原発通信299号

原発通信原発は命の問題だ!

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更新 2013-01-07

「原発通信」は2013年1月からサイトURLが下記に変更になりました。
最新号は http://www.genpatsu-tsushin.com/2013/でどうぞ。

原発通信 299号 

2012/09/19発行

299+0919

10月13日に大行動が提起されています。参加していきましょう!

▶10月13日、日比谷野外音楽堂で「さようなら原発集会」開催決定

・10.13さようなら原発集会(仮称)

日時:10月13日(土)13:30~14:30
会場:東京・日比谷野外音楽堂

(詳細等、後日お知らせします)

http://sayonara-nukes.org/2012/09/121013/

この国は何を考え、どこへ行こうとしているのか

【2030年代に原発稼働ゼロを目指すとした「革新的エネルギー・環境戦略」を政府が決定してわずか5日。この戦略の閣議決定が見送られた】とのこと。あきれてものが言えません。いったいこれまで何をやってきたのか。このいい加減な戦略さえ決められないとは。「決める政治」だと胸を張っていたのではないか。

 バカも休み休み言えという感じです。それだけ原子力マフィアの暗躍が凄まじいということか。こんなときに尖閣問題があつくなっています。何も期待もできないのだということを自ら言っているようなものです。

 そして、今日原子力マフィアの一員である田中俊一を委員長とした「原子力規制庁」が発足しました。看板を変えただけとなることだけは、何としても阻止しなければなりません。そのためには何をすべきか、考え、行動を起こしましょう。結論は出ているのです!

この国は資本主義とは何かを理解しているのだろうか

 今朝(19日)のNHKで日本航空の株式が再び上場されたとのニュースを流していました。人件費は以前の半分に「圧縮」した。つまりそれだけの人員の首を切ったということです。そして若手の指導教官まで勤めていたというパイロットが出てきました。年収は相当下がったということです。トイレ掃除もしているとのこと。でもまだ私などは幸せだとも。飛行機から降りた仲間もいると。ここまでは、想定できる中身です。次に阿部アナウンサーが読み上げた原稿を耳にしてわが耳を疑いました。「えっ、今なんて言った?」その内容は以下。

【一方、日本航空の経営破綻によって株主たちも大きな痛みをうけました。】

 思わず、「おい!人員削減=首切りで職を失ったものと、株主は同列か!」と、いつも迷惑そうに私の話を聞いている連れ合いも、「何言ってるんだか。株主とは違うだろう」と、めずらしく意見が一致しました。自分が儲かるだろうと思い株を買う(投資ともいう)、しかし、損をすることもある。その際、損害は自分が出資(買った株の量=額)分しか責任は問われませんよ。しかし、紙くずになることもありますよというのが株式会社の基本のキ。それが資本主義というものだという基本的なことも理解していないのかと。NHKに入社したのだからそのへんのことぐらい知っておけよと。

 さて、そのニュースの前半は、以下の内容です。

【具体的には、人件費を減らすため、破綻前におよそ4万8000人いた従業員のうち3割にあたる1万6000人を削減。人員削減を進める過程では、希望退職などが目標に達しなかったため、パイロットと客室乗務員の165人を対象に、雇用契約を打ち切る「整理解雇」に踏み切りました。こうした取り組みによって、人件費は経営破綻前の平成20年度にはおよそ4300億円でしたが、昨年度はおよそ2200億円へとほぼ半分に減りました。】

 経済アナリストを自称する森永卓郎というとっちゃん坊やのような御仁をご存知かと思います。あのミニカーだかの収集癖がある御仁です。以前、航空業界のことを問題にしたときがあるのです。たしかTBSTVだったかと思います。そこで彼、何と言ったかというと、「パイロットの給料が高額すぎると」言うのです。それが高いかどうかは今問題にしません。続けて言うのです。彼ら(パイロット)は飛行機が死ぬほど好きな人たちだから年収300万円でも飛ぶと思いますよ。現にアメリカにはいます」と。

 これに類似したことは堤美果が『貧困大国アメリカ』でも書いています。それを聞いたとき、この人、他者に「共感」するなどということにはまったく関心もなければ、考えたこともないのだろうと思いました。じゃあ、聞くがあなた(森永)は「経済」らしきことを話すのは好きなようで、こうした番組に嬉々として出ているのだから、「足代込みで五千円でどうだ。好きなんだろ?」といわれたら、納得しますかと問いたい。人のことはなんとでも言う人だとその時思いました。そうしたら、3.11です。福島の現状を見ても心揺さぶられることはなく、アタマのなかはカネ、カネです。原発再稼働容認派です。

