原発通信314号

原発通信原発は命の問題だ!

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更新 2013-01-07

「原発通信」は2013年1月からサイトURLが下記に変更になりました。
最新号は http://www.genpatsu-tsushin.com/2013/でどうぞ。

原発通信 314号 

2012/10/10発行

314-1010 10-11月大行動

「10.13さようなら原発集会 in 日比谷」詳細はこちら
「11.11反原発1000000人大占拠」詳細はこちら

他者を思うこと、他者に共感すること そして原発を考える

 本通信でも、「想像力」、他者への「共感」などという言葉を使います。毎日新聞日曜版に心療内科医の海原純子さんの『新心のサプリ』というコラムがあるのですが、10月7日付は「見せびらかす文化、分け合う文化」と題して書かれています。彼女は言います。

「夏休みに1,2泊の旅行をしたり、ファミリー向けレストランでイチゴパフェなどを食べると、友だちがみんなそんな体験ができたらいいのにと思った。それは私に限らず周囲の子どもたちも同じで『見せびらかしたり自慢する文化』ではなく『みなで分け合う』という文化が根づいていた」と幼少のころを振り返ります。「当時は持ち物を誇ることは恥ずかしいことで高級外車やブランドファッションを自慢の種にする風潮はなかった。それはやっかまれるのがこわいからではない。自分だけが持っていることの淋しさと体験できない友への共感故である」とも。

 「みんなで分け合う文化は苦しい時代を生き抜くヒントだと思う」と彼女は結びます。

 私も子どものころ、親から同様のことをよく言われて育ちました。「見せびらかすことは恥ずかしいことと思え」と。お菓子でも、「自分だけ食べるな。食べるなら分けっこして食べなさい」とよく言われたものです。中学校の教師も、「体験できない友への共感」ということをよく口にしていました。たぶん、海原さんの親も私の親と同じ世代、同時代を過ごしてきたのだと思います。それは、その後言われるようになる「みんな一緒」とは中身は大きく違うものでしょう。そのことを、親世代のようにうまく伝えられなかった“私たちの世代の責任”が──それは、豊かさのなかで育ってきたという社会的な背景があったにしろ、あるのかもしれません。

 「他者への共感」というものが、あらためて言われるようになってきたのはいつごろからなのでしょうか。

 市場原理主義者たちが跋扈し始めたころ、いや、バブル経済華やかしころでしょうか、「自分の努力で手に入れたものだ。何が悪いのだ」という風潮が出てきたのは。

 と、その記事を読んだ後、書評欄「今週の本棚」を読むと、『子どもの共感力を育てる』という本の書評がトップに出ていました。

著者によると、「共感力の本質とは、相手の立場になりきる能力、相手の身になったらどうかを感じとり、それが辛(つら)いものならば辛さを軽減してやろうと思いやる能力である。」とのことです。3.11以降、そうした人としての「共感する気持ち」が失われていなかったからこそ、多くの人々ができることから支援に動き、今もボランティアなどで被災地へ行かれている方々がいるのだと思います。

原発のことを考えてみます。生まれ故郷を捨てざるを得なくなった福島の人たちのことを思い、放射性物質で日本中が汚染されてしまったことを、この「共感」「想像力」をキーワードに考えれば「原発再稼働」「原発新造」などという答えは出てきません。

評者は最後に言います。「今のところ推測にしか過ぎない話もある。でも、確かな結論が一つある。のんびり安心できる子ども時代を過ごす人を増やすことが、世界の平和にも人類の幸福にも、確実に役に立ちそうだということである」と。読んでみたくなった一冊です。

書評『子どもの共感力を育てる』

骨抜きされた原子炉等規制法

 昨日、産経と読売の記事、『枝野経産相、計画中9基の原発建設を「認めない」』との記事を紹介しましたが、毎日新聞の記事の方が詳しいです(下記)。

 原子炉等規制法は、経産大臣の権限をまあよくももぎ取り、すっかり「権限なし」にしてしまいました。読売新聞が、「政権が変わったら変更がある」などというレベルじゃありません。経産大臣が何言っても「ああそうですか、前向きに検討しましょう」と「聞き置くだけ」でいい、後は原子力マフィアの筋書き通りにということも可能なのです。

