原発通信362号

原発通信原発は命の問題だ!

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更新 2013-01-07

「原発通信」は2013年1月からサイトURLが下記に変更になりました。
最新号は http://www.genpatsu-tsushin.com/2013/でどうぞ。

原発通信 362号 

2012/12/21発行

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原発の真下に「活断層」! 今度は東通原発
規制委員会は、即刻「敦賀原発」廃炉を決定せよ!


規制委調査団、活断層と断定 東北電力東通原発

 規制委の田中俊一委員長は「原発を動かしたいという地元の要求は、雇用などの経済事情であり科学ではない。(規制委の判断で)仮にもし原発が止まる場合は、科学的に地元に説明するが、安全規制の基本は政治や地元の意見からの独立だ」と語ったそうです。それは一理あります。というよりその通りです。「経済事情」というより単なるカネのためということです。「経済」などというと、何かいろいろ社会的に難しいもののように聞こえますが、要は自分の懐に入るカネのためということです。

 活断層判断について、規制庁の島崎委員長代理、この東通原発調査では、歯切れがいいです。他の委員も。もう「膨潤」だなどという論は通らないでしょう。そして、東北電力東通原発のその北隣りには東京電力東通原発が建設予定といいます。そして、その海岸にそっては大陸棚外縁断層が100キロにわたって走っているといいます。

自公が、原発再稼働で合意

 活断層判断が出たところに、自公は、原発再稼働で合意です(下記)。

「国際基準に沿って安全第一主義を徹底した原子力規制委員会の専門的知見の判断による」などとしていますが、「国際基準」とはなんでしょうか。安全第一主義としたら、動かさないことそれ以外にないし、「原子力規制委員会の専門的知見」と言っていますが、規制委自身、「よくわからない。それが知見だ」とも言っているわけだし、いずれにしても、もう動かしたくて動かしたくてうずうずしているということです。油断してはなりません。

■人生は過ぎゆく ラ・ヴィ・サン・ヴァ

 ところで、石原慎太郎が日本維新の会で当選。またバッジをつけるそうな。この石原について書こうと思っていたのですが、なんだかバカバカしくなってきました。ちょうどいい記事がありましたので、それを紹介ということにします。毎日新聞12月18日付夕刊『特集ワイド 日本維新の会、80歳・石原慎太郎代表 「暴走老人」どこへ行く』と題した特集記事です。

「さあ……、彼は都知事以外にポジションがないだろ。プライドを満たすところ、居場所なんだな。小説は大したことないし、総理にはなれないし。」

 ──誰が言ったと思います? 先だって亡くなった落語家の立川談志です。

「息子の伸晃さんを自民党総裁にしたくて動いていたって聞いているよ。それがうまくいかず、自ら国政を目指したんじゃないの。親バカっていうかね、これも。ま、国がどうのこうのって、自分の頭の上のハエが追えないんだから、80にもなれば。<暴走老人>と<妄想老人>の間だね。テレビで各党首が討論やってたけど、いかにも老人がぽつんといるだけで迫力がないよ。いまさらバッジつけても」──慎太郎と同じ年の野末陳平だそうです。


▶東通原発:活断層と断定、敷地内を縦断…規制委調査団

毎日新聞 2012年12月20日 20時57分

【活断層とされたのは「F-1」から「F-10」の10本で、長さ数百メートル~3.5キロ以上。原子炉建屋から西約200メートルに延びる「F-9」や西約400メートルを南北に縦断する「F-3」などがある。いずれも上の地層がたわむなど変形しているが、東北電は、これらの断層について粘土を含む地層が地下水を含んで膨張する「膨潤(ぼうじゅん)」などが原因で生じたとして「活断層ではない」と主張してきた】

【調査団が13、14日に現地調査した結果、これらの断層が約8万~10万年以内に複数回、水平方向に横ずれした逆断層だと判断。12万~13万年前より新しく、耐震設計上考慮すべき活断層という意見で全員が一致した】

【島崎邦彦委員長代理は会合で「活断層でないという主張は受け入れがたい」と述べた。また「横ずれを示しているものが東北電の調査で見落とされていた」と言及し、同社の調査に不備があったと指摘】

