通常枠で412万~7650万円、拡充・充実枠で100万~3700万円が各市町村に配分された】

▶暴力団が除染講習会に潜り込み資格取得 儲かる除染作業参入

NEWS ポストセブン 7月31日(火)16時6分配信

【大飯原発が再稼働したものの、まだ多くの原発が停止したままだ。しかし、原子力ムラは一向に困らない。なぜなら、原発が停止しても、新たに「除染」利権が誕生したからだ。……昨年9月、内閣府は日本原子力研究開発機構に「避難区域等における除染実証業務」を約119億円で丸投げした。同機構は、高速増殖炉もんじゅや青森県六ヶ所村における核融合の研究開発にあたる組織で、「原子力ムラ」の中核と言っていい。発注は、「除染作業に知識と経験がある」という理由からだが、結局、機構もゼネコンを中核とするJVに丸投げ。「除染実証業務」の3地区を受注したのは原子炉建屋などの実績順に、鹿島(24基)、大林(11基)、大成(10基)の3社JVだった。……暴力団系手配業者が原発に作業員を送り込んでいるのは周知の事実だったが、被災して事業を投げ出した土建業者の組合員資格を買い取った暴力団系業者が、談合でやすやすと工事を受注。また、彼らは満員盛況の「除染講習会」に潜り込み、資格を取って除染作業に入り込んでいる】

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2013年は正念場。ともに脱原発までたたかおう!

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12月

「脱原発工学」の構築をと吉岡斉さん、ヤンキー政党と化した自民党と喝破する斎藤環さん

米原子力空母乗員が、東電に損害賠償請求で提訴

茂木経産相、エージェントぶりをさっそく発揮

「僕は泣いちっち」が問いかけるもの/ドイツ通信24

東電常務、汚染水は海に「戻したい」

規制委調査団、活断層と断定 東北電力東通原発

虎視眈々と狙っている、原子力マフィア・マフィアの代貸や舎弟たち

さあ、来週からは“真打ち”登場です

小出裕章さんの生き方と、東京電力サラリーマン的生き方

早速始まった、原発ゼロ政策見直し策動

安倍晋三と橋下徹は、この国をどこへ引っ張っていこうとしているのか

青森 東通原発で断層の現地調査開始

「科学的根拠を示す」のは、自分たちだろう!

敦賀原発の下に活断層と判定

敦賀原発、廃炉決定か!/投稿:今井一批判/自民改憲案批判

「みんなで決めよう『原発』国民投票」事務局長今井一氏に問う

笹子トンネル天井崩落と「無常」、そして原発

今回の総選挙は、「何を学び、どう生きていこうとするのか」を問う選挙

11月

過去の失敗も認めて抱き締める愛しさが愛国心だ/ドイツ通信22号/自民党憲法改正草案の問題点

些細なことどころか、「脱原発」は大きな争点となってきた!

橋下は、第三極の頭ではなく、「第五列」だ!

放射能拡散は「価値観」で予測するものなのか

総選挙を前に、「政党」の離合集散があわただしい

「機械と火」ではなく「生命と水」に育まれた社会へ

自分だけは大人ぶった、仙谷由人センセイ

流言飛語を振りまくデタラメ男と暴走老人

「人々は首都の官庁街に何万人規模で集まってよいことを知った」

目方で測れるのなら苦労はしない

電力など123社、安全審査で新機関

「安全規制に必要な知識が必要だが、残念ながら今(規制委には)それはない」

そう、原発は「小異」ではありません。

敦賀原発 月内にも断層調査

10万人が霞が関一体、東電前、Jパワー前などで抗議行動

今度は火事の備えができていないそうです

原発問題は政策選択の問題ではない

原子力ムラ・原子力マフィア代貸の“トンデモ集”

福島県立医大による甲状腺検査問題

「大勢の人に囲まれ、冷静に判断できない」と岡田篤正・立命館大教授

柏崎刈羽原発:燃料集合体部品変形 規制委が改善命令検討

10月

「計算条件の設定などは、規制庁がJNESに指示」した。だから丸投げではない?