 これは民主主義の危機です。ならば、私たちが今行っている抗議行動を絶やすことなく、さらに拡大・増強していかなければなりません。

 また、北海道の経済団体と会見した枝野大臣ですが、泊原発再稼働要請については回答しなかったとのことです。これに関しては、ブログ「みんな楽しくHappyがいい」に詳しく出ていますのでご覧になってください。

「今がチャンス!泊原発を動かせ!!」北海道の経済4団体代表が枝野大臣に圧力(悪いおじいさん全員の顔あり)

 それにしても、高橋はるみ北海道知事、このキャッチフレーズは悪い冗談かと思ってしまいます。

http://haruchan.jp/

デマを振りまき続ける安倍晋三、「人として」などアンタに言われたくない

 自民党総裁の安倍晋三、次ぎに選挙が行われれば、俺が総理大臣だとはしゃいでいます。野田首相がなかなか「解散」といわないものだから、「人としての約束」を守れだのとのたまわっているそうです。「人として」などといっていますが、「あなたには言われたくない」と思う人は大勢いることでしょう。何も民主党=野田首相を弁護しているのではありません。菅前首相について「海水注入をやめさせた張本人」などとデマを垂れ流し、しかも菅前首相を「万死に値する」などといい、人を陥れようとした。これは「人としての道」を踏み外していないとでもいうのでしょうか。

 そもそも、海水注入をやめさせようと画策したのは、公開されたTV会議でも明らかになったように元東電の武黒一郎(1946年生まれ。現在国際原子力開発株式会社代表取締役社長)というヤクザまがいの口のきき方をする男なのです(そのことは昨年末には政府事故調の委員であった吉岡斉さんは知っていたようです)。「官邸がグジグジうるせんだよ」とか、事故当時、吉田所長に「おまえ、うるせんだよ」などと口汚く言っていた男です。まさに、文字通りの原子力“マフィア”です。

 菅前首相に関しての評価はいろいろあると思いますが、あの最悪な状況=正確な情報も入らないなか、よくやったと私は評価しています。そのとき東電の連中は、「もったいないだろ。ほかにないか」などという発言に見られるように「事故の本質」などまったく想像もできていなかったのですから、菅が東電本社に乗り込まなかったなら、事態はどうなっていたかわかったものではありません。武黒元フェローについては本通信で何回か書いていますが、まったくの「ヒラメ人間」=わが身のこと=保身しか考えないトンデモ男です。

0.7、0.8/μシーベルトは、放射線管理区域。人が住んではいけない

 官邸前等では、ふくしま集団疎開裁判の会の方たちが抗議行動を行っていますが、10月5日に行われた京大の小出さんとのディスカッションの模様が書き出しされていますので、ぜひご覧ください。

「人々はそんなところにはいてはいけない」小出裕章氏10/5財務省前/ふくしま集団疎開裁判の会(内容書き出し)

【一部抜き出し】

(郡山市の方)

「町内会で運動会がございまして、除染をしたんですが、グランドは0.25マイクロシーベルトぐらいの中で運動会が開かれて、その周りの法面のところですね、そちらが0.8,0.7マイクロシーベルトあるのですが」と小出さんに問うと──

〈小出さん〉

 1時間当たり0.6マイクロシーベルトを超えるような場所は放射線の管理区域にしなければいけません。今おっしゃったように0.7,0.8というようなところは、放射線管理区域に本来ならなっている筈のところで、人々はそんなところにはいてはいけないところです日本の法律を適用するならば放射線の管理区域にしなければいけない。

つまり子どもたちはそこにいてはいけない。子どもたちだけではなくて大人の人たちもいてはいけないというほどの汚染なのです。

何とか私は逃げて欲しいと思いますし、多くの方々にこの現実に気がついて欲しいと思います。

〈山本太郎さん〉

 そういう方々(原発推進派の学者たち)をこちら側にというか、本当に子どもたちを守る方に付いてもらおうっていう、なんかそういう運動みたいなものって、何か効果があると思われますか?