行儀よく椅子に腰かけ、「警備」にあたる武装警官

 尖閣諸島をめぐって日中間が緊張しています。ここ数日中国での反日デモの様子が報道されています。9.18、満州事変のきっかけとなった柳条溝事件が起きた日ということもあり、日本大使館周辺は武装警官隊が取り巻いているとのこと映像が流れていました。ご覧になった方も多いかと思いますが、さすが中国です。整然と一糸乱れず並んでいます。しかし、よく見ると武装警官隊皆、椅子に腰かけているではありませんか。長年、日本でも機動隊というものを見てきましたが、椅子に腰かけて警備にあたっている姿を見たことがありません。もうこれ以上いうことはありません。


▶<原発ゼロ目標後退>憤る市民、被災地 「全くひどい」

毎日新聞 9月19日(水)13時41分配信

【「国民をばかにしているのか」──。2030年代に原発稼働ゼロを目指すとした「革新的エネルギー・環境戦略」を政府が決定してわずか5日。この戦略の閣議決定が見送られたことに、原発に反対してきた市民や東京電力福島第1原発事故の被災地の首長らから怒りの声が噴出した】

【茨城県東海村の村上達也村長は「革新的エネルギー・環境戦略とは何なのか。全くひどい。もう一度原発事故が起こらないと分からないのか。この国にはあきれる」と政府を強く批判。枝野幸男経済産業相が15日に新たな戦略の説明のため訪れた青森県では、幹部が「大臣が説明したことは重いはずなのに、どういうことか。核燃料サイクルの継続もほごにされるのでは」と憤慨した】

▶<原子力規制委発足>新たな安全基準作りへ 田中委員長認証

毎日新聞 9月19日(水)11時31分配信

【規制委は5人の委員で構成。それを支える規制庁の約460人のうち、8割の約350人は保安院の原子力規制部門がほぼ丸ごと移った。残りは安全委と文科省から約40人ずつ、環境省から約10人、警察庁や国土交通省などから計約10人。初代長官には池田克彦前警視総監が就いた】


もんじゅに見る原子力マフィアの暗闘 核燃サイクルは砂上の楼閣

 まさに核燃料サイクルという輪をいかにして突き破るか、一点突破全面展開が問われています。どこか一点が突き崩されれば、成り立たない砂上の楼閣=環なのですから。だからこそ、マフィアも必死です。自分たちの最後の息の根が止められるかどうかの問題なのですから。

▶復興予算 原子力ムラに もんじゅ運営独法 核融合研究、42億円流用

東京新聞2012年9月16日

【政府の二〇一二年度予算の復興特別会計のうち、高速増殖原型炉「もんじゅ」などを運営する独立行政法人・日本原子力研究開発機構(原子力機構)の核融合エネルギー研究費に四十二億円が計上されていたことが分かった。

復興とは無関係との指摘について、原子力機構は「被災地の研究拠点を通じて、復興を支える技術革新を促進できる」と強弁。文科省も「被災地の産業振興だけでなく、日本全体の復興につながる」と説明している】

▶<もんじゅ>文科相、従来通りの運用継続 福井知事に表明

毎日新聞 9月18日(火)20時4分配信

【政府が決定した革新的エネルギー・環境戦略を巡り、平野博文文部科学相は18日、福井県庁で西川一誠知事と会談し、高速増殖原型炉「もんじゅ」(同県敦賀市)の扱いについて「重要性は従来通り」と説明し、これまでと同様の運用を続ける考えを示した。政府は将来的な廃炉も検討していたが、結局は変更されないことになった】

▶文科相「もんじゅ継続」…福井知事「甚だ迷惑」

読売新聞 9月18日(火)13時28分配信

【政府は「革新的エネルギー・環境戦略」の策定段階で、もんじゅの実用化を断念。今後は「高速増殖炉開発の成果をとりまとめ、廃棄物の削減や有害度の低減などを目指した研究を年限を区切って行い、成果を確認の上、終了する」とした。

 これについて、平野氏は「もんじゅは引き続き、高速増殖炉としての研究成果を得ていかなければならない」と説明し、研究の年限については言及しなかった。

 西川知事は「もんじゅの運用に関しては福井県も含めて協議する約束だった。方針がぐらぐらしたのは東京だけで議論したからで、地元としては甚だ迷惑な話だ」と不快感を示した】

