原発通信367号

原発通信原発は命の問題だ!

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更新 2013-01-07

「原発通信」は2013年1月からサイトURLが下記に変更になりました。
最新号は http://www.genpatsu-tsushin.com/2013/でどうぞ。

原発通信 367号 

2012/12/29発行

2012年最後の首相官邸前抗議行動。
2013年年始めは1月11日(金)に行います。
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官邸前抗議行動は年末もつづく

 今年最後の首相官邸前抗議行動に行ってきました。冷たい小雨のなかでしたが、想像以上の人々でした。やはり、安倍自民党政権の誕生で脱原発が遠のくのではないか、再稼働するのではないかという危機感が人々を首相官邸前へ呼ぶのだと思います。今度は、まさにこの国に54基もの原発をつくった張本人たちが官邸にいるのです。抗議行動の勢いも一段と違ってくるでしょう。

「脱原発工学」の構築をと吉岡斉さん
ヤンキー政党と化した自民党と喝破する斎藤環さん

 毎日新聞と朝日新聞に興味深い記事が続けて掲載されていました。

 毎日新聞は政府事故調の委員を務めた吉岡斉さんです(下記)。吉岡斉さんは、「原発は未熟な技術」と喝破し、収益事業としても割が合わないものだといいます。今後、「原子炉の解体、放射性物質の撤去には数十年かかり、福島第1原発事故の被害修復も100年単位で取り組むべき課題」となり、「廃炉に力を注げば新たなビジネスチャンスが生まれる可能性がある」と説きます。これまでの造るばかりではなく、廃炉事業にとりくめば「技術レベルの維持は可能だし、研究者や技術者の力を発揮する場も確保できる」と。まさにその通りだと思います。その方向に舵が切れるかどうかなのですが、斎藤環さんによると、ヤンキー化した政党=自民党安倍政権は、そこが一番苦手としているところだと説きます。

 「ヤンキーには、『いま、ここ』を生きるという限界があって、歴史的スパンで物事を考えることが苦手です。だから当座の立て直しには強いけれども、長期的視野に立った発想はなかなか出てこない」というのです。

 斎藤さんは、「私がヤンキーと言っているのは、日本社会に広く浸透している『気合とアゲアゲのノリさえあれば、まあなんとかなるべ』という空疎に前向きな感性のこと」だといいます(下記)。

 斎藤環さんの本を読んでいても、今ひとつ分かりにくいところがあるのですが(私だけかな)、この朝日新聞のインタビュー記事は、非常にわかりやすい、痛快な記事です。なるほどそういう切り口から見ればその通りだとうなづいてしまいます。

 ところで、よさこいソーランについて斉藤さんが言われていること、その通りだと思いました。前々から、このよさこいソーランに何かいかがわしさを感じていたのですが、「薄い毒を予防的に注入して強力な毒になるのを防ぐというワクチン的な効果を発揮し、思春期の子どもの反社会性をうまく吸収」「要するに、不良になりそうな連中がソーラン節や祭りによって保守にロンダリングされるのです。こんな強力な回路は日本以外にはありません。しかもこの回路は治安維持に役立っている面があるので簡単には手放せません」との指摘に思わず同意です。

 斎藤さんが言う、「空疎に前向きな感性」に要注意です。「根拠なき前向き」、別の言い方をすれば「根拠なき未来志向」とでもいうのでしょうか、そんな難しいこと考えないで、前向きに、未来志向でという声や言い方に私はなじめないのです。

 とてもでないが「佐賀のがばいばあちゃん」のように、「過去にはこだわりません」とはいきません。


▶「脱」叫びから具体論へ──吉岡斉さん

毎日新聞 2012年12月28日 東京夕刊

 政府事故調委員を務めた科学史が専門で九大副学長の吉岡斉さんです。

 自民党の圧倒的勝利で終わった衆院選。「国民の意思」を、吉岡さんは原発政策のベクトルが元に戻ることになるのに「わからんですね」と言います。そして、主権者としてどれだけ自覚して判断した人がいたかと言います。【「エネルギー政策は国家の根幹に関わる極めて重大な問題。その選択は、目先の関心を重視する『生活者』の観点からではなく、日本の将来像を第一に考える主権者としてなすべきです。もし国民がそこまで切実に悩まなかったのだとしたら……」】と、生活者の視点からではなく、将来像を見据えた視点から見ることが必要と説きます。

 原発については、「実力のない技術」だと喝破。【「経産省は原発の利点として安定供給性、環境、経済性の3点を強調してきました。しかし、ひとたび事故が起これば、安定供給はおぼつかないし、二酸化炭素よりもはるかに有害な放射性物質をばらまく。安全面や周辺自治体への対策費を含めるとコストがかさみ、収益事業としてはリスクが大きすぎる。どの面から見ても非常に未熟であることは明らかです」】

