原発通信304号

原発通信原発は命の問題だ!

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更新 2013-01-07

「原発通信」は2013年1月からサイトURLが下記に変更になりました。
最新号は http://www.genpatsu-tsushin.com/2013/でどうぞ。

原発通信 304号 

2012/09/25発行

304-0925 10-11月大行動

「愛国心」はならず者の最後の拠りどころ

 本当は、こんなくだらない茶番劇というか、三文小説ならぬ三文劇のことを書きたくもないのですが、そうも言っていられません。ひょっとしたら、来年あたり、日本の舵取りをするかもしれない人の話なのですから。

自民党総裁選、「強い日本」にするのだと、勇ましいです。とりわけエキセントリックに声を挙げているのは、石原都知事閣下の息子、伸晃です。こぶしを挙げ、言葉の頭にアクセントを置き、吠えるように喋る姿、いつかどこかで見たかの感があります。そう、なんとなくヒトラーに似ているのです。そう言ったら、持ち上げすぎか。「私は少林寺拳法をやっていたので、目上の人に対する礼儀は心得ている」などといっていましたが、「謀反」を起こし、「下克上」を起こしたのは、どなたかと。このように自分に都合のいいように言うのは、親譲り、子は親の背中を見て育つと申しますから。マスコミ情報では、あまり人気ないとか。そうでしょうね…。

石破茂は、軍事オタクの異名をもつ、戦争プラモデル収集マニア。ちょっと上目づかいで話すあの感じ、怖いものを感じます。原発などより、今は尖閣諸島、竹島をめぐっての国境問題で頭がいっぱいでしょう。夜な夜な、机のうえでプラモデルを持ち出して妄想の世界で遊ぶのは構いませんが、実社会、実世界でそれを行われてはたまりません。しかし、やりかねない雰囲気を彼らは持っています。危険です。

「愛国心」はならず者の最後の拠りどころ

との先人の言葉もあります。 下記は、自民党総裁候補の原発に対するスタンスです。

 毎日新聞夕刊コラム『憂楽帳:私たちは変わったか』で「海外に向かう者への共感、ひいては他人に対する想像力がかすかに深まったように感じる。私たちはあの日を境に変わったのではないか」と、藤原章生記者は書いています(下記)。また、同様に「禁」原発、即時廃炉をいう平智之衆院議員(下記)。そうありたいし、そう願いたいです。そう、崎山比早子さんが言うように「希望は持つもの」と(本通信297号)。


▶自民総裁選:5候補徹底比較…原発・エネルギー

毎日新聞 2012年09月24日 13時13分

【安倍氏と町村信孝元官房長官、石原伸晃幹事長は、経済安定やエネルギー安全保障などの観点から、安全基準をクリアした原発の再稼働を明言。特に町村氏の前向きな姿勢が目立っている】

【一方、世論の動向を意識してか、石破氏は公約で「規制委の安全性の判断に従いつつ見極める」とするにとどめ】

【ただ5氏とも内容は抽象的で、技術開発などの展望が見えないのは民主党と同様だ。規制委の人事については、石原氏が「民主党内に賛否がある」と批判した程度。自民党には容認論が強く、各候補から田中俊一委員長らの差し替えを求める声は出ていない】

▶<原子力規制委>ストレステスト「審査しない」…田中委員長

毎日新聞 9月24日(月)20時31分配信

【原子力規制委員会の田中俊一委員長は24日、毎日新聞のインタビューに応じ、政府が原発再稼働の前提としてきた電力会社による安全評価(ストレステスト)について「審査しない」と述べ、判断の根拠としない方針を明らかにした。既に30基の1次評価が提出されているが、手続きは白紙に戻ることになる。】

【田中氏は、来年7月中旬までに新たな安全基準を法制化し、それに基づいて再稼働の可否を判断する意向を強調。ストレステストについては「(地震と津波に限定した)想定がこれでいいのかは議論がある」と疑問を呈した上で「参考資料であって、こだわることはない」と述べた。】

【さらに「防災体制がきちんとしていないと、国民の納得はいただけない」と話し、避難計画などの整備を重視する考えを示した】
【また、再稼働の科学技術的な判断は「規制委がやる」としながらも「原発運転の是非は社会的、政治的判断を伴う。(規制委が再稼働を認めた原発を)動かすかどうかは政府、政治の問題だ」と述べ、政府にも責任があるとの認識を示した】