 まあ、読売新聞らしい記事の書き方です。

▶もんじゅ研究開発継続 敦賀市長「少し安堵」 福井

産経新聞 9月19日(水)7時55分配信

 こちらは産経新聞。「人情」「浪花節」路線での記事です。

 川瀬市長、「地元は、いくらでも協力していきたい」? 要は、これでカネがでる。予算案など頭を絞らなくていいやというところでしょう、本音は。エネルギーだの、なんなのとは関係ありません。ヤクチュウー患者が、切れかかっていやヤクが手に入ると安心している構図と同じです。

 繰り返します、50年100年後どうなろうと知ったこっちゃないと。それよりカネだよカネと「自説」を振りまいた市長をもったことがある敦賀市です。

【平野文科相はこの日、敦賀市役所で河瀬市長と会談し、「もんじゅの研究成果を刈り取っていき、研究を続行させていく」と約束。これに対し、河瀬市長も「地元は、いくらでも協力していきたい」と話した】

【河瀬市長は記者団に対し、「平野大臣の発言では、もんじゅが何ら変わりないことが確認でき、良かった。研究開発は大事であり、態勢を強化し、安全を追求してもらいたい」と話した】

▶敦賀原発増設計画、文科相にただす 福井知事「準備工事はほぼ終了」

福井新聞(2012年9月19日午前7時10分)

【会談で西川知事は「敦賀3、4号機は大間原発とほぼ同時期に認可申請したのに(安全審査に)8年余り費やしている。手続きがしっかりなされていない」と批判した。その上で、古い原発を廃炉にし、安全性を高めた新しい型式の原発を建設する考えがあるのかただし「国がはっきりと方針を示して対応することが大事。あいまいなままでは地元としても問題」と指摘した。

 また、河瀬市長は3、4号機の本体着工が延びてきた経緯に触れ「ぜひ経産相にも現場を見てほしい。(土地の造成工事などに)1400億円を投資してほとんど出来上がっており、あとは上に(原発が)建つだけの状況」と訴えた。

 一方、吉田議長は関係閣僚が現地視察するよう求め「本体工事は進んでいないが敷地工事は進んでいる。現状をしっかりわきまえて判断してほしい」と述べた。】

 福島で何が起こったなんて関係ありません。カネ、カネ、人のことより自分の懐です。情けない連中です。こんな連中が世の中を動かしているのです。体育館だとか、人は入らないコンサートホール、熊しか歩かない立派な山道などなら、構いません(いや構うのだけれど)。しかし、原発は、大げさではなく全世界の人々に影響を与えるものなのです。

▶官房長官、敦賀1と美浜1・2号機の廃炉に言及

読売新聞 9月18日(火)13時28分配信

【藤村官房長官は18日午前の記者会見で、原子力発電所の稼働について、40年以上経過している日本原子力発電敦賀原発1号機と関西電力美浜原発1、2号機(いずれも福井県)について、廃炉にする方針を示した】

 もんじゅ延命と抱き合わせでの「判断」ということでしょう。こんな古くて、活断層のうえの危ない原発、早晩廃炉しかないのは明確なのですから。

▶<日本原燃>核燃再処理工場、完成を1年延期

毎日新聞 9月18日(火)19時29分配信

【青森県六ケ所村で試運転中の使用済み核燃料再処理工場について、日本原燃(本社・同村)は18日、完成予定時期を1年延期し、来年10月にすることを決めた。19日に工程変更を県に届け出る。工程延期は10年9月に次いで通算19回目。当初97年完成を目指していたが、トラブル続きで大幅に遅れている】

 これももんじゅと一蓮托生。環を形成する一環なのですから、そうやすやすと、「廃止」とは言えない。

▶社説:原子力規制委発足 事業者の虜になるな

毎日新聞 2012年09月19日 02時31分

【原発で緊急事態が起きた際には、規制委が原子炉への注水など専門的な対策を判断し、首相もそれを覆すことができないなど規制委は極めて強い権限を持つ。それだけに、原発関連業界や学界、政治からの不当な圧力を排除した「原子力安全の番人」として、国民の健康と安全を守る原子力規制行政の実現に全力を尽くしてほしい】

 とはいうものの、

【規制庁の職員の多くは保安院などからの横滑り組が占めるが、虜とならないための専門性の向上策や意識改革が欠かせない】

 どうせ、素人にはわかりゃしないのだと、いや、自分たちもよくわからないから電力会社に丸投げしていたっけ…。

▶総合政策研究会:経産相に石炭火力推進を提言 原発代替電源に

毎日新聞 2012年09月19日 東京朝刊

【新聞各紙の論説委員出身者らでつくるNPO法人「総合政策研究会」(玉置和宏理事長)は18日、二酸化炭素(CO2)排出量を削減する技術開発が進む石炭火力発電を原発に代わる電源として推進するよう求める提言を、枝野幸男経済産業相に行った】


