原発通信275号

原発通信原発は命の問題だ!

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更新 2013-01-07

「原発通信」は2013年1月からサイトURLが下記に変更になりました。
最新号は http://www.genpatsu-tsushin.com/2013/でどうぞ。

原発通信 275号 

2012/08/08発行

275-0808 8.10金曜官邸前行動

東電・松本本部長代理、み~んな「見直す予定はない」のでしょうね

先日「公開」された事故発生当時のテレビ会議を録画した映像公開で、公開の仕方等をめぐって余りの東電の「身勝手な」やり方に異論が噴出しています。そのことに対して、【東電の松本純一原子力・立地本部長代理は同日の記者会見で「今のところ公開の方式を見直す予定はない。テレビ会議の映像が公共財かは判断しかねる」と述べた】そうです。あれだけ「レベル7」という史上最大の原発事故を引き起こしておきながら、「公共財」も何もないだろうに。

公開されたものだけを見ても、早期にメルトダウンを認識しておきながら、燃料が露出するまではまだ時間があるだの、圧力容器は損傷していないだのと嘘八百を並べ立てていたことについても「見直す予定なない」のでしょうね。しかし、この御仁、タフというか、面の皮が厚いというか、厚顔無恥というか、見上げたもんです。もうかれこれ1年半、シラッとした顔で会見できるのですから。まあ、新潟中越沖地震の時からだそうですから、筋金入りもいいところなのでしょう。

デタラメな、あまりにデタラメな……「存在に耐えられない軽さ」

原子力ムラ=マフィアの連中を居座らせる気でいる野田政権。原子力規制委員会設置法によれば、そもそも原子力の精錬、加工、貯蔵、再処理に係る個人や法人の従業者は委員になれないとのことです(東京新聞下記)。今回の人事がまかり通るのなら、と東京新聞は福島社民党首の言を引いて書いています。【社民党の福島瑞穂党首によれば、政府は「委員就任前に辞任していれば問題ない、との理屈で人事を強行するつもり」なのだそうだ。それなら福島事故を起こした東京電力の前会長だって委員長になれてしまう。デタラメが過ぎる】と。

野田首相は、事あるごとに「重く受け止める」といいますが、これほど軽い言葉はないでしょう。インフレです。たんに「受け止める」といっているだけであり、ではどうするということは言っていません。受け止める=聞くだけなら猿にだってできる(?)のです。

原子力ムラの人間は、いかに言おうとも、みんなデタラメで、ウソつきで、自分の保身しか考えていない連中だということを、日本の多くの人々は知ってしまったのです。

▶東電の会議映像、公開制限を批判──枝野経産相

毎日新聞 2012年08月08日 東京朝刊

【枝野幸男経済産業相は7日の閣議後の記者会見で、東京電力福島第1原発事故発生直後から社内のテレビ会議を録画した映像を、東電が「社内資料」を理由に全面公開していないことについて「社内資料だから公共物にならないという論理はおかしい。社内文書でも公共物であることはあり得る」と批判】

▶実際に150時間見ている野村元委員が公開映像を解説

前々号で、「ワタナベ先生はだれ?」と書いてしまいましたが、私の聞き間違いで、班目センセイでした。

●野村元国会事故調委員の話(抜粋)

 やはり東京電力は、自分たちが見せたい部分を選んで、今回は編集したというふうに感じられるわけです。

 やはり、はっきり言ってですね、こういったような事態が起こるってことを、十分想定していなかったということが表れていると思うんですね。

 今回は、実は「ベントを優先させる」というふうに現場は決めていたわけなんです。ところが、ここからずいぶん離れた官邸の方におられた班目委員長が、別な考え方を示していたわけですね。

「SR弁というところを開いて、そして、そこに注水する」ということを、ま、強く言っていたわけです。

 ところが、現場の方は、「それをやると急激に燃料棒がむき出しになってしまう危険性がある」ということを、実は東電の本店に対して警告を発しているんですね。ですから、この「班目委員長の指示は従えない」というふうに言っているわけなんです。

ところが、東電本店はそのことに対して、官邸にしっかりとその事情を伝えることなくですね、逆に、「官邸の指示に従え」というふうに指示を出してしまっているわけですね。

 本来やるべき指揮命令系統が逆流してしまっているという状態を表しているわけなんです。やはりこれは、官邸の方が、ちょっと余計な指示を出しているという面もあるんですけれども、わたしどもの事故調査委員会の報告書では、むしろ、この東電の本店が、しっかりとした対応をしていなかったというふうに結論づけているわけなんですよね。