【一方、大飯原発など複数の原発敷地内の断層に活断層の可能性が指摘されている問題については、同日の海外メディア向け記者会見で「新たな調査で活断層の影響があると判断されれば、稼働を認めず、廃炉を求める」と踏み込んだ】

 ストレステスト、審査しないといいます。また、参考資料とも。何かウルトラCでも考えているのでしょうか。しかし、原発、動かすかどうかは政府、政治の問題だと。野田は野田で、規制委員会だと。要は、「あんたのせいで、こうなったのだ」といわれたくはないということ、これは、福島第一原発を見てしまった後なら、“普通の人”ならそう判断するでしょう。または、……誰も責任取らなくていい、奥の手はないかと考慮中だということなのでしょうか。


▶「禁」原発:「電力は足りた。即時廃炉を」──平智之衆院議員インタビュー

毎日新聞2012年09月24日

 昨日の本通信303号で原子力マフィアのエージェント澤昭裕の世迷言「経済に打撃 国益を損なう」という一文と、それをパロった一文を掲載しました。その際、事故処理の費用、賠償金等のこと入れませんでしたが、それをもいれたら、とてもとてもの額になり、到底コストが見合うなどといえません。その話に根拠を与えるものが、この平智之衆議院議員のインタビュー記事です。平さん、大学で材料工学を学んだそうです。材料工学からも原発の危険性を論じています。

 国会版事業仕分けで、核廃棄物の処理について「これは質問ではありません。(この計画は)とても正気の沙汰とは思えない」と意見し、同席していた自民党の河野太郎衆院議員が「全面的に賛成」と言ってくれたそうです。

 そして、はっきりといいます。

【政府が選択肢として提示している「原発ゼロ」については気をつけた方がいいでしょう。2030年代に原発の利用を0にするということで、それまでのことは何も言っていません。それまでに政権が変わって、原発が再び容認される可能性は十分あります。そもそも民主党は政権交代直後の2010年夏に原発依存度を50%に倍増するエネルギー基本計画を閣議決定していますし、自民党はもともと1955年の立党宣言で「原子科学の発達とともに、全人類の歴史は日々新しい頁(ページ)を書き加えつつある」として、原子力基本法を制定し原子力推進政策を進めてきました。私は、浜岡原発でさえ廃炉にできないかもしれないと思っています。ですから私は、この際エネルギー獲得手段としての原発をはっきりと法律で禁止し、現在の原発は即時に廃炉にしようと、原子力廃止基本法という私案をつくりました。核廃棄物の再処理もしません。電力会社は原発の部門を切り離し、清算事業団のような形で原発を終息させます】

 このくらいの決意で、原発に対して立ち向かわないと、将来に禍根を残すことになります。平さんが、このインタビューで紹介した官邸前で抗議を行っている方の声、多くの人が持っていると思います。

【ある方が「私は、昨年の3月11日を機に悔い改めました」と話してくれたことでした。「それまでは、まあいいかと思っていましたが、やはり未来に向かって言わなくては」と】

「電力需給で『禁原発』はすでに可能」(2012年9月10日 20:45)と題する平さんのブログです。

*平智之 今年6月18日、政府の大飯原発3・4号機再稼働決定に反対し、民主党を離党。1959年生まれ、京都1区

▶原発再稼働と電力会社の経営

河野太郎ブログ ゴマメの歯ぎしり2012年09月21日 17:51

【「原子力発電施設解体引当金」という制度がある。平成元年に、運転を終了した原発は廃炉にする、ということが決まった。(それまでは決まっていなかった!)それにより、各電力会社は、原発の廃炉に必要な金額を毎年、年度末に一括して引き当てをすることが決められた。ただし、毎年の引当金の金額は、それぞれの原子炉が運転を開始してから運転を終了するまでの間に発電するであろう総発電量に対して、それぞれの年に発電した電力量に応じて積み立てる。

 想定総発電電力量=出力x40年x365日x24時間x設備利用率

ただし、計算上設備利用率は76%とされる。(現実の稼働率はもっと低い)
 総見積額=解体費用+処理処分費用(3兆円/10社:54基)

 引当額=総見積額x(累積発電電力量/想定総発電電力量)-前年度残高

 つまり、稼働率が低い原発は、本来引き当てるべき引当金よりも、年度末に引き当てる金額のほうが少なくなる。だから、問題が大きい原発ほど、40年を超えて稼働させないと、引き当てが過小になり、廃炉にするときに損失を計上しなければならなくなる。

 ほとんどの原発は、稼働率76%を下回っているので、40年で廃炉にすると、引き当てが足らなくなり、電力会社は損失を出すことになる。だから40年での廃炉を電力会社はむやみといやがる】