〈小出さん〉

 んー、申し訳ないけど、多分ないでしょうね。

 彼らは刑務所に入れるのがいいと思います。

 

 なお、JanJanBlogにも10/5の集会の様子が報道されています。

 小出裕章氏、〈ふくしま集団疎開裁判〉にメッセージ

 

「祖国」などという時は、決まって民衆に犠牲を強いる時

 ところで、報道によると昨日行なわれた自民党全国幹事長会議で石破茂幹事長、「このままでは祖国を守れない」などと、「祖国」という言葉を使っていました。こういう連中が「祖国」だのと使う時というのは、「ろくでもないこと」──そう、人に犠牲を強いることを考えているときにと相場は決まっています。自分にはその覚悟もないときに使うものです。 

十市勉の言う「エネルギー政策には、総合的長期的ビジョンが必要」とは

 本日、NHKラジオ朝6時45分ごろの「ビジネス展望」で、日本 エネルギー経済研究所顧問の十市勉が出ていました。原発再稼働派です。何を喋っていたかというと、「脱原発は確かに民意だろうが、エネルギー政策には、総合的長期的ビジョンが必要だ」というのです。といって、まず自分こそは、モノをよく知っている人間だと伏線をひきます(東大話法規則)。そして脱原発はポピュリズムだともいうのです。エネルギー政策は、先にあげたものにプラス、バランス感覚とリアリズムが必要なのだとのたまうのです。

 中身は何のことはない、ただそれだけです。そして、原発は安い、経済的だといういつもの推進派の弁を並べているだけです。

「エネルギー政策には、総合的・長期的ビジョンが必要だ」──もっともです。だから、それを考えたらとてもじゃないが原発などというものはソロバンに合わないということなのです。どうしていいのか皆目わからない使用済み核燃料の処分問題、そのほか出てくる高レベル廃棄物の処分、廃炉・解体資金、またもし事故が起きた場合の補償など、まさに「総合的・長期的ビジョン」で考えたら、採算に合わない代物だということです。

 でも、この男、そういうものはすべて「先送り」=つまり自分の代で何とかするなどとはこれっぽっちも思わず、後のことなど知ったこっちゃないという論法なのです。それが彼の言う「総合的・長期的ビジョンが必要」「バランス感覚とリアリズム」の中身なのです。ちっとも総合的でもなく、長期的でもなく、バランスも、リアリズムもない、刹那的なものの考えです。こんな男が「識者」としてでかいことを言っているのです。「東大話法規則」の使い手です。

*十市勉(1973年東京大学理学系大学院 地球物理コース博士課程卒業(理学博士)


▶計画中の原発:枝野氏「建設反対」意向も参考程度

毎日新聞 2012年10月10日 00時42分

【原子炉等規制法では、電気事業者から原子炉設置許可申請が出た場合、経産相の意見を聞くことを規制委に義務づけた。枝野氏は政府の「脱原発依存」方針を鮮明にしたが、意見は認可の際の参考にされる程度で、新増設を止める法律上の決定打にはならない見通しだ】

【規制委設置の法案審議の際、原案では経産相が同意しなければ原子炉設置許可は出ない仕組みだった。しかし、規制委の権限強化を訴えた野党の修正で、経産相は意見聴取を受けるにとどまり、権限が大幅に縮小された。このため、経産相の意向で原子炉設置を止めることはできないこととなり、資源エネルギー庁は「経産相しか知り得ない安全に関する意見なら重視されるが、それ以外の意見では聞き置くだけになるのではないか」と】

▶泊原発再稼働要望:枝野経産相は回答せず、道内経済団体に

毎日新聞 2012年10月09日 21時42分

【枝野幸男経済産業相は暖房や融雪で需要が高まる北海道の事情に一定の理解を示した。だが、最も強く訴えた冬までの北海道電力泊原発再稼働は、9月に発足した原子力規制委員会の独立性を強調して明確に回答しなかった】

【近藤会長が「とりあえずの対策として、泊の再稼働を検討してほしい」と求めたが、枝野経産相は原子力規制委と内閣の役割の違いを説明し、対応方針を示さなかった】

▶「核燃料、95%リサイクル」 実際はわずか1% 原発環境整備機構

東京新聞2012年10月10日 朝刊

【高レベル放射性廃棄物の最終処分場の選定を担う原子力発電環境整備機構(NUMO)が、二〇一〇年に全国規模でアンケートをした際、あたかも使用済み核燃料のほとんどが再利用でき、核のごみはわずかであるかのような説明をし、回答を求めていたことが分かった。実際に再利用できるのはわずか1%で99%はごみと化す可能性が大。誤った認識を広げる結果になっていた】