「俺たちに明日はない」民主党と、自民党復活にすがる「経済界

 どう転んでも、「明日はない」民主党です。しかし、自民党候補の面々を見て、危なさを感じた場合、痛み分けになるのではという意見もありますが…。しかし、尖閣問題が効いてきそうです。

▶エネルギー・環境戦略:原発ゼロ方針、三村委員長が苦言 エネ調査会で「整合性取れず」

毎日新聞 2012年09月19日 東京朝刊

【経済産業省の「総合資源エネルギー調査会」(委員長・三村明夫新日鉄会長)が18日開かれ、30年代に原発ゼロを目指す「革新的エネルギー・環境戦略」をめぐり、議論が相次いだ。同調査会は同戦略に基づき、電源構成の具体策を盛り込んだエネルギー基本計画を来月上旬をめどに取りまとめる方針だが、三村委員長が「責任を持って議論するのは難しい」と苦言を呈する場面もあり、基本計画の策定が遅れることも予想される】

▶エネルギー・環境戦略:原発ゼロ方針 政府・財界、深まる溝 米倉氏、戦略会議欠席で危機感訴え

毎日新聞 2012年09月19日 東京朝刊

 ダダッコ米倉とでも呼びましょう。やっていること、子どもでと同じです。

 総選挙で自民党が復活すれば、俺の出番だとでも思っているのでしょう。

【経団連の米倉弘昌会長が18日、国家戦略会議への出席をボイコットしたのは、政府が30年代の原発ゼロ方針を閣議決定した場合、「国内産業の空洞化が加速し雇用の維持が困難になる」との危機感を内外に訴えるためだ。米倉会長は戦略会議にぶつける形で経済同友会の長谷川閑史代表幹事、日本商工会議所の岡村正会頭と緊急記者会見を開き、財界の総意として政府に再考を迫ったが、政府は19日にも原発ゼロを閣議決定する方針で、両者の溝は深まるばかりだ】

【「我々を敵視する民主党に義理立てするより政権交代に備えた方が生産的」(総合電機幹部)】

 ならば、民主党義理立てすることなく、旗印を鮮明にした方がよかろうというものを。もう三下り半を突きつけられたのですから。そうすれば、各センセイ、生き残れるかも…です。

▶原発ゼロ、矛盾噴出し後退  経済界から懸念の声

日本経済新聞 9月19日

【政府が新戦略で唐突に「2030年代の原発稼働ゼロ」方針を盛り込んだことで現行政策との矛盾が噴出】

【政府は通常、重要政策は文書全体を閣議決定する。だが、原発ゼロ方針には関係自治体や米国などから反発が強かったことから、新戦略の位置付けを参考文書としてあいまいにする道を選んだ】

【参考文書扱いになると、新戦略の「30年代の原発稼働ゼロ」方針が政府を縛る度合いが薄まる。政権交代した場合なども見直しへの抵抗が弱まる】

【新戦略には与党の意向が強く働いている。解散・総選挙が視野に入るなか、世論調査で支持の多かった原発ゼロの旗を今は降ろせないという選挙にらみのそろばん勘定がある】

【だが、急ごしらえの戦略作りは矛盾だらけで経済界ばかりか海外からも批判が噴出した。特に原子力協定を結び協調関係にあった米国が強く反発し、政府も無視しきれなくなった】

18日夜に開いた総合資源エネルギー調査会(経産相の諮問機関)の基本問題委員会で

【枝野経産相は「30年代にゼロにするというのは相当困難というのは承知している」と述べたうえで、「少なくともあいまいであることが正直、誠実である」と開き直った】そうです。


▶環境省 森林の除染方針固める

NHKTV9月19日 4時18分

【環境省と専門家による検討会は、今後の除染方針案をとりまとめ、生活圏周辺や人が立ち入る場所の除染を進めていく一方で、それ以外の広い範囲についてはさらに調査が必要だとして除染するかどうか判断を見送る方針を固めました】