 班目委員長の指示に従ってくださいというふうに命じてしまったというところに、本店のだらしなさっていうのが表れているんじゃないかなというふうに思っています。

http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2199.html

東電テレビ会議映像 「建屋にヘリで穴を開ける」などのやりとりも

FNNニュース 08/08 01:05

東電テレビ会議映像 原子炉冷却のための決死隊提案など明らかに
FNNニュース 08/07 18:33


▶株主=国民を無視した東電テレビ会議映像「不完全公開」のあくどさ

日刊ゲンダイ201287 掲載

【視聴のために提供した本店1階会議室には、監視カメラまで設置する念の入れようである。入試か何かと勘違いしているらしい。……入室時には事前登録した名前も厳しくチェックされた。映像を見られたのは、机の上に置かれた65台の専用パソコンだけ。座席はあらかじめ決められていた。
<居心地悪い暑くて小さい部屋>

 しかも、映像ファイルは6分割されたもので小さくて見えづらく、音声も聞き取りにくい。ひっきりなしに「ピー音」が入るからチンプンカンプンだ。カメラやICレコーダーは持ち込み不可で、やりとりをノートやパソコンに記録するのも骨が折れた。

「とにかく隠したいという気持ちでいっぱいなのでしょう。クーラーの効きが悪い暑くて小さな部屋にギュウギュウ詰めされたのも、居心地を悪くして集中力を鈍らせ、長居させないためじゃないか」(ある民放記者)】

【「映像は昨年3月11~15日の150時間分。そのうち100時間分は事故を免れた福島第2原発で録画された音声ナシの映像だ。しかも、東電によると、映像・音声処理した場面は1700カ所あるというから、ふざけている」

【一部非公開は当たり前』との立場を崩していないが、それで許されるのは民間企業の場合です。今や1兆円もの公的資金を投入された国有会社。東電の株主は国民なのです。その国民が全面公開を求めているのに平然と突っぱねるなんて勘違いも甚だしい】


▶原子力ムラ復活は論外だ

東京新聞201288

【政府が新たに発足させる原子力規制委員会の委員長候補になった田中俊一氏は前原子力委員会委員長代理で、元日本原子力研究開発機構の特別顧問である委員候補の更田豊志氏は同じ機構の副部門長、もう一人の中村佳代子氏は日本アイソトープ協会主査。二人とも現役バリバリの原子力ムラ住人である。

原子力規制委員会設置法によれば、そもそも原子力の精錬、加工、貯蔵、再処理に係る個人や法人の従業者は委員になれない。現役の両氏が不適格なのは明々白々ではないか】

▶原発ゼロの会:超党派の国会議員75人が入会

毎日新聞 2012年08月07日 19時59分

【超党派の国会議員で作る「原発ゼロの会」は7日、初の総会を国会内で開いた。世話人の8等10人を含め、同日までに「原発ゼロを政治的公約とし、実現に全力を挙げる」との趣旨に賛同した衆院56人、参院19人の計75人が入会した。党派別の人数は、民主22▽自民2▽生活14▽公明1▽共産14▽社民7▽みんな4▽きづな5▽新党日本1▽無所属5】

▶原発ゼロの象徴にクラゲ=大飯再稼働で「抗議」-超党派

時事(2012/08/07-18:59)

【メンバーが選挙公約に掲げる原発依存度ゼロを示すマークにクラゲを採用すると発表した。クラゲは先月、関西電力大飯原発3号機(福井県おおい町)がフル稼働する直前に取水口近くの海に大量発生。世話人の阿部知子氏(社民)は「まるで自然界の抗議のように出力上昇を妨害した」】とのことからだそうです。

 くれぐれもクラゲのようにつかみどころがないようなものにならないことを祈っています。原発依存度ゼロになるまで頑張ってください。願わくは、議席の方もゼロにならないことを…。


▶野田首相:原発抗議デモメンバーとの面会延期

毎日新聞 2012年08月07日 19時53分

自民党には解散を確約しろと詰め寄られ、「中小の野党」(石原自民党幹事長の言)からは不信任案・問責決議案が提出され、もともと関心のない原発どころではないということでしょう。しかし、石原幹事長、「野田首相が決断」だのと、分かったようなこと言っていますが、要は、自分たちにも打つ手はなく、「人任せ」ということを言っていることと同義です。

野田首相、1年ぽっきりでいい、その間に「決断する政治をするのだ(韻を踏んでいるのではありません)」と…。いや違うでしょう、状況を読み違えたということでしょう。状況認識から間違っていたのですから、結論は間違っているにきまっています。

▶首相、原発ゼロ検討指示 世論を意識 形だけ?