 そのほか、各電力会社の引当金、所有している核燃料の簿価などの数字が記載されています。参考になる資料です。

▶いかがなものか 「原発」争点にならない自民党総裁選

毎日新聞 2012年09月24日 東京夕刊

●福島からあまりに遠い──作家・僧侶、玄侑宗久さん

【ほとんどの候補者は福島に足を運んでこなかった。民主党の閣僚は、少なくとも、福島を何度か訪れることで原発事故がどういう事態を招いたのかを理解し、その実感を福島の人々と共有しようとした。自民党にはそれもない】

【全国54基のうち39基の所在地の郵便番号は「9」か「0」から始まる。つまり「1」で始まるこの国の中心・東京から最も遠い場所に、ほとんどの原発がある。原発を地方に押しつけたこの国の構造そのものに由来する根深い問題です】

【民主党は「2030年代に原発稼働ゼロ」の閣議決定を朝令暮改で見送った。方丈記の「古きは廃れ、新しきは成らず」という言葉のようです。「古き」は民主党、「新しき」は自民党。ゼロを口にはするが言葉があまりに軽い民主党と、そもそも言葉にしない自民党。これでは脱原発は「成らず」です】

【「(事故が)もう一発来ないと、この国は分からないのか」という思いです】

●「ゼロ」の民意、見ていない──科学史家・吉岡斉さん

【自民党が原発維持から転換できない背景には、経済産業省の巻き返しがあると思う。経産省は福島第1原発事故後も「即時・無条件・全面再稼働」の姿勢を譲らなかった。既得権益を守りたいという両者の思惑が合致し、硬直した対応につながっている】

【民主党政権がトーンダウンして「2030年代に原発稼働ゼロ」を目指すとした「革新的エネルギー・環境戦略」を閣議決定しなかったのも、やはり経産省の影響があるだろう。しかし、この戦略は政府が意見聴取会を開き、パブリックコメントを募るなどして民意を反映させる「デュープロセス」(適正手続き)を経て決めた方針だ。立法化が実現していないとはいえ、民主党から自民党に政権が移っても簡単に変えられるものではないはずだ】

【自民党は次期衆院選の政権公約案で「10年以内に新たなエネルギーの安定供給構造を構築する」とし、総裁選の候補者たちもそう主張しているようだが、国民はもう十分に考えた。なぜまた10年も考えなければならないのか。

 浜岡原発を停止させたのは首相官邸の力だった。官僚が自ら体質を変えられないなら政治の力に期待したいのだが】

●過去の反省ない証拠だ──衆院議員・亀井静香さん

【総裁選でどの候補からも脱原発についての深い言及がないのは、口では謝罪をしても、これまで自民党が進めてきた原発推進政策への反省がない表れだ】

【私自身にも責任はある。自民党時代には政調会長を務め、また派閥を率いてきた。にもかかわらず、地震国の日本に設置されている原発の危険性を直視しようとしなかった。これについては、申し訳ないと思っている】

【自民党は結局、経済至上主義から抜け出せておらず、それは野党になっても何も変わっていない。そのことに全く気付いていないように見える】

 玄侑宗久さんは、福島の人です。東京から遠い福島、そこに足を運ばない自民党総裁候補らを喝破し、地方を踏み台にして繁栄を築いたこの国を問題にします。

 吉岡斉さんは、経産省など原子力ムラの既得権益を問題にし、新エネルギー戦略は「デュープロセス」(適正手続き)を経て決めた方針であり、立法化が実現していないとはいえ、民主党から自民党に政権が移っても簡単に変えられるものではないといいます。しかし、吉岡さん、人が良すぎます。そう思いたいのですが、そんなものいつでも反故にできるのです。現に自民党、誰がなってもそうするつもりでしょう。

 亀井静香さん、警察官僚あがりなので好きではないのですが、死刑廃止論者でもあるのです。自民党を離れたからだといえばそれまでですが、謙虚です。そこに期待したいと思います。先だっての国会包囲行動では亀井さん、私の目の前を通ったので、ぶれないでがんばってくださいと声をかけておきました。


▶どうか、核廃棄物処理問題に活用できますように?!
3億年でもデータは消えません! 日立が石英ガラス使う保存技術を実用化

産経新聞 9月24日(月)17時41分配信

 素晴らしい! さすが技術の日立です! “Inspire the Next”──そう、次の時代などと小さいことはいわず、10万年後まで射程に入れ、お考えてください。