「規制される立場にある電力会社からの指摘で誤りが判明」

英原発会社:買収へ、日立と東芝が名乗り

東京のガレキ焼却灰、多摩・日の出の処分場に

「活断層の定義の拡大を検討」と「原子力災害対策指針案」

その後の人生の道を選択させたものはなんなのか──島薗進さんのこと

原発の安全基準を検討するメンバー決まる

「科学者なら誰でも気づくと思うが、40年廃炉ルールの根拠はあまりない」

“極楽とんぼ”を集めて地球環境フォーラムを開いた朝日新聞

夢より希望を──性差、そしてヒトの歴史から脱原発社会を考える

大間原発:函館市長、建設凍結の要請書

10/12-13連続行動参加報告/ジャック・アタリのフクシマ論

10.13日比谷野音「さようなら原発集会」行動提起

「東大話法」の使い手はいま

他者を思うこと、他者に共感すること そして原発を考える

10.5金曜抗議行動(国会正門前)報告/ドイツ通信第21回

福島健康調査検討委「秘密会議」続報!

安倍の「深刻に反省」は選挙向けパフォーマンス/ドイツ通信第20回

今度は福島県健康調査で「秘密会議」

「2030年代に原発ゼロにすると決めたわけではない」

「今、福島では放射能の話はできない」

9月

原子力マフィア、「再稼働」

原発事故:防災対策、30キロ圏に拡大…規制委が了承

「強い日本」「日本を取り戻す」──気分先行型政治の危険性

平智之衆院議員インタビューに注目

住民に心臓病など深刻な健康被害・チェルノブイリのいま

『カネだけが人生を充足させるわけではない』──さて、どなたの言葉でしょう?

30年代原発ゼロはたんなる「目標」?

もう「科学の話」でも「エネルギーの話」でもない

「2030年代の原発ゼロ」──閣議決定見送りに

「2030年代の原発ゼロ」──でも、原発はつくります?

9.14首相官邸前、霞が関抗議行動

「維新の会」の熱狂が意味するもの

早速やってくれました、伸晃クン。

学術会議、核廃棄物処理白紙見直しを提言

相次ぐ「不祥事」と「意味なき」労働が問うもの

霞が関一体で繰り広げられる反・脱原発、原子力規制委人事案反対行動

再稼働不要裏付け 今夏消費5~11%減

全国40都道府県82か所で抗議行動

何が問われているのか。そして「何をなすべきか」

原爆を不要としたように、原発も不要と確信したのです

再稼働反対を言うことは「まぎれもない現実論」

8月

原発訴訟、安全性本格審査を 最高裁研究会で改革論

「潜水艦のようにつくってあるから大丈夫」……もうアニメの世界です

これからの社会のグランドデザインをどう描くのか

何が起きたか、何が起きているかを知ること

原子力規制委:田中氏など委員5人、閣議決定

昨日の面会は「NHK青年の主張」だったのか!

政府の「討論型世論調査(DP)」では半数が「原発ゼロ」と

「収束宣言」が出ても何も変わらない。自宅に帰ること諦めました

米NRCが原発の認可手続きを停止

オリンピックだ、史上最多のメダル獲得だなどと浮かれている間にとんでもない「合意」が

永田町の新作喜劇『近い将来』……フクシマは何も変わっていないのに

東電公開映像/規制委員会人事/ドイツ通信19

東電テレビ会議公開映像から見えるもの──アンゼンダからタイヘンダに!

東京電力、テレビ会議映像を公開

仙谷、言うに事欠いて再稼働に反対する人々を「論理の飛躍がある」だと!

原子力規制委員会よりも、原子力ムラ規制・監視・解体委員会の設置を!

マスコミ人──反省するヒト、「前から知っていた」かのように装うヒト、さまざま。

7月

米倉経団連会長、野田首相といっしょに退場してください

7.29脱原発国会大包囲行動 20万の市民が国会を包囲

<原発推進秘密会議>司会役がメール削除 隠滅の疑い

海水で腐蝕し、活断層上で揺れる原発

イチローのほうがそんなに重要か NHKニュースウォッチ9

政府事故調、報告書を提出

再稼働反対抗議行動全国に波及

不都合な事実は見ないことに。そしてここでも山下俊一が登場

「いじめは卑怯だ」と野田首相。でも、今のあなたにはそれをいう資格はありません

志賀、大飯、敦賀の下に活断層! 志賀原発 活断層なら廃炉!