【最初の設問で「使用済み核燃料の95%がリサイクルできます。どうしてもリサイクルできない約5%が高レベル放射性廃棄物として残ることを知っていますか」と】

 アンケート調査など調査にかかわったことがある人なら、よくわかっていることです。ある想定結果を導き出したいなら、設問をそのように書けばいいのです。上記の例でいえば、「使用済み核燃料の95%がリサイクルできます」というところです。そう書かれていると、人というのは、知らないということにちょっと後ろめたさ(?)というか、バカにされたくないという意識が働くので、「知ったふり」をしてしまうものなのです。そう思ってくれたら、後はしめたものです。

▶安倍自民党総裁:経団連の「原発ゼロ見直し」に賛同

毎日新聞 2012年10月09日 21時36分

【安倍総裁らはエネルギー政策などで経団連と連携する方針を示し、米倉会長も「大体我々と同じ考え方だ」と評価したが、尖閣諸島問題などでは両者間に微妙なずれも見られた。出席者によると自民党は、経団連が求める「30年代原発ゼロ方針」の見直しや社会保障給付効率化などに賛同。安倍総裁は「政財界がともに行動することで日本経済を強くする」と述べ、経団連との関係強化を求めた】

▶岡田副総理:原発ゼロ方針批判に「私の感覚と違う」

毎日新聞 2012年10月09日 21時28分

【「我々は原発に依存しない社会を作るという考え方で、米倉会長とはある意味では相いれない。あれだけの事故を経験してなお『原発が必要』というのは、私の感覚とは違う」と反論】

 まっとうです! この気持ちを大事にしていただきたい。そして「ゆるぎない決意」としていただきたいのですが。


▶福島第1原発事故 福島健康調査 県、意見調整を否定 報告書「疑念抱かせる行為も」

毎日新聞 2012年10月10日 東京朝刊

【健康管理調査の検討委員会で事前の意見調整を示す議事進行表を県が作成するなどしていた問題で、福島県は9日、「県民に意見調整があったとの疑念を抱かせかねない行為があった」とする調査結果を公表した。ただし、事前の意見調整そのものについては「事実はなかった」と否定】

【「事前の意見調整や口止め、(県による)振り付け等の事実は認められなかった」と結論づけた】

▶福島第1原発事故 福島健康調査 県、意見調整否定 吉岡・九州大副学長の話

毎日新聞 2012年10月10日 東京朝刊

 ここ最近、吉岡斉さんのコメントが多くなってきました。ここ一番、がんばって発言してほしいと思います。ただし、要らぬ斜に構えた言い方などせず、「直球」で。

【調査報告書はヒアリング内容の詳細を公表していないので妥当性を検証できない。県職員だけで調査しているのも問題だ。県は被ばく線量などのデータを堂々と公表すれば良いのに、なぜコソコソしたのか理解できない。隠すことが習性になっているのではないか。現在の委員が「安全」と言っても県民は信用しない。全員辞任し、調査に批判的な専門家も委員に入れて出直すべきだ】

▶福島第1原発事故 県、初動対応報告書「備えが不十分」

毎日新聞 2012年10月10日 東京朝刊

【福島県は9日、東日本大震災と原発事故発生直後からの初動対応の課題をまとめた報告書を公表した。事故直後の市町村への避難指示や、放射線量を測定する資材について「備えが不十分だった」などと総括】

 と、今頃「総括」されてもというのが福島の方々の気持ちではないでしょうか。そもそも、近いところでは福島第一原発でのデータ隠しなどで東電に不信感をもった当時の佐藤栄佐久知事を失脚させるなど暗躍し、東電はじめ府原子力マフィアの利益優先で動いていたのですから、当然といえば当然でしょう。


▶原子力委:福島第1廃炉へ第三者機関設置を提案

毎日新聞 2012年10月09日 18時48分

【内閣府原子力委員会(近藤駿介委員長)は9日、東京電力福島第1原発の廃炉に向けて中長期的に取り組むべき課題をまとめた。専門家の意見を聞いた上で委員会決定として政府・東電に要請する。