高濃度放射性物質、使用済み核燃料の処分には10万年などという気の遠くなる時間が必要とのこと。どうか、その処分した年月日、方法、それまでは決して開けてはならぬなど詳しく後世の人に伝わるようデータを残してください。ただし、その時まで、それが「読める」よう、言語を伝える方法も考えておいてください。今、私たちには大昔の壁画やピラミッドがなぜどのようにつくられたのかさえ、定かではないのですから。その点も考慮して「保存」をお願いしたい。

 それが、日立製作所、米GE と一緒になって、原発で大儲けし、これからも原発を世界に売っていこうとしている企業としての最低限の責任です。でも、その前に原発を全世界からなくすことの方が先決ですが。まして、これを売り込んでまた儲けようなどという不埒な考えは待たないでください。でも、無理かな?

【日立製作所は24日、半永久的にデジタルデータの保存が可能な技術を開発したと発表した。フラスコなどに使われる石英ガラスにコンパクトディスク(CD)並みのデータを3億年以上保存できる。経年劣化なく保存が可能なため、歴史的に重要な文化遺産や公文書など後世に残したいデータの長期保存用に売り込みたい考えだ】

▶3・11後のサイエンス:福島ゲノム解析の疑問=青野由利

毎日新聞 2012年09月25日 東京朝刊

【低線量被ばくの影響を調べるため福島県で遺伝子解析を行う。そんな計画を細野豪志・環境相が明らかにしたのは先月末のことだ。環境省の概算要求によると、対象は5年間で両親と新生児500組(1500人)。血液やさい帯血を採取して全遺伝情報(ゲノム)を解析し、精子や卵子の被ばくによる新しい変異が子どもで増えていないかを確かめる。来年度の要求額は11億9200万円。目的は「福島県で安心して子どもを産み育てることができる環境を実現すること」だ。

 これを聞いて、まず頭に浮かんだのは、この方法で被ばく影響の有無が明らかにできるのかという疑問だ。誰でも新しい変異を持って生まれるので、被ばくの影響を見るには被ばくを受けていない「基準集団」と変異率の違いを比べる必要がある。この基準データをどう集めるか。デコード社が明らかにしたように父親の年齢の影響も考慮しなくてはならないから、かなりの人数がいる。環境省は、被ばく線量に応じた違いを見るというが、あいまいな推定値しかないのに、微妙な差を検出できるのか。「変異より解析装置の読み間違いの方が大きく、検出は無理」と見る専門家もいる】

 山下俊一ら、アンゼン教信者がうごめいています。

▶Cafe:確率で語れない技術

毎日新聞 2012年09月25日 東京朝刊

 杉万(すぎまん)俊夫・京都大教授(61)、【被爆国にもかかわらず、国が原発を「核の平和利用」として推進できたことに、杉万さんは「人々の科学技術に対する素朴な夢と信頼が背景にあった」と分析する。事故で信頼が打ち砕かれた今、原発の存続をどう考えるべきか。「発生確率が非常に小さくても、社会が許容できないリスクがある。そういう技術を、確率の高低では論じられない」】と。


▶原発ゼロ」の撤回要請=枝野経産相に吉田福井県議会議長

時事通信 9月24日(月)15時46分配信

【福井県の吉田伊三郎県議会議長は24日、経済産業省を訪れ、2030年代の「原発稼働ゼロ」を掲げた新たなエネルギー戦略の撤回を枝野幸男経産相に要請】

 もう、どうかしています福井県。今度は県議会議長ですか…。

▶脱原発に寄せる各地の人々の思いを、伝え続けさせて下さい

田中龍作ジャーナル

【官邸前に集う人々の数は、夏休みの頃に比べると減っています。政府関係者がそれを見て、ほくそ笑んだとしたら大間違いです。官邸前が減った分、全国各地の脱原発デモ集会が盛んになっているのです。バスを仕立てて官邸前に駆けつけていたグループ、飛行機で遠路はるばる来ていた夫婦……、彼らは今、地元で「再稼働反対、原発廃炉」のシュプレヒコールをあげているのです。その数は確認できるだけでも全国70ヵ所余りにのぼります。

 ところがマスコミはそれを報道しようとしません。「孫子の将来まで危うくする原発を動かしてはならない」という国民の叫びは、ないものとされています】

▶憂楽帳:私たちは変わったか

毎日新聞 2012年09月24日 13時50分

【この春4年ぶりに日本に戻り、以前とは何かが違うと直感した。主観に過ぎないとも疑い、いまは変化の兆しを探っている。官邸デモに加え、限界思想や脱成長を語る論者が増えたのもあるが、ジャーナリスト、山本美香さんの死への反応も一つの兆しだと思う。