東京新聞2012年8月7日 朝刊

【野田佳彦首相は六日午後、枝野幸男経済産業相や細野豪志環境相、古川元久国家戦略担当相を官邸に呼び、「将来原発ゼロにした場合の課題を整理し、どうすれば克服できるかを検討してほしい」と指示した。脱原発を求める世論の高まりを無視できなくなった表れだ。しかし、首相が脱原発に強い決意を示したことはなく、形だけの検証作業で終わったり、結論がまとまっても「やはりゼロにはできない」と釈明する際のアリバイに悪用される可能がある】

【だが、式典でのあいさつでは「脱原発依存の基本方針の下、中長期的に国民が安心できるエネルギー構成の確立を目指す」と述べたのみ。昨年の式典で、菅直人首相(当時)が「原発に依存しない社会を目指す」と宣言したのに比べれば、脱原発の意欲は明らかに低下した】

▶ひろしま忌:「すべての原発 止まるまで…」 灯籠流し、平和願う──丸木美術館で/埼玉

毎日新聞 2012年08月07日 地方版

【同館の小寺隆幸理事長は集いの中で、市民の募金協力で復活させた太陽光発電装置(13・5キロワット)が3日に発電を始め、館内の電力をまかなえることになったと報告。「すべての原発が止まるまで行動していきたい」と語った】


▶社説:風力発電 潜在力もっと生かそう

毎日新聞 2012年08月08日 02時30分

石油ショックが起きた1970年代、それまで中東の石油に頼り、エネルギーの自給率は1.5%しかなかったデンマークは、これを機に再生可能エネルギーへとシフトし、風力発電等を積極的に取り入れ、2003年には自給率118%までにもなっているという話です。そして、2050年までには全発電量を再生可能エネルギーにするとまで言っています。それに比べ、昨日の本通信で報告しましたが、経産省は反省するどころか、1年もたったのでほとぼりも冷めたかと高をくくってウラン採掘に関する予算を再登場させ、代わりに再生エネルギー関係の予算を削るという暴挙に出ています。

デンマーク、2050年までに全発電を再生可能エネルギーに

▶バイオマス:間伐材で大規模発電 岡山・真庭

毎日新聞 2012年08月08日 02時44分

【岡山県真庭市は、立木を間引く際にできる間伐材を燃料にした国内最大のバイオマス(生物由来の資源)発電所建設に乗り出す。官民共同で出資して発電会社を設立し、市内の一般世帯数を上回る2万戸を賄える電力(出力1万キロワット)を発電する】


トンチンカンな毎日新聞 二人の専門編集委員

 何が専門なのか存じませんが、トンチンカンなことだけは確かです。毎日新聞のコラムをもって書いている人何人かいるのですが、まあいろいろなことを書いています。ノー天気にプロ野球のことばかり書いている人もいれば、八つ当たりする人、自分の知識をひけらかす人、潮田道夫ではないが、たしかに【「毎日新聞関係」は滅茶苦茶に、意見の幅が広いのが特徴です】。あまりのくだらなさに購読やめようかと思う時があります。抗議の電話をすれば、駄々っ子のような若い子が出て、駄々をこねるし、この会社の社員教育はどうなっているのか。教育(問題)の毎日新聞などといわれていたのはもうと~おい昔のことです。

▶牧太郎の大きな声では言えないが…:「新聞はうそつき」の汚名

毎日新聞 2012年08月07日 東京夕刊

首相官邸前での抗議行動に、マスコミ批判のプラカードを多数見受けられることが気になるのでしょう。【確かに、今、新聞に「信頼」が問われている】と。そして、読売新聞と元巨人軍の球団代表の泥仕合、報道するに値するものかと問い、告発者と「取材源の秘匿」を俎上にあげます。