 損害賠償で東京電力が国に兆単位の資金援助を求めたことでも、企業としての未熟さを自ら証明したと。その未熟な技術になぜ国家はこだわり続けるのかとの問いに、「利権構造の維持と、核武装への道の保持」と吉岡さんは答えます。

 今後を見据えて吉岡さんは言います。

【脱原発を叫ぶだけでなく、具体的な方法論を対置させる必要性があるとして「脱原発工学の構築」を】

【今後は廃炉など後始末の技術開発や人材育成に力を入れる。それによって技術レベルの維持は可能だし、研究者や技術者の力を発揮する場も確保できる】

【「原発を次々に製造する時代はもう終わりました。廃炉に力を注げば新たなビジネスチャンスが生まれる可能性がある。原子炉の解体、放射性物質の撤去には数十年かかり、福島第1原発事故の被害修復も100年単位で取り組むべき課題なのです。脱原発が完了すれば不要になる学問ですが、それはまだ遠い将来のことです」】

 本通信でも書いたことがありますが、逆に考えれば、今後数百年間需要がある仕事が続くということです。こんなに長い時間軸が取れる仕事というのは、基本的な衣食住にかかわる仕事以外にあるものではないと思います。

 吉岡さんが大学で物理学から科学史へ専攻を変えたのは、当時社会問題化していた水俣病、公害、そしてベトナム戦争での化学兵器使用に疑問を持ったことがきっかけと。


これが原子力マフィアのやり口だ

▶秘密会議:原子力委、報道で発覚後も官邸にウソの報告

毎日新聞 2012年12月29日 02時30分(最終更新 12月29日 02時43分)

 毎日新聞のスクープで明らかになった秘密会議、それを確認しろと指示した政府にウソの報告をした担当室職員は日本原子力発電からの出向者、現在は出向元に戻っているとのことです。まさにマフィアの一員がウソ、デタラメ情報を上へあげ、隠ぺいしようとしていたのです。これにだまされた民主党政権。騙されたというのか、奴らに切り込むことができなかったということなのか。

 しかし、自分たちの利益のためならウソも平気でつく連中。もう、何をいっても信用してはならないということです。たとえ、いくつかの真実があったとしても。それが地に堕ちたということなのです。

【原発事業者ら推進側だけで「勉強会」と称した秘密会議を開いていた問題で、毎日新聞の報道で問題が発覚した5月24日、内閣府原子力委員会が官邸に虚偽報告していたことが、情報公開で入手した電子メールで分かった。核燃サイクル政策見直しを進める小委員会で使用予定の文書の原案について議論し内容を変えたのに、「議論も書き換えもない」とうそを記載した想定問答を作成・送信していた】

【関係者によると4月24日の秘密会議で原案は政府のエネルギー・環境会議への報告案であるとの説明が担当室側からあり、議論した。青森県六ケ所村の再処理工場を経営する「日本原燃」幹部が使用済み核燃料の一部を再処理し、残りを地中に直接処分する政策に有利になるよう求めたことが毎日新聞の報道で既に明らかになっている】

【入手文書には書き換えを裏付けるメールもあった。担当室職員が5月4日に発信したメールには「電事連(電気事業連合会)から再コメントあり。(コメント反映済)」と記されている。コメントは電事連からの意見で反映は原案の修正を意味する】

▶秘密会議:原子力委の虚偽発覚、公開文書に口止めメール

毎日新聞 2012年12月29日 02時30分

【メールは毎日新聞が初めて報道した5月24日午後1時55分、原子力委事務局を務める内閣府原子力政策担当室の上席政策調査員(当時)が送信した】

【「駄目押しですが(報道機関から)問い合わせがあった場合には『(秘密会議で)配布された資料の中に(有識者会議で使用予定の文書の原案が)含まれていたが、説明も議論もしていない』について、関係者に徹底願います。『その場で議論していた』とは答えないように願います」】

【さらに上席調査員は午後2時13分、別のメールを官邸に送信した。「総理レク用資料」として「勉強会の概要」と題したA4判1ページの文書を添付。秘密会議の出席者名や開催場所などに続き「(原案は)議論として取り上げず資料配布のみ」とうそを記載していた】