 2003年から04年にかけ、イラクで誘拐、殺された日本人に対し、当時の首相を筆頭に世間は「自己責任」という言葉を浴びせた。他国では考えられない厳しさだった。報道とボランティアという違いもあるだろうが、海外に向かう者への共感、ひいては他人に対する想像力がかすかに深まったように感じる。私たちはあの日を境に変わったのではないか】と藤原章生記者。

 あの市場原理主義者どもが跋扈した2000年代前半、何でもかんでも「自己責任」といわれ萎縮していきました。人に思いを寄せていたら、自分の立つ瀬がないとばかりに。他人の頭の上のハエを追う前に自分だとばかりに。共感するということ自体が、敗北者のたわごとかのような空気が確かにあり、重く淀んでいました。「他人に対する想像力がかすかに深まったように感じる。私たちはあの日を境に変わったのではないか」と、記者のように希望を繋げたいです。


▼原子力ムラ 今日の「No problem!」

▶落下の鉄骨、プールの底か=燃料に損傷見当たらず―福島第1原発3号機・東電

時事通信 9月24日(月)20時8分配信

【東電は24日、水中カメラでプール内を調査し、底部に鉄骨が落ちているのを発見した。落下した鉄骨と断定できないため、25日も調査を続ける。東電によると、落下したのは「H鋼」と呼ばれる棒状の鉄骨で、長さ約7メートル、重さ約470キロ】

 「落下した鉄骨と断定できないため」──、そう、3号機は火柱が上がるほどの水素爆発を起こしました。

▶福島第一原子力発電所3号機 使用済燃料プール瓦礫撤去作業

東京電力 掲載日2012年9月24日

東電が公開している写真です。

▶淡水化装置で水漏れ 下請け 健康診断費用天引き

東京新聞2012年9月22日

【十五~二十一日の一週間、東京電力福島第一原発では、高濃度汚染水を処理した後の水を淡水化する装置の配管接続部分から、処理水二百五十リットルが漏れた。十五日朝、パトロール中の東電社員が発見し、装置を止めて約一時間半後に漏えいが止まった。建屋外への漏えいはなかったという】

【また、下請け会社が作業員の賃金から、会社が負担すべき健康診断の費用を天引きしていたことが発覚。東電と元請け企業の東京エネシスがいわき労働基準監督署から指導を受けた】

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2013年は正念場。ともに脱原発までたたかおう!

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12月

「脱原発工学」の構築をと吉岡斉さん、ヤンキー政党と化した自民党と喝破する斎藤環さん

米原子力空母乗員が、東電に損害賠償請求で提訴

茂木経産相、エージェントぶりをさっそく発揮

「僕は泣いちっち」が問いかけるもの/ドイツ通信24

東電常務、汚染水は海に「戻したい」

規制委調査団、活断層と断定 東北電力東通原発

虎視眈々と狙っている、原子力マフィア・マフィアの代貸や舎弟たち

さあ、来週からは“真打ち”登場です

小出裕章さんの生き方と、東京電力サラリーマン的生き方

早速始まった、原発ゼロ政策見直し策動

安倍晋三と橋下徹は、この国をどこへ引っ張っていこうとしているのか

青森 東通原発で断層の現地調査開始

「科学的根拠を示す」のは、自分たちだろう!

敦賀原発の下に活断層と判定

敦賀原発、廃炉決定か!/投稿:今井一批判/自民改憲案批判

「みんなで決めよう『原発』国民投票」事務局長今井一氏に問う

笹子トンネル天井崩落と「無常」、そして原発

今回の総選挙は、「何を学び、どう生きていこうとするのか」を問う選挙

11月

過去の失敗も認めて抱き締める愛しさが愛国心だ/ドイツ通信22号/自民党憲法改正草案の問題点

些細なことどころか、「脱原発」は大きな争点となってきた!

橋下は、第三極の頭ではなく、「第五列」だ!