【環境省と検討会は、森林を「住居などの近隣の森林」、キャンプ場やしいたけの栽培場など「作業者などが日常的に立ち入る森林」、そして「それ以外の森林」と3つのエリアに分けて、それぞれの除染方針案を取りまとめました。それによりますと「住居などの近隣の森林」では生活圏から20メートル程度の範囲に加えて、住民が利用する沢水の周辺も除染を進めるほか、「作業者などが日常的に立ち入る森林」では利用実態に応じて効果的な除染範囲を検討するとしています】

▶汚染牧草の焼却炉 福島に建設へ

NHKTV9月19日 1時2分

【放射性物質に汚染された牧草や稲わらなどの処分を進めようと、環境省は焼却処分する初めての施設を、福島県鮫川村に建設することになりました】

【来年3月までに建設され、村内の牧草や稲わらなどに限って1年におよそ参百トンの焼却処分を行う計画】

▶9/19 野田首相の自宅・事務所前で落選デモ 「千葉の恥だ」

田中龍作ジャーナルより

【「退陣を」などという生やさしいものではない。「次の選挙で落選させよう」というノダ。

 筆者が認識しているだけでも、野田佳彦首相の自宅と事務所には過去2回デモがかけられている。地元の船橋市を練り歩く「野田落選デモ」を加えると4~5回に及ぶ。この日のデモ参加者の大半は、千葉の有権者だった】


▼原子力ムラ 今日の「No problem!」

▶保安院:最後の日、院長「安全神話に安住」

毎日新聞 2012年09月19日 02時10分

【深野弘行保安院長は同日、報道陣に「安全神話に安住していたことは否定できない」と反省の弁】

 保安院は、事故後の取り組みと残された課題をまとめた文書を発表。この中で、事故を検証した国会事故調査委員会が「規制当局は監視・監督機能が崩壊していた」と指摘したことに対し「重く受け止める」と認めた。

 枝野幸男経産相は、幹部職員に「事故を起こさないという国民の期待に応えられず、保安院が廃止されることを重く受け止めねばならない」と訓示。深野院長も規制委事務局となる原子力規制庁に異動する職員に「事故の教訓を忘れず、高い独立性と強い意志で仕事をやり抜いてほしい」と注文した。】

 この世界の人たち、こういう「訓示」とか何とか、上から目線でそれらしいことをいうことになれているのか、言うだけは「立派」です。しかし、鶏と同じで、訓辞を聞いて部屋を出たら、忘れてしまうような内容でしかありません。目新しいこと、明日からの生活に影響あるようなこと一つもないのですから。今日の続きが明日と、疑うことなく生息できる霞ヶ関互助組織の〈仲間〉なのですから。こうして、原子力安全・保安院は消えてなくなりました。何を安全とし、何を保安したのでしょう、その答えは知ってのとおりです。

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2013年は正念場。ともに脱原発までたたかおう!

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12月

「脱原発工学」の構築をと吉岡斉さん、ヤンキー政党と化した自民党と喝破する斎藤環さん

米原子力空母乗員が、東電に損害賠償請求で提訴

茂木経産相、エージェントぶりをさっそく発揮

「僕は泣いちっち」が問いかけるもの/ドイツ通信24

東電常務、汚染水は海に「戻したい」

規制委調査団、活断層と断定 東北電力東通原発

虎視眈々と狙っている、原子力マフィア・マフィアの代貸や舎弟たち

さあ、来週からは“真打ち”登場です

小出裕章さんの生き方と、東京電力サラリーマン的生き方

早速始まった、原発ゼロ政策見直し策動

安倍晋三と橋下徹は、この国をどこへ引っ張っていこうとしているのか

青森 東通原発で断層の現地調査開始

「科学的根拠を示す」のは、自分たちだろう!

敦賀原発の下に活断層と判定

敦賀原発、廃炉決定か!/投稿:今井一批判/自民改憲案批判

「みんなで決めよう『原発』国民投票」事務局長今井一氏に問う

笹子トンネル天井崩落と「無常」、そして原発

今回の総選挙は、「何を学び、どう生きていこうとするのか」を問う選挙

11月

過去の失敗も認めて抱き締める愛しさが愛国心だ/ドイツ通信22号/自民党憲法改正草案の問題点

些細なことどころか、「脱原発」は大きな争点となってきた!

橋下は、第三極の頭ではなく、「第五列」だ!