 廃炉作業は、政府と東電で作る中長期対策会議が担っているが、「作業の透明性を確保することが重要」と指摘。作業状況を周辺自治体や国民にわかりやすく説明し、自治体などの意見を聞く窓口となる第三者機関を設置すべきだとした】

【課題は計16項目。廃炉作業に伴い想定される事故に備え、政府や東電に福島県と共同で新たな防災計画を策定するよう求めた。また、作業が長期間にわたることを考慮して、作業員の確保が「2次、3次下請けといった従来型の雇用形態が適切かどうか検討すべきだ」とした】

 と、これまた、「あなたが言うことか」と言いたくなる文言です。「作業の透明性を確保する」などと、当然なことなのですが、近藤駿介が言ってもねえ。雇用形態について触れていますが、作業員の確保ということが大問題になると踏んでのことでしょう。

▶原子力規制委:再処理工場派遣訓練、委員到着まで5時間 /青森

毎日新聞 2012年10月06日 地方版

【むつ市を震源とする震度7の地震が発生、再処理工場の全交流電源が喪失し、放射能が漏れ出して住民の避難が予想される原子力災害対策特別措置法(原災法)の10条事象になった──と想定】

 事故対策拠点の六ケ所オフサイトセンターに入った黒木統括官は、衛星テレビ電話を使って東京の【規制委緊急時対応センターと交信した。黒木統括官は「予定通りだが到着まで5時間近くかかり、その間の住民の保護活動を国がどう支援するかが課題だ」】

 と、これまた、当たり前というか、素人のような感想です。三沢基地に飛行機で入り、タクシーを飛ばしたというのですが、事故、季節はいつ、時間は、風向きはと考えたら、とてもじゃありませんが、こんなにうまくいくとは思えません。気候のいい今、行なって5時間(!)もかかるのですから。 


▶小沢一郎立つ 脱原発 野田潰しの大仕掛け

日刊ゲンダイ2012年10月6日 掲載

【原発を動かさなければ経済が成り立たないのであれば、なぜ、ドイツは脱原発ができるのか。小沢の視察は、役所や米国、大企業の言いなりで、ウソばかりついているペテン首相に対する強烈な宣戦布告になりそうだ。小沢らのドイツ視察は16~20日の5日間。小沢のほかに文科副大臣を務めた森ゆうこ参院幹事長、党の原発ゼロチーム座長の松崎哲久副幹事長らが同行する】

 小沢の脱原発路線の本気度を測るものになるか。

▶脱原発文学者の会:加賀乙彦さんらの呼びかけで発足

毎日新聞 2012年10月10日 02時06分

【作家の加賀乙彦さんらの呼び掛けで「脱原発文学者の会」が9日、東京都内で発足した。脱原発社会の構築に向けて文学者も声を上げて、議論を深めていくことが目的。呼び掛け人は加賀さんのほか、作家の佐藤洋二郎さん、宮内勝典さん、森詠さん、文芸評論家の川村湊さんの5人。また辻井喬さんや高橋克彦さんら他の多くの作家も会の趣旨に賛同】

▶復興予算 受刑者訓練に2765万円 公安調査庁は車14第2754万円

毎日新聞 2012年10月10日 東京朝刊

【出所した受刑者の再犯防止のため、労働需要の高まっている被災地で働けるよう小型建設機械の運転資格を取らせることを目的】

【しかし、受刑者が出所後、被災地でがれき処理に携わるかどうかは分からない。この点について、同局の説明は「被災地のがれき処理に小型油圧ショベルの運転手が集められていることで、他の地域で有資格者が足りなくなっていることも考えられる。その穴を埋めることも広い意味では復興支援だ」とやや苦しい】

【同庁によると、被災地で革マル派や中核派が、▽避難している被災者▽支援に訪れたボランティア▽反原発運動に携わる人たち──に対する勧誘を強めており、外国が原発などの重要情報を不正に入手しようとする動きもある。購入した車両は調査官が対象者を追跡するため導入するもので、宿泊施設を確保できない場合の宿代わりにも使用されている】

 理屈と膏薬はという喩えがありますが、まあよく考えること。しかし、このバレバレを恥ずかしくもなく言い通す力量こそが彼ら官僚の腕の見せどころなのでしょう。

 「白アリ」どもです。


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2013年は正念場。ともに脱原発までたたかおう!