▶「典型事例」指摘次々 東通、活断層で専門家全員一致

河北新報 12月21日(金)6時10分配信

【熊木洋太専修大教授は「過去の地震の起きた断層と非常によく似ている」と指摘。地層のずれについて「粘土層が水を吸って膨張する『膨潤作用』が原因」とする東北電の説明を「そうした痕跡はなく、非常に疑問」と否定】

【千葉大大学院の金田平太郎准教授は「(断層の)変状に膨張がかかわっている可能性はある」としながら「全ての変状を膨潤で説明するのは難しく、一部は活断層と考えられる」と強調】

【東大地震研究所の佐藤比呂志教授も活断層と判断。さらに「下北半島には複数の原子力施設があり、沖合から陸上まで地下構造を調査すべきだ」と指摘】

【一方、東通村の越善靖夫村長は村役場で記者会見し、「活断層ではないと思っている。東北電が26日に調査団に説明することになっており、現段階で軽々しくは言えない」と】

▶東通原発:活断層認定 運転停止長期化必至 県内に広がる波紋/青森

毎日新聞 12月21日(金)11時5分配信

◇東通原発と断層を巡る経過◇
1964年10月 県が国の委託で地質調査着手
 65年 5月 東通村議会が誘致決議
 73年12月 用地買収ほぼ完了
 81年 4月 東北電・東電が計画概要を発表
 96年 8月 東北電が原子炉設置許可を申請
 98年 8月 国が東北電1号機の設置許可
 99年 3月 1号機起工式
    10月 PR施設トントゥビレッジ開所
2004年 3月 県が核燃料税導入
05年 12月 1号機の営業運転開始
 10年 7月 東北電が敷地内の断層再調査

 11月 東電が地質解釈見直す5回目の補正
    12月 国が東電1号機の設置許可
 11年 1月 東北電が「活断層でない」との調査結果を国に報告▽東電1号機着工
     3月 東日本大震災
     7月 東北電が再稼働に向け村内全戸訪問
    11月 国が東北電に断層再調査を指示
       「敷地内に複数の活断層がある」と東洋大教授らが学会で発表
    12月 県が震災後の緊急安全対策を了承
 12年 3月 東北電が国への報告で活断層を否定
     5月 国が東北電に2度目の再調査指示
     7月 東北電が断層再調査に着手
    10月 東通村議会が再稼働求める意見書
        東北電が日本原燃と海底断層調査へ
    11月 東北電が活断層否定する中間報告
     12月 原子力規制委が断層の現地調査

▶東通に活断層:影響予測難しく、規制委「評価手法を検討」

毎日新聞 2012年12月21日 01時29分

【「近くの活断層を適切に評価する手法はない」。敷地内に活断層があるとの見解をまとめた調査団の島崎邦彦委員長代理は20日の会合後、近くにある活断層の影響を予測する難しさを口にした】

【ところが、東通原発のように最短で約200メートルという至近にある活断層の揺れを正確に予測する評価手法は、確立されていない。規制委は、別の有識者会合で、こうした近くの活断層の評価手法を見直している】

【評価手法の有識者会合は来年1月にも骨子案を提示する予定。規制委の田中俊一委員長は「基準を作らないと判断できない。(評価手法の有識者会合の)議論を待ちたい」と】

【一方、先の衆院選では、原発の再稼働に前向きな自民党が大勝した。この6施設がある青森2、石川3、福井3の3選挙区でも、すべて自民党議員が当選した。青森2区で当選した自民党の江渡聡徳(えと・あきのり)副幹事長は16日の当選直後、「国会の同意を得ていない(原子力規制)委員が勝手に動くのはどうか」と発言。電力業界からも「専門家の議論がわかりにくい。もっと説明責任を果たしてほしい」(服部拓也・日本原子力産業協会理事長)などの不満】

【規制委の田中俊一委員長は「原発を動かしたいという地元の要求は、雇用などの経済事情であり科学ではない。(規制委の判断で)仮にもし原発が止まる場合は、科学的に地元に説明するが、安全規制の基本は政治や地元の意見からの独立だ」と】

▶青森・東通原発:活断層認定 規制委調査団の主な発言

毎日新聞 2012年12月21日 東京朝刊

◇島崎邦彦委員長代理

 結論として、(東北電の)活断層ではないとの主張は受け入れがたい。考え方を直していただけなければ、同じ土俵で議論できない。活断層があると(建設)前に分かっていればわざわざそこに造らないだろう。