 そして、【新聞はうそつき!とは思わない。反原発デモが「新聞はうそつき」と思うとすれば、我々が記者発表、リークをうのみにして報道しているからだろう】と「反省」を見せています。しかしです、ならば、そのことをこそ「大きな声で」こそ言わなければならないのです。読んでいて、「気分」はわかるのですが、で、何を言いたいのと。【「真実」を明かすためには取材協力者がいる。その取材源を最後まで秘匿する。覚悟がいる】ということをか。原子力マフィア内の「通報者」を守り、取材源を最後まで秘匿して、彼らのデタラメさを暴いてくれるのでしょうね、牧さん。期待していますよ。

▶水説:原発ゼロが世論か=潮田道夫

毎日新聞 2012年08月08日 東京朝刊

【日本の選択としてそれがベストだと信じているならそれもよい。だが、「世論」が反原発に傾いているとみて、それにおもねっての「ゼロ」であるらしい。世論の尊重と迎合を混同している】

といっています。先日紹介した田勢と同様です。

 どうも首相官邸前で「再稼働反対」と叫んでいる人たちが目障りのようです。あまつさえ、「すごい熱気」で、「世論の尊重と迎合を混同している」といいたいのでしょう。お金に換算してしか世の中をみれないようです。本号に掲載したドイツ通信をきちんと読んでいただきたいと思うのですが。

最後は開き直りです。【原発をゼロにできるならそれが一番よい。そのための判断の手がかりを政府資料に探し、国会中継も聞いてみる。だが、およそものの役に立つ数字や説明が、すぐ分かる形でそこにない。民意を聴取するための第一歩ができていない】と。

 ならば、お主がそのための「手がかり」とやらを提示してみたらどうです。それこそマスコミとしての使命でもあるでしょうと思うのですが、自分の頭で考察することはないようです。

 この人どういう人かと思ってネットで検索したら、彼のツイッター潮田道夫@mushiodaが出てきました。それによると、

 【毎日新聞関係」は滅茶苦茶に、意見の幅が広いのが特徴です】

  ですって。確かに。お主みたいな人も、斎藤某という“変な”八つ当たり的な人も飯を食わしてくれるところですから。原発と隕石の落下の確率とをいっしょに論じることができる頭脳をお持ちのようです。TPP賛成、開国派を自認している人でもあります。


▼原子力ムラ 今日の「No problem!」

▶敦賀原発内部資料、日本原電社員が飲食店で紛失

2012年7月27日16時57分 読売新聞

 先月のことですが、酒飲んでなくしたそうです。こんなところを見ても、資格なしです。


第19回 自然エネルギーとコミュニケーション

先日、地域のエネルギー転換にメディア側から関与している知人と話す機会がありました。ちょうど、通りがけに一人の男性が話しに加わって、細かなことが聞けました。この飛び入りの男性ですが、地域の自然エネルギー運動に最初から関わってきたメンバーで、日本の原発開発の経過と現状を話したら、「ドイツも同じようなものだよ」と、別に驚くことなく実にサラッと話すのです。電力会社が学校で原発推進のキャンペーンを張るのは日本に限らないと。ドイツでは、直接企業が学校に出向いてキャンペーンを行えないですから、ドサッと教材を先生方に渡していきます。それはコンパクトにでき上がった教材ですから使用するには便利で、先生方も別に悪気なく使えるようになっていたそうです。

他方で、それに対抗して新しい自然エネルギーを開発していくのは、一人の反乱から始まったといいます。電力会社の独占力が強いですから、いろんなところで壁にぶち当たっていきますが、志を同じくするメンバーを増やしていくことによって、地域からエネルギーの中央独占に反撃を開始し今日に至っています。「ここまで来るのに、30年以上かかったことになる」と。

しかし、ドイツ政府が脱原発を宣言しても、企業は独占権益を手放すわけはないですから、これからもまだまだ反発が予想されると、興奮するでもなく冷静に話してくれました。実際に政府決定以降、脱原発は遅々として進んでいません。「予想外に」(この言葉、ドイツでも!)経費が高くつくというのが理由ですが、彼の冷静さは、「俺達の流儀で事を進めていく」ことに自信を持っているからでしょう。こうした印象は、設備を見て回ってどこでも感じられたものです。

ポイントになるのは、「協同組合」の設立です。ドイツ語ではGenossenschaftの用語が使用されていますから、このように訳しても間違いはないでしょう。

全ドイツで現在、約700の協同組合が作られています。地域のエネルギー自給を目指す市民の組合といっていいでしょう。それに市の電力会社と市町村自治体の三者による共同事業が発足します。自治体の法定資本参加率は50%と決められ、他の半分がこうして住民の協同組合、地方銀行、あるいは地元企業の参加によって立ち上げられていきます。