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「活断層の定義の拡大を検討」と「原子力災害対策指針案」

その後の人生の道を選択させたものはなんなのか──島薗進さんのこと

原発の安全基準を検討するメンバー決まる

「科学者なら誰でも気づくと思うが、40年廃炉ルールの根拠はあまりない」

“極楽とんぼ”を集めて地球環境フォーラムを開いた朝日新聞

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大間原発:函館市長、建設凍結の要請書

10/12-13連続行動参加報告/ジャック・アタリのフクシマ論

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他者を思うこと、他者に共感すること そして原発を考える

10.5金曜抗議行動(国会正門前)報告/ドイツ通信第21回

福島健康調査検討委「秘密会議」続報!

安倍の「深刻に反省」は選挙向けパフォーマンス/ドイツ通信第20回

今度は福島県健康調査で「秘密会議」

「2030年代に原発ゼロにすると決めたわけではない」

「今、福島では放射能の話はできない」

9月

原子力マフィア、「再稼働」

原発事故:防災対策、30キロ圏に拡大…規制委が了承

「強い日本」「日本を取り戻す」──気分先行型政治の危険性

平智之衆院議員インタビューに注目

住民に心臓病など深刻な健康被害・チェルノブイリのいま

『カネだけが人生を充足させるわけではない』──さて、どなたの言葉でしょう?

30年代原発ゼロはたんなる「目標」?

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「2030年代の原発ゼロ」──閣議決定見送りに

「2030年代の原発ゼロ」──でも、原発はつくります?

9.14首相官邸前、霞が関抗議行動

「維新の会」の熱狂が意味するもの

早速やってくれました、伸晃クン。

学術会議、核廃棄物処理白紙見直しを提言

相次ぐ「不祥事」と「意味なき」労働が問うもの

霞が関一体で繰り広げられる反・脱原発、原子力規制委人事案反対行動

再稼働不要裏付け 今夏消費5~11%減

全国40都道府県82か所で抗議行動

何が問われているのか。そして「何をなすべきか」

原爆を不要としたように、原発も不要と確信したのです

再稼働反対を言うことは「まぎれもない現実論」

8月

原発訴訟、安全性本格審査を 最高裁研究会で改革論

「潜水艦のようにつくってあるから大丈夫」……もうアニメの世界です

これからの社会のグランドデザインをどう描くのか

何が起きたか、何が起きているかを知ること

原子力規制委:田中氏など委員5人、閣議決定

昨日の面会は「NHK青年の主張」だったのか!

政府の「討論型世論調査(DP)」では半数が「原発ゼロ」と

「収束宣言」が出ても何も変わらない。自宅に帰ること諦めました

米NRCが原発の認可手続きを停止

オリンピックだ、史上最多のメダル獲得だなどと浮かれている間にとんでもない「合意」が

永田町の新作喜劇『近い将来』……フクシマは何も変わっていないのに

東電公開映像/規制委員会人事/ドイツ通信19

東電テレビ会議公開映像から見えるもの──アンゼンダからタイヘンダに!

東京電力、テレビ会議映像を公開

仙谷、言うに事欠いて再稼働に反対する人々を「論理の飛躍がある」だと!

原子力規制委員会よりも、原子力ムラ規制・監視・解体委員会の設置を!

マスコミ人──反省するヒト、「前から知っていた」かのように装うヒト、さまざま。

7月

米倉経団連会長、野田首相といっしょに退場してください

7.29脱原発国会大包囲行動 20万の市民が国会を包囲

<原発推進秘密会議>司会役がメール削除 隠滅の疑い

海水で腐蝕し、活断層上で揺れる原発

イチローのほうがそんなに重要か NHKニュースウォッチ9

政府事故調、報告書を提出

再稼働反対抗議行動全国に波及

不都合な事実は見ないことに。そしてここでも山下俊一が登場

「いじめは卑怯だ」と野田首相。でも、今のあなたにはそれをいう資格はありません

志賀、大飯、敦賀の下に活断層! 志賀原発 活断層なら廃炉!