◇粟田泰夫・産業技術総合研究所主任研究員

 敷地のかなり広範囲で断層による変位がある。おそらく隣接する東京電力東通原発の建設予定地まで続いている。活断層ではないと判断するのは困難だ。

◇金田平太郎・千葉大准教授

 一部は活断層と異なる特徴を持つが、東北電力が主張する「膨潤」ですべてを説明できない。少なくとも2カ所は活断層と判断でき、マグニチュード7級の地震を想定すべきだ。

◇熊木洋太・専修大教授

 地殻変動で生じた地形を敷地内に多数確認できた。実際に地震を起こした断層とよく似ており、同じようなことが起きたと考えるのが自然。「膨潤」との説明には疑問がある。

◇佐藤比呂志・東京大教授

 F-3、F-9は火山灰層に繰り返し変位を与えており、活断層と考える。ただ、活動性はそれほど高くはない。今回は敷地内だが、敷地外も含めた断層の調査が重要だ。

▶東通原発、活断層との意見相次ぐ 早期の再稼働困難か

東京新聞2012年12月20日 18時19分

東京新聞写真

断層がどう走っているか、東京新聞のほうがわかりやすいです。

▶「東通」も活断層 疑わしきは動かせない

東京新聞2012年12月21日 社説

【東通原発のある下北半島には、原子力関連施設が集中する。極めて危険な使用済み核燃料の再処理工場やウラン濃縮工場などもある。絶対に地震の被害にあってはならない施設が、集中する地域なのである】

【半島の東には、全長約百キロの大陸棚外縁断層が並行して走っており、東通原発内の断層などと連動して大地震を引き起こす危険性をはらんでいる】

【科学と倫理の見地から、危ないものは危ない、動かせないものは動かせないと、科学者たちには腰を据えて訴え続けてもらいたい】


▶自公、安全条件に原発再稼働を容認…連立最終案

読売新聞 12月21日(金)14時32分配信

【エネルギー政策では、原子力発電所の再稼働について「国際基準に沿って安全第一主義を徹底した原子力規制委員会の専門的知見の判断による」とし、厳格な安全基準に適合すれば再稼働を認める方針を示した。自民党が衆院選の政権公約で打ち出した「再稼働の可否は3年以内の結論を目指す」との再稼働容認の姿勢が反映されたものだ】


中部電力浜岡原発の「防波壁」工事

 浜岡原発は、東南海地震の震源地と目される真上にあるわけです。原発という施設はパイプがジャングルのように張り巡らされているそうです。パイプは折れない? 冷却水の取水口が埋まってしまうのではという指摘もされています。

▶浜岡防波壁かさ上げ:地元の不安消えず、中電「安心」強調

毎日新聞 2012年12月20日 22時36分

【御前崎市の石原茂雄市長は「市民の安心感を増す」とかさ上げを歓迎】

【川勝平太知事も「安全対策に万全を尽くされているということが分かり安心する」としながらも、津波の力に耐えられるかなどについて、県防災・原子力学術会議で説明を求める】

【牧之原市の西原茂樹市長は「(かさ上げは)地元への合意形成を得て実施するものではなく、市民の安心感を得られることはないと思う」】

【袋井市の原田英之市長は「福島第1原発事故の検証が済んでいない」として、「かさ上げが完了しても再稼働は認めない」】

【さらに、昨年5月、停止作業中だった5号機で冷却水が通る細管から原子炉施設内に海水が流入し、3、4号機でも最近、低圧タービンの羽根部分でひびが見つかった。津波対策が完了しても、こうしたトラブルの解決にはめどが立たず、地元の不安を招く要因】

▶浜岡原発防波壁:22メートルに、かさ上げ費数十億円

毎日新聞 2012年12月20日 22時34分

【中部電は、内閣府のデータを分析し、防波壁に当たった弾みで高くなる分も含め、津波高を最大21.4メートルと推定。防波壁をかさ上げしても、敷地内の冷却用の取水槽から海水があふれるため、海水取水ポンプの防水壁も高さ1.5メートルを3メートルとする】