ある町の例ですが、自治体50%、市の電力会社20%、協同組合30%となっています。この比率は、もちろん地域の条件によって異なってきますが、根本的な目的は、1.地域への密着性(地域アイデンティティ)と、2.投資金が、投資された地域に留まること、3.収益は地域と住民に還元されること、の三点を指摘できるでしょう。地域の経済復興と振興が、第一義に考慮されています。

この場合、市民参加と自己決定の原則が、すなわち、本当の民主主義が実現されないと運用は不可能になってきます。しかし、以上の構造をよくよく観察すれば、そればかりではないのが見て取れます。地域住民、そして自治体、企業三者間のコミュニケーションの重要性が見えてきます。ここで納得のいくまで議論がされていく軌跡が読み取れます。むしろそういうコミュニケーションの形成が、新しいエネルギー開発の推進力になっているように思われるのです。

ソーラーを設備しても、隣人からは変な目で見られたというのが、当初のありようだったそうです。それが広がっていくには、こうした人たちとの共同の取り組みが必要とされます。先の男性の言葉の強さも、このコミュニケーションに支えられたものであるように思えるのです。そういう意味でも、脱原発-新エネルギーへの転換は、決して単なる経済・技術問題ではないように思います。

技術面から考えれば、ソーラー、風力発電はテクノギー・イノヴェーションの一つですが、それに止まることなく、そこからの新しい社会的な地域(全国)コミュニケーションの可能性が考えられます。家庭と家庭、家庭と自治体を結ぶコミュニケーション手段の新しい開発も考えられる、というのはメディアの知人です。

日本に限らず資本主義国、そしてアラブの産油国、非産油国、旧共産主義諸国で経済の専制的な独占をガッチリ握っているのは、ガス、石油、そしてテレコムの企業です。そこに中央集権と汚職贈賄が発生しています。その一部は既に打倒されました。自然エネルギーは、こうした中央独占支配との闘争になりますが、それに変わりうる対抗的なコミュニケーションが形成されるかどうかが、未来社会のポイントになるように思われるのです。話を聞いていて、そんな印象を受けたものです。

「ここまで来るのに30年以上かかった」ドイツの経験を踏まえれば、日本での時間はまだまだ短縮されるのではないかと思います。

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2013年は正念場。ともに脱原発までたたかおう!

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12月

「脱原発工学」の構築をと吉岡斉さん、ヤンキー政党と化した自民党と喝破する斎藤環さん

米原子力空母乗員が、東電に損害賠償請求で提訴

茂木経産相、エージェントぶりをさっそく発揮

「僕は泣いちっち」が問いかけるもの/ドイツ通信24

東電常務、汚染水は海に「戻したい」

規制委調査団、活断層と断定 東北電力東通原発

虎視眈々と狙っている、原子力マフィア・マフィアの代貸や舎弟たち

さあ、来週からは“真打ち”登場です

小出裕章さんの生き方と、東京電力サラリーマン的生き方

早速始まった、原発ゼロ政策見直し策動

安倍晋三と橋下徹は、この国をどこへ引っ張っていこうとしているのか

青森 東通原発で断層の現地調査開始

「科学的根拠を示す」のは、自分たちだろう!

敦賀原発の下に活断層と判定

敦賀原発、廃炉決定か!/投稿:今井一批判/自民改憲案批判

「みんなで決めよう『原発』国民投票」事務局長今井一氏に問う

笹子トンネル天井崩落と「無常」、そして原発

今回の総選挙は、「何を学び、どう生きていこうとするのか」を問う選挙

11月

過去の失敗も認めて抱き締める愛しさが愛国心だ/ドイツ通信22号/自民党憲法改正草案の問題点

些細なことどころか、「脱原発」は大きな争点となってきた!

橋下は、第三極の頭ではなく、「第五列」だ!