放射能拡散は「価値観」で予測するものなのか

総選挙を前に、「政党」の離合集散があわただしい

「機械と火」ではなく「生命と水」に育まれた社会へ

自分だけは大人ぶった、仙谷由人センセイ

流言飛語を振りまくデタラメ男と暴走老人

「人々は首都の官庁街に何万人規模で集まってよいことを知った」

目方で測れるのなら苦労はしない

電力など123社、安全審査で新機関

「安全規制に必要な知識が必要だが、残念ながら今(規制委には)それはない」

そう、原発は「小異」ではありません。

敦賀原発 月内にも断層調査

10万人が霞が関一体、東電前、Jパワー前などで抗議行動

今度は火事の備えができていないそうです

原発問題は政策選択の問題ではない

原子力ムラ・原子力マフィア代貸の“トンデモ集”

福島県立医大による甲状腺検査問題

「大勢の人に囲まれ、冷静に判断できない」と岡田篤正・立命館大教授

柏崎刈羽原発:燃料集合体部品変形 規制委が改善命令検討

10月

「計算条件の設定などは、規制庁がJNESに指示」した。だから丸投げではない?

「規制される立場にある電力会社からの指摘で誤りが判明」

英原発会社:買収へ、日立と東芝が名乗り

東京のガレキ焼却灰、多摩・日の出の処分場に

「活断層の定義の拡大を検討」と「原子力災害対策指針案」

その後の人生の道を選択させたものはなんなのか──島薗進さんのこと

原発の安全基準を検討するメンバー決まる

「科学者なら誰でも気づくと思うが、40年廃炉ルールの根拠はあまりない」

“極楽とんぼ”を集めて地球環境フォーラムを開いた朝日新聞

夢より希望を──性差、そしてヒトの歴史から脱原発社会を考える

大間原発:函館市長、建設凍結の要請書

10/12-13連続行動参加報告/ジャック・アタリのフクシマ論

10.13日比谷野音「さようなら原発集会」行動提起

「東大話法」の使い手はいま

他者を思うこと、他者に共感すること そして原発を考える

10.5金曜抗議行動(国会正門前)報告/ドイツ通信第21回

福島健康調査検討委「秘密会議」続報!

安倍の「深刻に反省」は選挙向けパフォーマンス/ドイツ通信第20回

今度は福島県健康調査で「秘密会議」

「2030年代に原発ゼロにすると決めたわけではない」

「今、福島では放射能の話はできない」

9月

原子力マフィア、「再稼働」

原発事故:防災対策、30キロ圏に拡大…規制委が了承

「強い日本」「日本を取り戻す」──気分先行型政治の危険性

平智之衆院議員インタビューに注目

住民に心臓病など深刻な健康被害・チェルノブイリのいま

『カネだけが人生を充足させるわけではない』──さて、どなたの言葉でしょう?

30年代原発ゼロはたんなる「目標」?

もう「科学の話」でも「エネルギーの話」でもない

「2030年代の原発ゼロ」──閣議決定見送りに

「2030年代の原発ゼロ」──でも、原発はつくります?

9.14首相官邸前、霞が関抗議行動

「維新の会」の熱狂が意味するもの

早速やってくれました、伸晃クン。

学術会議、核廃棄物処理白紙見直しを提言

相次ぐ「不祥事」と「意味なき」労働が問うもの

霞が関一体で繰り広げられる反・脱原発、原子力規制委人事案反対行動

再稼働不要裏付け 今夏消費5~11%減

全国40都道府県82か所で抗議行動

何が問われているのか。そして「何をなすべきか」

原爆を不要としたように、原発も不要と確信したのです

再稼働反対を言うことは「まぎれもない現実論」

8月

原発訴訟、安全性本格審査を 最高裁研究会で改革論

「潜水艦のようにつくってあるから大丈夫」……もうアニメの世界です

これからの社会のグランドデザインをどう描くのか

何が起きたか、何が起きているかを知ること

原子力規制委:田中氏など委員5人、閣議決定

昨日の面会は「NHK青年の主張」だったのか!

政府の「討論型世論調査(DP)」では半数が「原発ゼロ」と

「収束宣言」が出ても何も変わらない。自宅に帰ること諦めました

米NRCが原発の認可手続きを停止

オリンピックだ、史上最多のメダル獲得だなどと浮かれている間にとんでもない「合意」が

永田町の新作喜劇『近い将来』……フクシマは何も変わっていないのに

東電公開映像/規制委員会人事/ドイツ通信19

東電テレビ会議公開映像から見えるもの──アンゼンダからタイヘンダに!

東京電力、テレビ会議映像を公開

仙谷、言うに事欠いて再稼働に反対する人々を「論理の飛躍がある」だと!

原子力規制委員会よりも、原子力ムラ規制・監視・解体委員会の設置を!