▶福島3号機、プール内の鉄骨撤去 がれき撤去中に滑落

東京新聞 2012年12月20日 17時30分

【福島第1原発3号機の使用済み核燃料プールに落下していた鉄骨(長さ約7メートル、重さ約470キロ)を遠隔操作のクレーンで引き上げ、撤去した】

【鉄骨は9月、遠隔操作のクレーンで建屋上部のがれきを撤去中、プールに滑り落ちた。その後、水中カメラで確認したところ、ほかにも鉄骨1本が水没している】

【プールには原子炉建屋の水素爆発によるコンクリート片や重さ約30トンの燃料交換機なども水没】

 これらの冷却状況はどうなのでしょうか。No problem?と…。

▶<東京電力>福島第1原発3号機 核燃料プールの鉄骨を撤去

毎日新聞 12月20日(木)18時38分配信

【核燃料プールには使用済み核燃料が残ったまま。今回は作業の万全を期すため、模擬鉄骨を使った撤去訓練を先月から繰り返したという】

▶避難基準「線量高すぎ」と自治体 批判相次ぐ

共同通信2012/12/20 17:27

【原発事故時に住民が避難を始める基準として原子力規制委員会(田中俊一委員長)の検討チームが示した毎時500マイクロシーベルトの放射線量に対し、原発の立地、周辺自治体から「平常の1万倍の数値で高すぎる。住民の理解は得られない」などと批判が相次いでいる】

▶帰還宣言は避難指示解除後 大熊町長が見通し

福島民報 12月21日(金)9時56分配信

【福島県大熊町の渡辺利綱町長は20日、政府原子力災害現地対策本部が平成29年3月11日としている同町の避難指示解除と、町が帰還宣言する時期について「現時点で同一とする考えは持っていない」と述べ、宣言が解除より後になるとの見通しを示した】

 だいたい、なんで「3.11に解除」などということが出てくるのでしょうか。もう、適当という話でしかないでしょう。メモリアルデーにやれば話題づくりになると、まったくもって何かのイベントとしてしか認識していないような精神の貧困です。

▶東電社員「切り捨て」? 精神的苦痛の賠償終了提示

東京新聞 2012年12月20日 07時06分

【東京電力は、福島第一原発事故の避難区域に住んでいた社員に対し、区域内に持ち家がなければ、通勤可能な新居に落ち着いた時点で、精神的苦痛に対する損害賠償を終わらせる基本的な考えを示した。これに対し、避難生活をしながら事故収束に当たる社員からは「会社に切り捨てられた」と失望や怒りの声が上がっている】

【東電は国の中間指針に基づき、避難者に一人当たり月十万円を目安に精神的苦痛への損害賠償を支払っているが、巨額の賠償額を抑えるため、まず社員から削減する考え方になったとみられる】

 いつの世も、いつの時代でも最前線でやっているものは切り捨てられる運命になっているということでしょう。


▼寄せられた情報

 このたびの総選挙で自民党が圧勝。活断層問題を抱える原発を抱える青森2、石川3、福井3の3選挙区でも、すべて自民党議員が当選とのことです。福島でも自民党が圧勝。そのことに関してネットでは自民党を勝たせたと福島県民を罵倒する声があるとの情報が福島出身のかたから寄せられました。

 確かに、こんなにもなって…と思うところもあります。しかし、それを言うなら日本国中、日本国民すべてが福島原発事故なんて大したことない、経済のためには原発。事故が起きたって大したことないだろうと高をくくっているのです。その結果です。東京では、石原の番頭が430万票を取って当選です。東京都民はまさに馬鹿ものです。

 でも、です。そう言って何かが解決するのなら結構です。問題は、情報を寄せていただいた方が、「実現可能性の曖昧な『戦略』をぶちあげるのは、もはや詐欺の類」と指摘する自民党福島の情宣です。えっこれが自民党!?というほど脱原発です。

「過去を水に流してしまうのは一種の県民性と言えるかもしれませんが、県民にとってはわらをもすがる思い、苦渋の選択でもあったのだとも言えます。そうした事情を踏まえない限り、これからの政治戦は勝てないと思います」と言われていますが、まさにそのことをきちんととらえ返し、総括していかないと何にもなりません。また、「過去を水に流す」のは福島県民だけではありません。日本の国民性と言われていることでもあります。どうして忘れっぽいのかと…。がばいばあちゃん(島田洋七『佐賀のがばいばあちゃん』)ではないですが、「過去にはこだわりません」というところですか…。