放射能拡散は「価値観」で予測するものなのか

総選挙を前に、「政党」の離合集散があわただしい

「機械と火」ではなく「生命と水」に育まれた社会へ

自分だけは大人ぶった、仙谷由人センセイ

流言飛語を振りまくデタラメ男と暴走老人

「人々は首都の官庁街に何万人規模で集まってよいことを知った」

目方で測れるのなら苦労はしない

電力など123社、安全審査で新機関

「安全規制に必要な知識が必要だが、残念ながら今(規制委には)それはない」

そう、原発は「小異」ではありません。

敦賀原発 月内にも断層調査

10万人が霞が関一体、東電前、Jパワー前などで抗議行動

今度は火事の備えができていないそうです

原発問題は政策選択の問題ではない

原子力ムラ・原子力マフィア代貸の“トンデモ集”

福島県立医大による甲状腺検査問題

「大勢の人に囲まれ、冷静に判断できない」と岡田篤正・立命館大教授

柏崎刈羽原発:燃料集合体部品変形 規制委が改善命令検討

10月

「計算条件の設定などは、規制庁がJNESに指示」した。だから丸投げではない?

「規制される立場にある電力会社からの指摘で誤りが判明」

英原発会社:買収へ、日立と東芝が名乗り

東京のガレキ焼却灰、多摩・日の出の処分場に

「活断層の定義の拡大を検討」と「原子力災害対策指針案」

その後の人生の道を選択させたものはなんなのか──島薗進さんのこと

原発の安全基準を検討するメンバー決まる

「科学者なら誰でも気づくと思うが、40年廃炉ルールの根拠はあまりない」

“極楽とんぼ”を集めて地球環境フォーラムを開いた朝日新聞

夢より希望を──性差、そしてヒトの歴史から脱原発社会を考える

大間原発:函館市長、建設凍結の要請書

10/12-13連続行動参加報告/ジャック・アタリのフクシマ論

10.13日比谷野音「さようなら原発集会」行動提起

「東大話法」の使い手はいま

他者を思うこと、他者に共感すること そして原発を考える

10.5金曜抗議行動(国会正門前)報告/ドイツ通信第21回

福島健康調査検討委「秘密会議」続報!

安倍の「深刻に反省」は選挙向けパフォーマンス/ドイツ通信第20回

今度は福島県健康調査で「秘密会議」

「2030年代に原発ゼロにすると決めたわけではない」

「今、福島では放射能の話はできない」

9月

原子力マフィア、「再稼働」

原発事故:防災対策、30キロ圏に拡大…規制委が了承

「強い日本」「日本を取り戻す」──気分先行型政治の危険性

平智之衆院議員インタビューに注目

住民に心臓病など深刻な健康被害・チェルノブイリのいま

『カネだけが人生を充足させるわけではない』──さて、どなたの言葉でしょう?

30年代原発ゼロはたんなる「目標」?

もう「科学の話」でも「エネルギーの話」でもない

「2030年代の原発ゼロ」──閣議決定見送りに

「2030年代の原発ゼロ」──でも、原発はつくります?

9.14首相官邸前、霞が関抗議行動

「維新の会」の熱狂が意味するもの

早速やってくれました、伸晃クン。

学術会議、核廃棄物処理白紙見直しを提言

相次ぐ「不祥事」と「意味なき」労働が問うもの

霞が関一体で繰り広げられる反・脱原発、原子力規制委人事案反対行動

再稼働不要裏付け 今夏消費5~11%減

全国40都道府県82か所で抗議行動

何が問われているのか。そして「何をなすべきか」

原爆を不要としたように、原発も不要と確信したのです

再稼働反対を言うことは「まぎれもない現実論」

8月

原発訴訟、安全性本格審査を 最高裁研究会で改革論

「潜水艦のようにつくってあるから大丈夫」……もうアニメの世界です

これからの社会のグランドデザインをどう描くのか

何が起きたか、何が起きているかを知ること

原子力規制委:田中氏など委員5人、閣議決定

昨日の面会は「NHK青年の主張」だったのか!

政府の「討論型世論調査(DP)」では半数が「原発ゼロ」と

「収束宣言」が出ても何も変わらない。自宅に帰ること諦めました

米NRCが原発の認可手続きを停止

オリンピックだ、史上最多のメダル獲得だなどと浮かれている間にとんでもない「合意」が

永田町の新作喜劇『近い将来』……フクシマは何も変わっていないのに

東電公開映像/規制委員会人事/ドイツ通信19

東電テレビ会議公開映像から見えるもの──アンゼンダからタイヘンダに!

東京電力、テレビ会議映像を公開

仙谷、言うに事欠いて再稼働に反対する人々を「論理の飛躍がある」だと!

原子力規制委員会よりも、原子力ムラ規制・監視・解体委員会の設置を!