脱原発集会に17万人が参加 この力で再稼働阻止!すべての原発を廃炉へ!

警視庁、歩道のみに規制、鉄柵で囲む。世界の笑いもの

野田首相を、Give up ! と言うまで追い込もう!

「社員のプライバシー保護の対策を取ったうえで公開」

おおい町・時岡町長、クラゲに自然の脅威を感じる!

鹿児島県知事選、向原さん20万票取るも勝利逃す

再び万余の市民が首相官邸前を埋め尽くし、再稼働反対を訴える

国会事故調報告書についての各紙報道

国会事故調、報告書を国会へ提出。WEBでも公表

資本は自らの墓掘り人をつくり出す──次をどう描くか

要はコストがかさむからということなのでしょう。運転する資格なし!

首相官邸前の道路を埋め尽くす20万の市民!

6月

「後始末もできないのに再稼働だなんて」そして、警報鳴り止まない大飯原発

6.22報道ステーションで古舘伊知郎の突っ込みに寺島実郎タジタジ

町長だけに謝罪すればいいのか! しかも非公開で

政府事故調、「菅氏誤解」というのだけれど なぜ伝えられなかったのかが問題なのでは?

「ハーメルンの笛吹き男」か橋下大阪市長、また吠える

「再稼働反対!」「命を守れ!」と首相官邸前に4万5千人が集結

「中途半端な教養は、無教養よりたちが悪い」──ピーサレフ

東電、「最終報告書」で開き直り。「俺たちに非はない。悪いのは菅と官邸」

本通信、発信し始めて今日で1年がたちました

大飯原発再稼働などをめぐる「トンデモ発言知事一覧」

なにが「関西の生活と産業の安定に資するため」だ

テレビが伝えない不都合な真実。6.15首相官邸前抗議行動

この国にはいったい何を学んできたのか

ならば野田首相・西川福井県知事を「原発安全確認無限責任者」に!

野田首相、原発再稼働は「人類に対する犯罪」です

精神論で語っているのは野田首相本人!

今夕、首相官邸前へ! 抗議の声を挙げよう!

再稼働 抗議のダイイン 官邸前、福島の女性ら

大飯原発、地表ずれる可能性 専門家「早急に現地調査を」

「再稼働慎重に」と民主党の117人が署名し、野田に提出

今日から都議会。石原の演説30分を傍聴してきました

「原発」都民投票 げんぱつYES/NO パレード、800名で

またバレてしまいました。5日の会議も開くことできません

<橋下市長>大飯再稼働容認で“敗北宣言”

5月

野田首相の「私の責任」ってなんだ!

「人質」を置き、官邸と「もしもし~」とやりあえれば、安全? 

国会事故調、菅前首相を叩いて、得するのは誰だ

広がる「被災者格差」。そして破壊されるコミュニティー

妄想の世界に生きる原子力マフィアたち

政策決定の透明性=「見える化」こそ最重要

核燃サイクル「秘密会議」暴露される

原発都民投票条例制定 民主部会、賛成の方針

今度は燃料コストがかかるから再稼働だと

家庭だけが節電すればよいのか

国会事故調、東電・武黒一郎フェローの奇妙な動き

み~んなウソだった! これで「集団自殺」はなくなった?

関電、再稼働したいのは電力が足らないからではないと

沖縄返還40年/ドイツ通信第15回/寄稿「住民投票と日本型ファシズムの戦い」

大飯原発再稼働をおおいまち議会が容認

「チェルノブイリのこの現状が26年後の福島ではないと誰が言い切れようか」

東京電力が提出した「総合特別事業計画」に対する3紙の評価

福井県原子力安全専門委員会、こんなものなら必要なのでしょうか

3.11前と同じメンバーでやっているということ自体が信じられません

42年ぶりに稼働原発のないときを迎えて

瀬戸内寂聴さん、「このままの日本を若者に渡せない」と

保安院:「原子力の専門能力も広報も不十分」ネットで反省

4月

班目センセイ、今ごろ言われても……。だから「デタラメ」などと言われるのです

昨年の6月から出し始めて本号で200号です

そもそも地震国に原発は無理

原発・停電恫喝と生活習慣病

「この1年間で積み重ねてきた対策と知見」?