▶自民党が圧勝したことで、福島県民を馬鹿呼ばわりするネット
しかし、それは苦渋の選択だったともいえる

 今回の選挙で福島県で自民党が圧勝したことに触れ、福島県民を馬鹿呼ばわりする声がネット上にありますが、私は少し事情が違うように思います。

 なにせ、自民県連は選挙戦で「脱原発!!」を謳うリーフレットを大量にまき、夢のような復興戦略をアピールしました。

 もともと福島は保守王国。民主党議員にはまともに震災復興に取り組んだ人は少なく、私の目から見ても自民党若手議員の獅子奮迅ぶりは目立ちました。そういう自民党が、原発を廃炉にし、県土を再生し、県内外に避難している県民に対しても支援すると言っているんだからと、甘言に乗ってしまった人が多かっただろうことは、想像に難くありません。

 むろんこの災厄はもともと自民党県政が招いたものであり、その責任について一言も語らず、実現可能性の曖昧な「戦略」をぶちあげるのは、もはや詐欺の類ではありますが、これらの詐欺師に対抗して確実な原発対策、復興対策を語れる候補者が少なかったということもあったのでしょう。

 過去を水に流してしまうのは一種の県民性と言えるかもしれませんが、県民にとってはわらをもすがる思い、苦渋の選択でもあったのだとも言えます。

 そうした事情を踏まえない限り、これからの政治戦は勝てないと思います。 

 むろん、自民党の策動に対して早くから警告を発する人たちは福島にもいました。
 例えば、福島市のお寺の和尚さん、阿部光裕氏のブログ。

【今日、自民・安倍総裁が福島市で選挙戦第一声を挙げる。ここを第一声の地に選んだこと自体が恥ずかしい。『原発再稼働』を確実に実行する党が、なぜこの地を選ぶのか。答えは明瞭だ。この牙城は崩せると踏んでいるからだ。そして、ここを崩すことで、原発容認の根拠にしようとしているのだ】

*自民党福島県連

*阿部光裕氏のブログ

(ここまで)


▶玄海原発5次訴訟:新たに570人が佐賀地裁に追加提訴

毎日新聞 2012年12月20日 19時48分

【国と九州電力を相手取り、玄海原発(佐賀県玄海町)全4基の運転差し止めを求めている訴訟で、新たに570人が20日、佐賀地裁に追加提訴した。5回目の提訴で、原告は47都道府県の計5493人となった】

▶大飯原発行政訴訟:定検終了証交付の取り消し請求却下

毎日新聞 2012年12月21日 10時20分

【大阪地裁は20日、訴えを却下した。田中健治裁判長は「終了証交付は検査が終わったという結果の通知で、行政処分ではないため、行政訴訟の対象とならない」と判断】

▶嘉田知事の辞職勧告決議案、提出検討…県会自民

読売新聞 12月21日(金)12時19分配信

【同議会では自民党が過半数を占めており、同決議案が提出されれば可決される見通しだ】

 どこにもお調子者はいます。物事を考えるということが不得意な連中です。大阪のほうはどうなっているのでしょうか。

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2013年は正念場。ともに脱原発までたたかおう!

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過去のニュースでは、ニュースソースへのリンクがページが移転するなどで切れている場合があります。ご了承下さい。

12月

「脱原発工学」の構築をと吉岡斉さん、ヤンキー政党と化した自民党と喝破する斎藤環さん

米原子力空母乗員が、東電に損害賠償請求で提訴

茂木経産相、エージェントぶりをさっそく発揮

「僕は泣いちっち」が問いかけるもの/ドイツ通信24

東電常務、汚染水は海に「戻したい」

規制委調査団、活断層と断定 東北電力東通原発

虎視眈々と狙っている、原子力マフィア・マフィアの代貸や舎弟たち

さあ、来週からは“真打ち”登場です

小出裕章さんの生き方と、東京電力サラリーマン的生き方

早速始まった、原発ゼロ政策見直し策動

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敦賀原発、廃炉決定か!/投稿:今井一批判/自民改憲案批判

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電力など123社、安全審査で新機関

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そう、原発は「小異」ではありません。

敦賀原発 月内にも断層調査

10万人が霞が関一体、東電前、Jパワー前などで抗議行動

今度は火事の備えができていないそうです

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原子力ムラ・原子力マフィア代貸の“トンデモ集”

福島県立医大による甲状腺検査問題

「大勢の人に囲まれ、冷静に判断できない」と岡田篤正・立命館大教授

柏崎刈羽原発:燃料集合体部品変形 規制委が改善命令検討

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「計算条件の設定などは、規制庁がJNESに指示」した。だから丸投げではない?