マスコミ人──反省するヒト、「前から知っていた」かのように装うヒト、さまざま。

7月

米倉経団連会長、野田首相といっしょに退場してください

7.29脱原発国会大包囲行動 20万の市民が国会を包囲

<原発推進秘密会議>司会役がメール削除 隠滅の疑い

海水で腐蝕し、活断層上で揺れる原発

イチローのほうがそんなに重要か NHKニュースウォッチ9

政府事故調、報告書を提出

再稼働反対抗議行動全国に波及

不都合な事実は見ないことに。そしてここでも山下俊一が登場

「いじめは卑怯だ」と野田首相。でも、今のあなたにはそれをいう資格はありません

志賀、大飯、敦賀の下に活断層! 志賀原発 活断層なら廃炉!

脱原発集会に17万人が参加 この力で再稼働阻止!すべての原発を廃炉へ!

警視庁、歩道のみに規制、鉄柵で囲む。世界の笑いもの

野田首相を、Give up ! と言うまで追い込もう!

「社員のプライバシー保護の対策を取ったうえで公開」

おおい町・時岡町長、クラゲに自然の脅威を感じる!

鹿児島県知事選、向原さん20万票取るも勝利逃す

再び万余の市民が首相官邸前を埋め尽くし、再稼働反対を訴える

国会事故調報告書についての各紙報道

国会事故調、報告書を国会へ提出。WEBでも公表

資本は自らの墓掘り人をつくり出す──次をどう描くか

要はコストがかさむからということなのでしょう。運転する資格なし!

首相官邸前の道路を埋め尽くす20万の市民!

6月

「後始末もできないのに再稼働だなんて」そして、警報鳴り止まない大飯原発

6.22報道ステーションで古舘伊知郎の突っ込みに寺島実郎タジタジ

町長だけに謝罪すればいいのか! しかも非公開で

政府事故調、「菅氏誤解」というのだけれど なぜ伝えられなかったのかが問題なのでは?

「ハーメルンの笛吹き男」か橋下大阪市長、また吠える

「再稼働反対!」「命を守れ!」と首相官邸前に4万5千人が集結

「中途半端な教養は、無教養よりたちが悪い」──ピーサレフ

東電、「最終報告書」で開き直り。「俺たちに非はない。悪いのは菅と官邸」

本通信、発信し始めて今日で1年がたちました

大飯原発再稼働などをめぐる「トンデモ発言知事一覧」

なにが「関西の生活と産業の安定に資するため」だ

テレビが伝えない不都合な真実。6.15首相官邸前抗議行動

この国にはいったい何を学んできたのか

ならば野田首相・西川福井県知事を「原発安全確認無限責任者」に!

野田首相、原発再稼働は「人類に対する犯罪」です

精神論で語っているのは野田首相本人!

今夕、首相官邸前へ! 抗議の声を挙げよう!

再稼働 抗議のダイイン 官邸前、福島の女性ら

大飯原発、地表ずれる可能性 専門家「早急に現地調査を」

「再稼働慎重に」と民主党の117人が署名し、野田に提出

今日から都議会。石原の演説30分を傍聴してきました

「原発」都民投票 げんぱつYES/NO パレード、800名で

またバレてしまいました。5日の会議も開くことできません

<橋下市長>大飯再稼働容認で“敗北宣言”

5月

野田首相の「私の責任」ってなんだ!

「人質」を置き、官邸と「もしもし~」とやりあえれば、安全? 

国会事故調、菅前首相を叩いて、得するのは誰だ

広がる「被災者格差」。そして破壊されるコミュニティー

妄想の世界に生きる原子力マフィアたち

政策決定の透明性=「見える化」こそ最重要

核燃サイクル「秘密会議」暴露される

原発都民投票条例制定 民主部会、賛成の方針

今度は燃料コストがかかるから再稼働だと

家庭だけが節電すればよいのか

国会事故調、東電・武黒一郎フェローの奇妙な動き

み~んなウソだった! これで「集団自殺」はなくなった?

関電、再稼働したいのは電力が足らないからではないと

沖縄返還40年/ドイツ通信第15回/寄稿「住民投票と日本型ファシズムの戦い」

大飯原発再稼働をおおいまち議会が容認

「チェルノブイリのこの現状が26年後の福島ではないと誰が言い切れようか」

東京電力が提出した「総合特別事業計画」に対する3紙の評価

福井県原子力安全専門委員会、こんなものなら必要なのでしょうか

3.11前と同じメンバーでやっているということ自体が信じられません

42年ぶりに稼働原発のないときを迎えて

瀬戸内寂聴さん、「このままの日本を若者に渡せない」と

保安院:「原子力の専門能力も広報も不十分」ネットで反省

4月

班目センセイ、今ごろ言われても……。だから「デタラメ」などと言われるのです

昨年の6月から出し始めて本号で200号です

そもそも地震国に原発は無理

原発・停電恫喝と生活習慣病

「この1年間で積み重ねてきた対策と知見」?