電気事業法では廃止でも、原子炉等規制法では今も「稼働中」

・法的には、とっくにオシャカになったものを追認しただけ
・ドイツ通信11

「確信がないし、責任も取りたくない」から、「証拠は残さない」ということ

原発再稼働5人組の頭=仙谷は何を勘違いしているのか

再稼働の政府「黒幕」は仙谷由人だ!

北朝鮮ミサイルに振り回されたのではなく、振り回した日本政府

環太平洋、地震活動が活発。日本近海も無関係ではない

大飯原発──大阪府・市、再稼働8条件先送り

大丈夫と言っているのは、電力会社と原発大臣4人衆だけ

「テストに不合格なものを商品化することを私は許さない」

再稼働へ「突進」する野田政権

安全基準にまで「暫定」

「東大話法」オンパレードです!

1日遅れの「April Fool」。「日立はすべてを、地球のために」だそうです

3月

「3月11日の、あのね。」見てきました

東電という会社、何を思いあがっているのでしょう

ようやく春になりましたが……

汚染水、また海に流出、ストロンチウムも

<泊原発>5月5日停止へ 現在唯一稼働

繰り返します。原発問題は「二項対立」ではありません

幕(再稼働)は開くのか、いつ…

「安全」しか出ないサイコロでたぶらかしてきた

3月24日「再稼働を許さない さようなら原発1000万人アクション」集会とパレード

「お金が入るのならもらって、死ぬ前にいい生活がしたい」にどう応えるか

唯我独尊、傲慢それらすべてを動員しても足らない、東電会長・勝俣恒久

岸和田のお調子者・田中知東大教授へ、だんじり曳いても原発曳くな!

瓦礫処理、環境省吊り広告の怪? 空中線量が同じだから大丈夫?

要はこの世の中カネといってしまうと身もふたもない話だったということ

3.11行動 日比谷公園に1万人 国会を人の鎖で囲む!

沢田研二さん、脱原発に賛成

東北をダシにしていませんか?

“スルー”される大熊町

「政治家がダメでも官僚がしっかりしている」はずじゃなかった?2月

2月

3.11は日比谷公園中門に!

毎時、何十トンもの水、どこへ?

公文書に対する日米のポリシーや哲学の違いに愕然

アメリカ原子力規制委員会の議事録が語る原発事故の10日間

吉岡斉さんの講演録から(2)

原発稼働の住民投票、31万人署名提出…東京

吉岡斉さんの西南学院大学での講演録入手

橋下大阪市長と大阪自治労問題を考える

原発ムラの人たちの言い訳集

福島第一直下で地震も いわきと地下構造類似

東電の想定外とJAXAの想定外の事故を想定しての危機管理

2号機温度計、90度超える=東電「再臨界ない」

東京湾海底20センチ超の泥からセシウム 近畿大調査

「溶けた燃料がどこにあるか分かっていない」からこういうこと起こるんだ

5日、温度上昇、再臨界か確かめる??

【原発の不都合な真実】原発は温暖化対策に役立たない

40年超「再稼働ありえない」 敦賀、美浜の2基対象=細野担当相

橋下大阪市長の核武装発言

1月

<IAEA>安全評価審査は妥当…原発再稼働可否判断に道筋

原発住民投票 意思表示へ扉を開こう

組織として安全を目ざすために重視されるべき事項

【国民投票無力化へ】の動きが

「シカタガナイ」という「呪文」

福島第一で起きたこと

議事録がない!?

ストレス審査にOKを出した男たち

非常用電源未接続問題、東電に緊急性の認識なし

再稼働をしないとこうなるぞという恫喝

阪神大震災から今日で17年がたちました

「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」

元旦の地震でタンク水位急下

正月に福島でセシウムの降下量が増加したわけ

住民投票請求署名 大阪市、法定数大幅に超える

六ケ所村の核燃再処理工場、再開へ準備

3.11以降、日本(世界)は変わったか

今年は脱原発社会に舵を切れるか

04年に、安井正也が直接処分試算廃棄命令