「規制される立場にある電力会社からの指摘で誤りが判明」

英原発会社:買収へ、日立と東芝が名乗り

東京のガレキ焼却灰、多摩・日の出の処分場に

「活断層の定義の拡大を検討」と「原子力災害対策指針案」

その後の人生の道を選択させたものはなんなのか──島薗進さんのこと

原発の安全基準を検討するメンバー決まる

「科学者なら誰でも気づくと思うが、40年廃炉ルールの根拠はあまりない」

“極楽とんぼ”を集めて地球環境フォーラムを開いた朝日新聞

夢より希望を──性差、そしてヒトの歴史から脱原発社会を考える

大間原発:函館市長、建設凍結の要請書

10/12-13連続行動参加報告/ジャック・アタリのフクシマ論

10.13日比谷野音「さようなら原発集会」行動提起

「東大話法」の使い手はいま

他者を思うこと、他者に共感すること そして原発を考える

10.5金曜抗議行動(国会正門前)報告/ドイツ通信第21回

福島健康調査検討委「秘密会議」続報!

安倍の「深刻に反省」は選挙向けパフォーマンス/ドイツ通信第20回

今度は福島県健康調査で「秘密会議」

「2030年代に原発ゼロにすると決めたわけではない」

「今、福島では放射能の話はできない」

9月

原子力マフィア、「再稼働」

原発事故:防災対策、30キロ圏に拡大…規制委が了承

「強い日本」「日本を取り戻す」──気分先行型政治の危険性

平智之衆院議員インタビューに注目

住民に心臓病など深刻な健康被害・チェルノブイリのいま

『カネだけが人生を充足させるわけではない』──さて、どなたの言葉でしょう?

30年代原発ゼロはたんなる「目標」?

もう「科学の話」でも「エネルギーの話」でもない

「2030年代の原発ゼロ」──閣議決定見送りに

「2030年代の原発ゼロ」──でも、原発はつくります?

9.14首相官邸前、霞が関抗議行動

「維新の会」の熱狂が意味するもの

早速やってくれました、伸晃クン。

学術会議、核廃棄物処理白紙見直しを提言

相次ぐ「不祥事」と「意味なき」労働が問うもの

霞が関一体で繰り広げられる反・脱原発、原子力規制委人事案反対行動

再稼働不要裏付け 今夏消費5~11%減

全国40都道府県82か所で抗議行動

何が問われているのか。そして「何をなすべきか」

原爆を不要としたように、原発も不要と確信したのです

再稼働反対を言うことは「まぎれもない現実論」

8月

原発訴訟、安全性本格審査を 最高裁研究会で改革論

「潜水艦のようにつくってあるから大丈夫」……もうアニメの世界です

これからの社会のグランドデザインをどう描くのか

何が起きたか、何が起きているかを知ること

原子力規制委:田中氏など委員5人、閣議決定

昨日の面会は「NHK青年の主張」だったのか!

政府の「討論型世論調査(DP)」では半数が「原発ゼロ」と

「収束宣言」が出ても何も変わらない。自宅に帰ること諦めました

米NRCが原発の認可手続きを停止

オリンピックだ、史上最多のメダル獲得だなどと浮かれている間にとんでもない「合意」が

永田町の新作喜劇『近い将来』……フクシマは何も変わっていないのに

東電公開映像/規制委員会人事/ドイツ通信19

東電テレビ会議公開映像から見えるもの──アンゼンダからタイヘンダに!

東京電力、テレビ会議映像を公開

仙谷、言うに事欠いて再稼働に反対する人々を「論理の飛躍がある」だと!

原子力規制委員会よりも、原子力ムラ規制・監視・解体委員会の設置を!