マスコミ人──反省するヒト、「前から知っていた」かのように装うヒト、さまざま。

7月

米倉経団連会長、野田首相といっしょに退場してください

7.29脱原発国会大包囲行動 20万の市民が国会を包囲

<原発推進秘密会議>司会役がメール削除 隠滅の疑い

海水で腐蝕し、活断層上で揺れる原発

イチローのほうがそんなに重要か NHKニュースウォッチ9

政府事故調、報告書を提出

再稼働反対抗議行動全国に波及

不都合な事実は見ないことに。そしてここでも山下俊一が登場

「いじめは卑怯だ」と野田首相。でも、今のあなたにはそれをいう資格はありません

志賀、大飯、敦賀の下に活断層! 志賀原発 活断層なら廃炉!

脱原発集会に17万人が参加 この力で再稼働阻止!すべての原発を廃炉へ!

警視庁、歩道のみに規制、鉄柵で囲む。世界の笑いもの

野田首相を、Give up ! と言うまで追い込もう!

「社員のプライバシー保護の対策を取ったうえで公開」

おおい町・時岡町長、クラゲに自然の脅威を感じる!

鹿児島県知事選、向原さん20万票取るも勝利逃す

再び万余の市民が首相官邸前を埋め尽くし、再稼働反対を訴える

国会事故調報告書についての各紙報道

国会事故調、報告書を国会へ提出。WEBでも公表

資本は自らの墓掘り人をつくり出す──次をどう描くか

要はコストがかさむからということなのでしょう。運転する資格なし!

首相官邸前の道路を埋め尽くす20万の市民!

6月

「後始末もできないのに再稼働だなんて」そして、警報鳴り止まない大飯原発

6.22報道ステーションで古舘伊知郎の突っ込みに寺島実郎タジタジ

町長だけに謝罪すればいいのか! しかも非公開で

政府事故調、「菅氏誤解」というのだけれど なぜ伝えられなかったのかが問題なのでは?

「ハーメルンの笛吹き男」か橋下大阪市長、また吠える

「再稼働反対!」「命を守れ!」と首相官邸前に4万5千人が集結

「中途半端な教養は、無教養よりたちが悪い」──ピーサレフ

東電、「最終報告書」で開き直り。「俺たちに非はない。悪いのは菅と官邸」

本通信、発信し始めて今日で1年がたちました

大飯原発再稼働などをめぐる「トンデモ発言知事一覧」

なにが「関西の生活と産業の安定に資するため」だ

テレビが伝えない不都合な真実。6.15首相官邸前抗議行動

この国にはいったい何を学んできたのか

ならば野田首相・西川福井県知事を「原発安全確認無限責任者」に!

野田首相、原発再稼働は「人類に対する犯罪」です

精神論で語っているのは野田首相本人!

今夕、首相官邸前へ! 抗議の声を挙げよう!

再稼働 抗議のダイイン 官邸前、福島の女性ら

大飯原発、地表ずれる可能性 専門家「早急に現地調査を」

「再稼働慎重に」と民主党の117人が署名し、野田に提出

今日から都議会。石原の演説30分を傍聴してきました

「原発」都民投票 げんぱつYES/NO パレード、800名で

またバレてしまいました。5日の会議も開くことできません

<橋下市長>大飯再稼働容認で“敗北宣言”

5月

野田首相の「私の責任」ってなんだ!

「人質」を置き、官邸と「もしもし~」とやりあえれば、安全? 

国会事故調、菅前首相を叩いて、得するのは誰だ

広がる「被災者格差」。そして破壊されるコミュニティー

妄想の世界に生きる原子力マフィアたち

政策決定の透明性=「見える化」こそ最重要

核燃サイクル「秘密会議」暴露される

原発都民投票条例制定 民主部会、賛成の方針

今度は燃料コストがかかるから再稼働だと

家庭だけが節電すればよいのか

国会事故調、東電・武黒一郎フェローの奇妙な動き

み~んなウソだった! これで「集団自殺」はなくなった?

関電、再稼働したいのは電力が足らないからではないと

沖縄返還40年/ドイツ通信第15回/寄稿「住民投票と日本型ファシズムの戦い」

大飯原発再稼働をおおいまち議会が容認

「チェルノブイリのこの現状が26年後の福島ではないと誰が言い切れようか」

東京電力が提出した「総合特別事業計画」に対する3紙の評価

福井県原子力安全専門委員会、こんなものなら必要なのでしょうか

3.11前と同じメンバーでやっているということ自体が信じられません

42年ぶりに稼働原発のないときを迎えて

瀬戸内寂聴さん、「このままの日本を若者に渡せない」と

保安院:「原子力の専門能力も広報も不十分」ネットで反省

4月

班目センセイ、今ごろ言われても……。だから「デタラメ」などと言われるのです

昨年の6月から出し始めて本号で200号です

そもそも地震国に原発は無理

原発・停電恫喝と生活習慣病

「この1年間で積み重ねてきた対策と知見」?