脱原発集会に17万人が参加 この力で再稼働阻止!すべての原発を廃炉へ!

警視庁、歩道のみに規制、鉄柵で囲む。世界の笑いもの

野田首相を、Give up ! と言うまで追い込もう!

「社員のプライバシー保護の対策を取ったうえで公開」

おおい町・時岡町長、クラゲに自然の脅威を感じる!

鹿児島県知事選、向原さん20万票取るも勝利逃す

再び万余の市民が首相官邸前を埋め尽くし、再稼働反対を訴える

国会事故調報告書についての各紙報道

国会事故調、報告書を国会へ提出。WEBでも公表

資本は自らの墓掘り人をつくり出す──次をどう描くか

要はコストがかさむからということなのでしょう。運転する資格なし!

首相官邸前の道路を埋め尽くす20万の市民!

6月

「後始末もできないのに再稼働だなんて」そして、警報鳴り止まない大飯原発

6.22報道ステーションで古舘伊知郎の突っ込みに寺島実郎タジタジ

町長だけに謝罪すればいいのか! しかも非公開で

政府事故調、「菅氏誤解」というのだけれど なぜ伝えられなかったのかが問題なのでは?

「ハーメルンの笛吹き男」か橋下大阪市長、また吠える

「再稼働反対!」「命を守れ!」と首相官邸前に4万5千人が集結

「中途半端な教養は、無教養よりたちが悪い」──ピーサレフ

東電、「最終報告書」で開き直り。「俺たちに非はない。悪いのは菅と官邸」

本通信、発信し始めて今日で1年がたちました

大飯原発再稼働などをめぐる「トンデモ発言知事一覧」

なにが「関西の生活と産業の安定に資するため」だ

テレビが伝えない不都合な真実。6.15首相官邸前抗議行動

この国にはいったい何を学んできたのか

ならば野田首相・西川福井県知事を「原発安全確認無限責任者」に!

野田首相、原発再稼働は「人類に対する犯罪」です

精神論で語っているのは野田首相本人!

今夕、首相官邸前へ! 抗議の声を挙げよう!

再稼働 抗議のダイイン 官邸前、福島の女性ら

大飯原発、地表ずれる可能性 専門家「早急に現地調査を」

「再稼働慎重に」と民主党の117人が署名し、野田に提出

今日から都議会。石原の演説30分を傍聴してきました

「原発」都民投票 げんぱつYES/NO パレード、800名で

またバレてしまいました。5日の会議も開くことできません

<橋下市長>大飯再稼働容認で“敗北宣言”

5月

野田首相の「私の責任」ってなんだ!

「人質」を置き、官邸と「もしもし~」とやりあえれば、安全? 

国会事故調、菅前首相を叩いて、得するのは誰だ

広がる「被災者格差」。そして破壊されるコミュニティー

妄想の世界に生きる原子力マフィアたち

政策決定の透明性=「見える化」こそ最重要

核燃サイクル「秘密会議」暴露される

原発都民投票条例制定 民主部会、賛成の方針

今度は燃料コストがかかるから再稼働だと

家庭だけが節電すればよいのか

国会事故調、東電・武黒一郎フェローの奇妙な動き

み~んなウソだった! これで「集団自殺」はなくなった?

関電、再稼働したいのは電力が足らないからではないと

沖縄返還40年/ドイツ通信第15回/寄稿「住民投票と日本型ファシズムの戦い」

大飯原発再稼働をおおいまち議会が容認

「チェルノブイリのこの現状が26年後の福島ではないと誰が言い切れようか」

東京電力が提出した「総合特別事業計画」に対する3紙の評価

福井県原子力安全専門委員会、こんなものなら必要なのでしょうか

3.11前と同じメンバーでやっているということ自体が信じられません

42年ぶりに稼働原発のないときを迎えて

瀬戸内寂聴さん、「このままの日本を若者に渡せない」と

保安院:「原子力の専門能力も広報も不十分」ネットで反省

4月

班目センセイ、今ごろ言われても……。だから「デタラメ」などと言われるのです

昨年の6月から出し始めて本号で200号です

そもそも地震国に原発は無理

原発・停電恫喝と生活習慣病

「この1年間で積み重ねてきた対策と知見」?