マスコミ人──反省するヒト、「前から知っていた」かのように装うヒト、さまざま。

7月

米倉経団連会長、野田首相といっしょに退場してください

7.29脱原発国会大包囲行動 20万の市民が国会を包囲

<原発推進秘密会議>司会役がメール削除 隠滅の疑い

海水で腐蝕し、活断層上で揺れる原発

イチローのほうがそんなに重要か NHKニュースウォッチ9

政府事故調、報告書を提出

再稼働反対抗議行動全国に波及

不都合な事実は見ないことに。そしてここでも山下俊一が登場

「いじめは卑怯だ」と野田首相。でも、今のあなたにはそれをいう資格はありません

志賀、大飯、敦賀の下に活断層! 志賀原発 活断層なら廃炉!

脱原発集会に17万人が参加 この力で再稼働阻止!すべての原発を廃炉へ!

警視庁、歩道のみに規制、鉄柵で囲む。世界の笑いもの

野田首相を、Give up ! と言うまで追い込もう!

「社員のプライバシー保護の対策を取ったうえで公開」

おおい町・時岡町長、クラゲに自然の脅威を感じる!

鹿児島県知事選、向原さん20万票取るも勝利逃す

再び万余の市民が首相官邸前を埋め尽くし、再稼働反対を訴える

国会事故調報告書についての各紙報道

国会事故調、報告書を国会へ提出。WEBでも公表

資本は自らの墓掘り人をつくり出す──次をどう描くか

要はコストがかさむからということなのでしょう。運転する資格なし!

首相官邸前の道路を埋め尽くす20万の市民!

6月

「後始末もできないのに再稼働だなんて」そして、警報鳴り止まない大飯原発

6.22報道ステーションで古舘伊知郎の突っ込みに寺島実郎タジタジ

町長だけに謝罪すればいいのか! しかも非公開で

政府事故調、「菅氏誤解」というのだけれど なぜ伝えられなかったのかが問題なのでは?

「ハーメルンの笛吹き男」か橋下大阪市長、また吠える

「再稼働反対!」「命を守れ!」と首相官邸前に4万5千人が集結

「中途半端な教養は、無教養よりたちが悪い」──ピーサレフ

東電、「最終報告書」で開き直り。「俺たちに非はない。悪いのは菅と官邸」

本通信、発信し始めて今日で1年がたちました

大飯原発再稼働などをめぐる「トンデモ発言知事一覧」

なにが「関西の生活と産業の安定に資するため」だ

テレビが伝えない不都合な真実。6.15首相官邸前抗議行動

この国にはいったい何を学んできたのか

ならば野田首相・西川福井県知事を「原発安全確認無限責任者」に!

野田首相、原発再稼働は「人類に対する犯罪」です

精神論で語っているのは野田首相本人!

今夕、首相官邸前へ! 抗議の声を挙げよう!

再稼働 抗議のダイイン 官邸前、福島の女性ら

大飯原発、地表ずれる可能性 専門家「早急に現地調査を」

「再稼働慎重に」と民主党の117人が署名し、野田に提出

今日から都議会。石原の演説30分を傍聴してきました

「原発」都民投票 げんぱつYES/NO パレード、800名で

またバレてしまいました。5日の会議も開くことできません

<橋下市長>大飯再稼働容認で“敗北宣言”

5月

野田首相の「私の責任」ってなんだ!

「人質」を置き、官邸と「もしもし~」とやりあえれば、安全? 

国会事故調、菅前首相を叩いて、得するのは誰だ

広がる「被災者格差」。そして破壊されるコミュニティー

妄想の世界に生きる原子力マフィアたち

政策決定の透明性=「見える化」こそ最重要

核燃サイクル「秘密会議」暴露される

原発都民投票条例制定 民主部会、賛成の方針

今度は燃料コストがかかるから再稼働だと

家庭だけが節電すればよいのか

国会事故調、東電・武黒一郎フェローの奇妙な動き

み~んなウソだった! これで「集団自殺」はなくなった?

関電、再稼働したいのは電力が足らないからではないと

沖縄返還40年/ドイツ通信第15回/寄稿「住民投票と日本型ファシズムの戦い」

大飯原発再稼働をおおいまち議会が容認

「チェルノブイリのこの現状が26年後の福島ではないと誰が言い切れようか」

東京電力が提出した「総合特別事業計画」に対する3紙の評価

福井県原子力安全専門委員会、こんなものなら必要なのでしょうか

3.11前と同じメンバーでやっているということ自体が信じられません

42年ぶりに稼働原発のないときを迎えて

瀬戸内寂聴さん、「このままの日本を若者に渡せない」と

保安院:「原子力の専門能力も広報も不十分」ネットで反省

4月

班目センセイ、今ごろ言われても……。だから「デタラメ」などと言われるのです

昨年の6月から出し始めて本号で200号です

そもそも地震国に原発は無理

原発・停電恫喝と生活習慣病

「この1年間で積み重ねてきた対策と知見」?