放射能拡散は「価値観」で予測するものなのか

総選挙を前に、「政党」の離合集散があわただしい

「機械と火」ではなく「生命と水」に育まれた社会へ

自分だけは大人ぶった、仙谷由人センセイ

流言飛語を振りまくデタラメ男と暴走老人

「人々は首都の官庁街に何万人規模で集まってよいことを知った」

目方で測れるのなら苦労はしない

電力など123社、安全審査で新機関

「安全規制に必要な知識が必要だが、残念ながら今(規制委には)それはない」

そう、原発は「小異」ではありません。

敦賀原発 月内にも断層調査

10万人が霞が関一体、東電前、Jパワー前などで抗議行動

今度は火事の備えができていないそうです

原発問題は政策選択の問題ではない

原子力ムラ・原子力マフィア代貸の“トンデモ集”

福島県立医大による甲状腺検査問題

「大勢の人に囲まれ、冷静に判断できない」と岡田篤正・立命館大教授

柏崎刈羽原発:燃料集合体部品変形 規制委が改善命令検討

10月

「計算条件の設定などは、規制庁がJNESに指示」した。だから丸投げではない?

「規制される立場にある電力会社からの指摘で誤りが判明」

英原発会社:買収へ、日立と東芝が名乗り

東京のガレキ焼却灰、多摩・日の出の処分場に

「活断層の定義の拡大を検討」と「原子力災害対策指針案」

その後の人生の道を選択させたものはなんなのか──島薗進さんのこと

原発の安全基準を検討するメンバー決まる

「科学者なら誰でも気づくと思うが、40年廃炉ルールの根拠はあまりない」

“極楽とんぼ”を集めて地球環境フォーラムを開いた朝日新聞

夢より希望を──性差、そしてヒトの歴史から脱原発社会を考える

大間原発:函館市長、建設凍結の要請書

10/12-13連続行動参加報告/ジャック・アタリのフクシマ論

10.13日比谷野音「さようなら原発集会」行動提起

「東大話法」の使い手はいま

他者を思うこと、他者に共感すること そして原発を考える

10.5金曜抗議行動(国会正門前)報告/ドイツ通信第21回

福島健康調査検討委「秘密会議」続報!

安倍の「深刻に反省」は選挙向けパフォーマンス/ドイツ通信第20回

今度は福島県健康調査で「秘密会議」

「2030年代に原発ゼロにすると決めたわけではない」

「今、福島では放射能の話はできない」

9月

原子力マフィア、「再稼働」

原発事故:防災対策、30キロ圏に拡大…規制委が了承

「強い日本」「日本を取り戻す」──気分先行型政治の危険性

平智之衆院議員インタビューに注目

住民に心臓病など深刻な健康被害・チェルノブイリのいま

『カネだけが人生を充足させるわけではない』──さて、どなたの言葉でしょう?

30年代原発ゼロはたんなる「目標」?

もう「科学の話」でも「エネルギーの話」でもない

「2030年代の原発ゼロ」──閣議決定見送りに

「2030年代の原発ゼロ」──でも、原発はつくります?

9.14首相官邸前、霞が関抗議行動

「維新の会」の熱狂が意味するもの

早速やってくれました、伸晃クン。

学術会議、核廃棄物処理白紙見直しを提言

相次ぐ「不祥事」と「意味なき」労働が問うもの

霞が関一体で繰り広げられる反・脱原発、原子力規制委人事案反対行動

再稼働不要裏付け 今夏消費5~11%減

全国40都道府県82か所で抗議行動

何が問われているのか。そして「何をなすべきか」

原爆を不要としたように、原発も不要と確信したのです

再稼働反対を言うことは「まぎれもない現実論」

8月

原発訴訟、安全性本格審査を 最高裁研究会で改革論

「潜水艦のようにつくってあるから大丈夫」……もうアニメの世界です

これからの社会のグランドデザインをどう描くのか

何が起きたか、何が起きているかを知ること

原子力規制委:田中氏など委員5人、閣議決定

昨日の面会は「NHK青年の主張」だったのか!

政府の「討論型世論調査(DP)」では半数が「原発ゼロ」と

「収束宣言」が出ても何も変わらない。自宅に帰ること諦めました

米NRCが原発の認可手続きを停止

オリンピックだ、史上最多のメダル獲得だなどと浮かれている間にとんでもない「合意」が

永田町の新作喜劇『近い将来』……フクシマは何も変わっていないのに

東電公開映像/規制委員会人事/ドイツ通信19

東電テレビ会議公開映像から見えるもの──アンゼンダからタイヘンダに!

東京電力、テレビ会議映像を公開

仙谷、言うに事欠いて再稼働に反対する人々を「論理の飛躍がある」だと!

原子力規制委員会よりも、原子力ムラ規制・監視・解体委員会の設置を!