電気事業法では廃止でも、原子炉等規制法では今も「稼働中」

・法的には、とっくにオシャカになったものを追認しただけ
・ドイツ通信11

「確信がないし、責任も取りたくない」から、「証拠は残さない」ということ

原発再稼働5人組の頭=仙谷は何を勘違いしているのか

再稼働の政府「黒幕」は仙谷由人だ!

北朝鮮ミサイルに振り回されたのではなく、振り回した日本政府

環太平洋、地震活動が活発。日本近海も無関係ではない

大飯原発──大阪府・市、再稼働8条件先送り

大丈夫と言っているのは、電力会社と原発大臣4人衆だけ

「テストに不合格なものを商品化することを私は許さない」

再稼働へ「突進」する野田政権

安全基準にまで「暫定」

「東大話法」オンパレードです!

1日遅れの「April Fool」。「日立はすべてを、地球のために」だそうです

3月

「3月11日の、あのね。」見てきました

東電という会社、何を思いあがっているのでしょう

ようやく春になりましたが……

汚染水、また海に流出、ストロンチウムも

<泊原発>5月5日停止へ 現在唯一稼働

繰り返します。原発問題は「二項対立」ではありません

幕(再稼働)は開くのか、いつ…

「安全」しか出ないサイコロでたぶらかしてきた

3月24日「再稼働を許さない さようなら原発1000万人アクション」集会とパレード

「お金が入るのならもらって、死ぬ前にいい生活がしたい」にどう応えるか

唯我独尊、傲慢それらすべてを動員しても足らない、東電会長・勝俣恒久

岸和田のお調子者・田中知東大教授へ、だんじり曳いても原発曳くな!

瓦礫処理、環境省吊り広告の怪? 空中線量が同じだから大丈夫?

要はこの世の中カネといってしまうと身もふたもない話だったということ

3.11行動 日比谷公園に1万人 国会を人の鎖で囲む!

沢田研二さん、脱原発に賛成

東北をダシにしていませんか?

“スルー”される大熊町

「政治家がダメでも官僚がしっかりしている」はずじゃなかった?2月

2月

3.11は日比谷公園中門に!

毎時、何十トンもの水、どこへ?

公文書に対する日米のポリシーや哲学の違いに愕然

アメリカ原子力規制委員会の議事録が語る原発事故の10日間

吉岡斉さんの講演録から(2)

原発稼働の住民投票、31万人署名提出…東京

吉岡斉さんの西南学院大学での講演録入手

橋下大阪市長と大阪自治労問題を考える

原発ムラの人たちの言い訳集

福島第一直下で地震も いわきと地下構造類似

東電の想定外とJAXAの想定外の事故を想定しての危機管理

2号機温度計、90度超える=東電「再臨界ない」

東京湾海底20センチ超の泥からセシウム 近畿大調査

「溶けた燃料がどこにあるか分かっていない」からこういうこと起こるんだ

5日、温度上昇、再臨界か確かめる??

【原発の不都合な真実】原発は温暖化対策に役立たない

40年超「再稼働ありえない」 敦賀、美浜の2基対象=細野担当相

橋下大阪市長の核武装発言

1月

<IAEA>安全評価審査は妥当…原発再稼働可否判断に道筋

原発住民投票 意思表示へ扉を開こう

組織として安全を目ざすために重視されるべき事項

【国民投票無力化へ】の動きが

「シカタガナイ」という「呪文」

福島第一で起きたこと

議事録がない!?

ストレス審査にOKを出した男たち

非常用電源未接続問題、東電に緊急性の認識なし

再稼働をしないとこうなるぞという恫喝

阪神大震災から今日で17年がたちました

「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」

元旦の地震でタンク水位急下

正月に福島でセシウムの降下量が増加したわけ

住民投票請求署名 大阪市、法定数大幅に超える

六ケ所村の核燃再処理工場、再開へ準備

3.11以降、日本(世界)は変わったか

今年は脱原発社会に舵を切れるか

04年に、安井正也が直接処分試算廃棄命令