電気事業法では廃止でも、原子炉等規制法では今も「稼働中」

・法的には、とっくにオシャカになったものを追認しただけ
・ドイツ通信11

「確信がないし、責任も取りたくない」から、「証拠は残さない」ということ

原発再稼働5人組の頭=仙谷は何を勘違いしているのか

再稼働の政府「黒幕」は仙谷由人だ!

北朝鮮ミサイルに振り回されたのではなく、振り回した日本政府

環太平洋、地震活動が活発。日本近海も無関係ではない

大飯原発──大阪府・市、再稼働8条件先送り

大丈夫と言っているのは、電力会社と原発大臣4人衆だけ

「テストに不合格なものを商品化することを私は許さない」

再稼働へ「突進」する野田政権

安全基準にまで「暫定」

「東大話法」オンパレードです!

1日遅れの「April Fool」。「日立はすべてを、地球のために」だそうです

3月

「3月11日の、あのね。」見てきました

東電という会社、何を思いあがっているのでしょう

ようやく春になりましたが……

汚染水、また海に流出、ストロンチウムも

<泊原発>5月5日停止へ 現在唯一稼働

繰り返します。原発問題は「二項対立」ではありません

幕(再稼働)は開くのか、いつ…

「安全」しか出ないサイコロでたぶらかしてきた

3月24日「再稼働を許さない さようなら原発1000万人アクション」集会とパレード

「お金が入るのならもらって、死ぬ前にいい生活がしたい」にどう応えるか

唯我独尊、傲慢それらすべてを動員しても足らない、東電会長・勝俣恒久

岸和田のお調子者・田中知東大教授へ、だんじり曳いても原発曳くな!

瓦礫処理、環境省吊り広告の怪? 空中線量が同じだから大丈夫?

要はこの世の中カネといってしまうと身もふたもない話だったということ

3.11行動 日比谷公園に1万人 国会を人の鎖で囲む!

沢田研二さん、脱原発に賛成

東北をダシにしていませんか?

“スルー”される大熊町

「政治家がダメでも官僚がしっかりしている」はずじゃなかった?2月

2月

3.11は日比谷公園中門に!

毎時、何十トンもの水、どこへ?

公文書に対する日米のポリシーや哲学の違いに愕然

アメリカ原子力規制委員会の議事録が語る原発事故の10日間

吉岡斉さんの講演録から(2)

原発稼働の住民投票、31万人署名提出…東京

吉岡斉さんの西南学院大学での講演録入手

橋下大阪市長と大阪自治労問題を考える

原発ムラの人たちの言い訳集

福島第一直下で地震も いわきと地下構造類似

東電の想定外とJAXAの想定外の事故を想定しての危機管理

2号機温度計、90度超える=東電「再臨界ない」

東京湾海底20センチ超の泥からセシウム 近畿大調査

「溶けた燃料がどこにあるか分かっていない」からこういうこと起こるんだ

5日、温度上昇、再臨界か確かめる??

【原発の不都合な真実】原発は温暖化対策に役立たない

40年超「再稼働ありえない」 敦賀、美浜の2基対象=細野担当相

橋下大阪市長の核武装発言

1月

<IAEA>安全評価審査は妥当…原発再稼働可否判断に道筋

原発住民投票 意思表示へ扉を開こう

組織として安全を目ざすために重視されるべき事項

【国民投票無力化へ】の動きが

「シカタガナイ」という「呪文」

福島第一で起きたこと

議事録がない!?

ストレス審査にOKを出した男たち

非常用電源未接続問題、東電に緊急性の認識なし

再稼働をしないとこうなるぞという恫喝

阪神大震災から今日で17年がたちました

「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」

元旦の地震でタンク水位急下

正月に福島でセシウムの降下量が増加したわけ

住民投票請求署名 大阪市、法定数大幅に超える

六ケ所村の核燃再処理工場、再開へ準備

3.11以降、日本(世界)は変わったか

今年は脱原発社会に舵を切れるか

04年に、安井正也が直接処分試算廃棄命令