マスコミ人──反省するヒト、「前から知っていた」かのように装うヒト、さまざま。

7月

米倉経団連会長、野田首相といっしょに退場してください

7.29脱原発国会大包囲行動 20万の市民が国会を包囲

<原発推進秘密会議>司会役がメール削除 隠滅の疑い

海水で腐蝕し、活断層上で揺れる原発

イチローのほうがそんなに重要か NHKニュースウォッチ9

政府事故調、報告書を提出

再稼働反対抗議行動全国に波及

不都合な事実は見ないことに。そしてここでも山下俊一が登場

「いじめは卑怯だ」と野田首相。でも、今のあなたにはそれをいう資格はありません

志賀、大飯、敦賀の下に活断層! 志賀原発 活断層なら廃炉!

脱原発集会に17万人が参加 この力で再稼働阻止!すべての原発を廃炉へ!

警視庁、歩道のみに規制、鉄柵で囲む。世界の笑いもの

野田首相を、Give up ! と言うまで追い込もう!

「社員のプライバシー保護の対策を取ったうえで公開」

おおい町・時岡町長、クラゲに自然の脅威を感じる!

鹿児島県知事選、向原さん20万票取るも勝利逃す

再び万余の市民が首相官邸前を埋め尽くし、再稼働反対を訴える

国会事故調報告書についての各紙報道

国会事故調、報告書を国会へ提出。WEBでも公表

資本は自らの墓掘り人をつくり出す──次をどう描くか

要はコストがかさむからということなのでしょう。運転する資格なし!

首相官邸前の道路を埋め尽くす20万の市民!

6月

「後始末もできないのに再稼働だなんて」そして、警報鳴り止まない大飯原発

6.22報道ステーションで古舘伊知郎の突っ込みに寺島実郎タジタジ

町長だけに謝罪すればいいのか! しかも非公開で

政府事故調、「菅氏誤解」というのだけれど なぜ伝えられなかったのかが問題なのでは?

「ハーメルンの笛吹き男」か橋下大阪市長、また吠える

「再稼働反対!」「命を守れ!」と首相官邸前に4万5千人が集結

「中途半端な教養は、無教養よりたちが悪い」──ピーサレフ

東電、「最終報告書」で開き直り。「俺たちに非はない。悪いのは菅と官邸」

本通信、発信し始めて今日で1年がたちました

大飯原発再稼働などをめぐる「トンデモ発言知事一覧」

なにが「関西の生活と産業の安定に資するため」だ

テレビが伝えない不都合な真実。6.15首相官邸前抗議行動

この国にはいったい何を学んできたのか

ならば野田首相・西川福井県知事を「原発安全確認無限責任者」に!

野田首相、原発再稼働は「人類に対する犯罪」です

精神論で語っているのは野田首相本人!

今夕、首相官邸前へ! 抗議の声を挙げよう!

再稼働 抗議のダイイン 官邸前、福島の女性ら

大飯原発、地表ずれる可能性 専門家「早急に現地調査を」

「再稼働慎重に」と民主党の117人が署名し、野田に提出

今日から都議会。石原の演説30分を傍聴してきました

「原発」都民投票 げんぱつYES/NO パレード、800名で

またバレてしまいました。5日の会議も開くことできません

<橋下市長>大飯再稼働容認で“敗北宣言”

5月

野田首相の「私の責任」ってなんだ!

「人質」を置き、官邸と「もしもし~」とやりあえれば、安全? 

国会事故調、菅前首相を叩いて、得するのは誰だ

広がる「被災者格差」。そして破壊されるコミュニティー

妄想の世界に生きる原子力マフィアたち

政策決定の透明性=「見える化」こそ最重要

核燃サイクル「秘密会議」暴露される

原発都民投票条例制定 民主部会、賛成の方針

今度は燃料コストがかかるから再稼働だと

家庭だけが節電すればよいのか

国会事故調、東電・武黒一郎フェローの奇妙な動き

み~んなウソだった! これで「集団自殺」はなくなった?

関電、再稼働したいのは電力が足らないからではないと

沖縄返還40年/ドイツ通信第15回/寄稿「住民投票と日本型ファシズムの戦い」

大飯原発再稼働をおおいまち議会が容認

「チェルノブイリのこの現状が26年後の福島ではないと誰が言い切れようか」

東京電力が提出した「総合特別事業計画」に対する3紙の評価

福井県原子力安全専門委員会、こんなものなら必要なのでしょうか

3.11前と同じメンバーでやっているということ自体が信じられません

42年ぶりに稼働原発のないときを迎えて

瀬戸内寂聴さん、「このままの日本を若者に渡せない」と

保安院:「原子力の専門能力も広報も不十分」ネットで反省

4月

班目センセイ、今ごろ言われても……。だから「デタラメ」などと言われるのです

昨年の6月から出し始めて本号で200号です

そもそも地震国に原発は無理

原発・停電恫喝と生活習慣病

「この1年間で積み重ねてきた対策と知見」?