電気事業法では廃止でも、原子炉等規制法では今も「稼働中」

・法的には、とっくにオシャカになったものを追認しただけ
・ドイツ通信11

「確信がないし、責任も取りたくない」から、「証拠は残さない」ということ

原発再稼働5人組の頭=仙谷は何を勘違いしているのか

再稼働の政府「黒幕」は仙谷由人だ!

北朝鮮ミサイルに振り回されたのではなく、振り回した日本政府

環太平洋、地震活動が活発。日本近海も無関係ではない

大飯原発──大阪府・市、再稼働8条件先送り

大丈夫と言っているのは、電力会社と原発大臣4人衆だけ

「テストに不合格なものを商品化することを私は許さない」

再稼働へ「突進」する野田政権

安全基準にまで「暫定」

「東大話法」オンパレードです!

1日遅れの「April Fool」。「日立はすべてを、地球のために」だそうです

3月

「3月11日の、あのね。」見てきました

東電という会社、何を思いあがっているのでしょう

ようやく春になりましたが……

汚染水、また海に流出、ストロンチウムも

<泊原発>5月5日停止へ 現在唯一稼働

繰り返します。原発問題は「二項対立」ではありません

幕(再稼働)は開くのか、いつ…

「安全」しか出ないサイコロでたぶらかしてきた

3月24日「再稼働を許さない さようなら原発1000万人アクション」集会とパレード

「お金が入るのならもらって、死ぬ前にいい生活がしたい」にどう応えるか

唯我独尊、傲慢それらすべてを動員しても足らない、東電会長・勝俣恒久

岸和田のお調子者・田中知東大教授へ、だんじり曳いても原発曳くな!

瓦礫処理、環境省吊り広告の怪? 空中線量が同じだから大丈夫?

要はこの世の中カネといってしまうと身もふたもない話だったということ

3.11行動 日比谷公園に1万人 国会を人の鎖で囲む!

沢田研二さん、脱原発に賛成

東北をダシにしていませんか?

“スルー”される大熊町

「政治家がダメでも官僚がしっかりしている」はずじゃなかった?2月

2月

3.11は日比谷公園中門に!

毎時、何十トンもの水、どこへ?

公文書に対する日米のポリシーや哲学の違いに愕然

アメリカ原子力規制委員会の議事録が語る原発事故の10日間

吉岡斉さんの講演録から(2)

原発稼働の住民投票、31万人署名提出…東京

吉岡斉さんの西南学院大学での講演録入手

橋下大阪市長と大阪自治労問題を考える

原発ムラの人たちの言い訳集

福島第一直下で地震も いわきと地下構造類似

東電の想定外とJAXAの想定外の事故を想定しての危機管理

2号機温度計、90度超える=東電「再臨界ない」

東京湾海底20センチ超の泥からセシウム 近畿大調査

「溶けた燃料がどこにあるか分かっていない」からこういうこと起こるんだ

5日、温度上昇、再臨界か確かめる??

【原発の不都合な真実】原発は温暖化対策に役立たない

40年超「再稼働ありえない」 敦賀、美浜の2基対象=細野担当相

橋下大阪市長の核武装発言

1月

<IAEA>安全評価審査は妥当…原発再稼働可否判断に道筋

原発住民投票 意思表示へ扉を開こう

組織として安全を目ざすために重視されるべき事項

【国民投票無力化へ】の動きが

「シカタガナイ」という「呪文」

福島第一で起きたこと

議事録がない!?

ストレス審査にOKを出した男たち

非常用電源未接続問題、東電に緊急性の認識なし

再稼働をしないとこうなるぞという恫喝

阪神大震災から今日で17年がたちました

「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」

元旦の地震でタンク水位急下

正月に福島でセシウムの降下量が増加したわけ

住民投票請求署名 大阪市、法定数大幅に超える

六ケ所村の核燃再処理工場、再開へ準備

3.11以降、日本(世界)は変わったか

今年は脱原発社会に舵を切れるか

04年に、安井正也が直接処分試算廃棄命令