電気事業法では廃止でも、原子炉等規制法では今も「稼働中」

・法的には、とっくにオシャカになったものを追認しただけ
・ドイツ通信11

「確信がないし、責任も取りたくない」から、「証拠は残さない」ということ

原発再稼働5人組の頭=仙谷は何を勘違いしているのか

再稼働の政府「黒幕」は仙谷由人だ!

北朝鮮ミサイルに振り回されたのではなく、振り回した日本政府

環太平洋、地震活動が活発。日本近海も無関係ではない

大飯原発──大阪府・市、再稼働8条件先送り

大丈夫と言っているのは、電力会社と原発大臣4人衆だけ

「テストに不合格なものを商品化することを私は許さない」

再稼働へ「突進」する野田政権

安全基準にまで「暫定」

「東大話法」オンパレードです!

1日遅れの「April Fool」。「日立はすべてを、地球のために」だそうです

3月

「3月11日の、あのね。」見てきました

東電という会社、何を思いあがっているのでしょう

ようやく春になりましたが……

汚染水、また海に流出、ストロンチウムも

<泊原発>5月5日停止へ 現在唯一稼働

繰り返します。原発問題は「二項対立」ではありません

幕(再稼働)は開くのか、いつ…

「安全」しか出ないサイコロでたぶらかしてきた

3月24日「再稼働を許さない さようなら原発1000万人アクション」集会とパレード

「お金が入るのならもらって、死ぬ前にいい生活がしたい」にどう応えるか

唯我独尊、傲慢それらすべてを動員しても足らない、東電会長・勝俣恒久

岸和田のお調子者・田中知東大教授へ、だんじり曳いても原発曳くな!

瓦礫処理、環境省吊り広告の怪? 空中線量が同じだから大丈夫?

要はこの世の中カネといってしまうと身もふたもない話だったということ

3.11行動 日比谷公園に1万人 国会を人の鎖で囲む!

沢田研二さん、脱原発に賛成

東北をダシにしていませんか?

“スルー”される大熊町

「政治家がダメでも官僚がしっかりしている」はずじゃなかった?2月

2月

3.11は日比谷公園中門に!

毎時、何十トンもの水、どこへ?

公文書に対する日米のポリシーや哲学の違いに愕然

アメリカ原子力規制委員会の議事録が語る原発事故の10日間

吉岡斉さんの講演録から(2)

原発稼働の住民投票、31万人署名提出…東京

吉岡斉さんの西南学院大学での講演録入手

橋下大阪市長と大阪自治労問題を考える

原発ムラの人たちの言い訳集

福島第一直下で地震も いわきと地下構造類似

東電の想定外とJAXAの想定外の事故を想定しての危機管理

2号機温度計、90度超える=東電「再臨界ない」

東京湾海底20センチ超の泥からセシウム 近畿大調査

「溶けた燃料がどこにあるか分かっていない」からこういうこと起こるんだ

5日、温度上昇、再臨界か確かめる??

【原発の不都合な真実】原発は温暖化対策に役立たない

40年超「再稼働ありえない」 敦賀、美浜の2基対象=細野担当相

橋下大阪市長の核武装発言

1月

<IAEA>安全評価審査は妥当…原発再稼働可否判断に道筋

原発住民投票 意思表示へ扉を開こう

組織として安全を目ざすために重視されるべき事項

【国民投票無力化へ】の動きが

「シカタガナイ」という「呪文」

福島第一で起きたこと

議事録がない!?

ストレス審査にOKを出した男たち

非常用電源未接続問題、東電に緊急性の認識なし

再稼働をしないとこうなるぞという恫喝

阪神大震災から今日で17年がたちました

「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」

元旦の地震でタンク水位急下

正月に福島でセシウムの降下量が増加したわけ

住民投票請求署名 大阪市、法定数大幅に超える

六ケ所村の核燃再処理工場、再開へ準備

3.11以降、日本(世界)は変わったか

今年は脱原発社会に舵を切れるか

04年に、安井正也が直接処分試算廃棄命令