電気事業法では廃止でも、原子炉等規制法では今も「稼働中」

・法的には、とっくにオシャカになったものを追認しただけ
・ドイツ通信11

「確信がないし、責任も取りたくない」から、「証拠は残さない」ということ

原発再稼働5人組の頭=仙谷は何を勘違いしているのか

再稼働の政府「黒幕」は仙谷由人だ!

北朝鮮ミサイルに振り回されたのではなく、振り回した日本政府

環太平洋、地震活動が活発。日本近海も無関係ではない

大飯原発──大阪府・市、再稼働8条件先送り

大丈夫と言っているのは、電力会社と原発大臣4人衆だけ

「テストに不合格なものを商品化することを私は許さない」

再稼働へ「突進」する野田政権

安全基準にまで「暫定」

「東大話法」オンパレードです!

1日遅れの「April Fool」。「日立はすべてを、地球のために」だそうです

3月

「3月11日の、あのね。」見てきました

東電という会社、何を思いあがっているのでしょう

ようやく春になりましたが……

汚染水、また海に流出、ストロンチウムも

<泊原発>5月5日停止へ 現在唯一稼働

繰り返します。原発問題は「二項対立」ではありません

幕(再稼働)は開くのか、いつ…

「安全」しか出ないサイコロでたぶらかしてきた

3月24日「再稼働を許さない さようなら原発1000万人アクション」集会とパレード

「お金が入るのならもらって、死ぬ前にいい生活がしたい」にどう応えるか

唯我独尊、傲慢それらすべてを動員しても足らない、東電会長・勝俣恒久

岸和田のお調子者・田中知東大教授へ、だんじり曳いても原発曳くな!

瓦礫処理、環境省吊り広告の怪? 空中線量が同じだから大丈夫?

要はこの世の中カネといってしまうと身もふたもない話だったということ

3.11行動 日比谷公園に1万人 国会を人の鎖で囲む!

沢田研二さん、脱原発に賛成

東北をダシにしていませんか?

“スルー”される大熊町

「政治家がダメでも官僚がしっかりしている」はずじゃなかった?2月

2月

3.11は日比谷公園中門に!

毎時、何十トンもの水、どこへ?

公文書に対する日米のポリシーや哲学の違いに愕然

アメリカ原子力規制委員会の議事録が語る原発事故の10日間

吉岡斉さんの講演録から(2)

原発稼働の住民投票、31万人署名提出…東京

吉岡斉さんの西南学院大学での講演録入手

橋下大阪市長と大阪自治労問題を考える

原発ムラの人たちの言い訳集

福島第一直下で地震も いわきと地下構造類似

東電の想定外とJAXAの想定外の事故を想定しての危機管理

2号機温度計、90度超える=東電「再臨界ない」

東京湾海底20センチ超の泥からセシウム 近畿大調査

「溶けた燃料がどこにあるか分かっていない」からこういうこと起こるんだ

5日、温度上昇、再臨界か確かめる??

【原発の不都合な真実】原発は温暖化対策に役立たない

40年超「再稼働ありえない」 敦賀、美浜の2基対象=細野担当相

橋下大阪市長の核武装発言

1月

<IAEA>安全評価審査は妥当…原発再稼働可否判断に道筋

原発住民投票 意思表示へ扉を開こう

組織として安全を目ざすために重視されるべき事項

【国民投票無力化へ】の動きが

「シカタガナイ」という「呪文」

福島第一で起きたこと

議事録がない!?

ストレス審査にOKを出した男たち

非常用電源未接続問題、東電に緊急性の認識なし

再稼働をしないとこうなるぞという恫喝

阪神大震災から今日で17年がたちました

「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」

元旦の地震でタンク水位急下

正月に福島でセシウムの降下量が増加したわけ

住民投票請求署名 大阪市、法定数大幅に超える

六ケ所村の核燃再処理工場、再開へ準備

3.11以降、日本(世界)は変わったか

今年は脱原発社会に舵を切れるか

04年に、安井正也が直接処分試算廃棄命令