▶秘密会議:改めて見えた「原子力ムラ」の根深い病巣

毎日新聞 2012年12月29日 02時30分

【入手した別のメールには「六ケ所再処理(工場)について日本原燃のコメントを受けたもの(議案)を代理(鈴木達治郎・委員長代理)に確認いただき了承いただきました」(4月26日発信)との記載がある。再処理工場を経営し、直接の利害関係を持つ日本原燃が、小委員会で使用予定の議案に口出しし、修正させているのだ】

【6~8月に調査を実施した内閣府の検証チームはこれらのメールの存在を把握していた】

【虚偽報告メールは経済産業省資源エネルギー庁、文部科学省にも送られた。黙認した両省庁も「同罪」だ。原子力委を改組し機能を両省庁などに移管する案があるが、その資格はない。再発防止には、新組織にムラと距離を置く第三者を配置し、内部から監視するシステムが必要】

 一蓮托生とはこういうことを言うのでしょう。元から絶たなければダメということです。


▶自民・民主:原発事故防止策監視、衆院に特別委設置へ

毎日新聞 2012年12月29日 02時30分(最終更新 12月29日 02時42分)

【自民、民主両党は28日、来年の通常国会で、政府や原子力規制委員会の原発事故防止の取り組みを監視するための「原子力問題調査特別委員会」を衆院に設置する方向で大筋合意】

 これで、自民・民主ともに共同正犯ということです。お前も同意したのだからと。

▶大飯原発:再調査初日、活断層の疑い消えず 原子力規制委

毎日新聞 2012年12月28日 21時19分(最終更新 12月28日 21時52分)

【「F-6破砕帯」が活断層かどうかを判断するため、2回目の現地調査をした。敷地北端の台場浜付近の調査溝(トレンチ)で見つかった地層のずれについて、調査団5人のうち4人が関電の主張する地滑り説の根拠に「納得できない」と疑問を呈した】

【調査団は全員が「頭を整理したい」と判断を保留した。その上で、渡辺満久・東洋大教授は「疑問を持った」と指摘し、島崎氏と広内大助・信州大准教授、重松紀生・産業技術総合研究所主任研究員はいずれも「納得していない」と話した。岡田篤正・立命館大教授は「かなり(地滑りの)可能性が高い」と述べた】

【島崎氏は、F-6破砕帯の位置や活動性を詰めるには2号機の南側で調べる必要があるとして、関電に作業の加速を要請】

 安倍「原発再稼働準備」内閣、原子力マフィアにどう対抗できるかが問われるでしょう。

▶大飯原発:“破砕帯”きょうも調査 「慎重に確認すべき」──規制委/福井

毎日新聞 2012年12月29日 地方版

【冒頭の会議で同委の島崎邦彦委員長代理は、関電が実施中の追加調査について「たくさん(トレンチを)掘っても無駄だというような声も聞こえるが、私は無駄だとは思わない」と述べ、必要性を強調】


▶原発再稼働:「福島県民の心傷つける」富岡町長が反対表明

毎日新聞 2012年12月28日 20時16分(最終更新 12月28日 20時42分)

【富岡町の遠藤勝也町長は28日、「政府に再稼働を優先するような姿勢が見えるが、福島県民の心を傷つけるものだ。国民の議論による合意形成がない限り、政府だけで再稼働を決めるのは、福島は絶対大反対だ」】

【「原発行政がスタートしたのは自民党政権。その政権の中で安全基準が脆弱だったから、事故が起きた」と強く批判】

 まったくその通りです。27日から「真打ち」登場になったわけですから、追及のし甲斐があるというものです。

▶根本復興相:原発再稼働問題、現段階では白紙

毎日新聞 2012年12月28日 20時12分(最終更新 12月28日 21時56分)

【根本匠復興相は28日、民主党政権の「2030年代に原発稼働ゼロを目指す」との方針を茂木敏充経済産業相らが見直す考えを示したことについて、「政府全体の方針としては今の段階で白紙だ。私は原発に依存しない社会を作りたいと言ってきた」と述べ、慎重な考えを示した】

【根本氏は、衆院福島2区選出。「『30年代ゼロ』にしても、事実上白紙で、何か含みがあるわけでもない。政府全体のエネルギー政策をどうするかという中で考える話だ」と強調】

 復興相に福島選出の議員を当てるということに、安倍自民党政権が一番力を入れようとしていることは原発再稼働だということなのでしょう。岩手や宮城の海岸地域、津波で甚大な被害をこうむった地域ではなく、原発がメルクマールだということを表していると思います。安倍「原発再稼働準備」内閣たるゆえんです。


▶ふたたび安倍政権 ヤンキー社会の拡大映す 斎藤環さん(精神科医)

朝日新聞2012年12月27日付オピニオン欄

「自民党は右傾化しているというより、ヤンキー化しているのではないでしょうか。自民党はもはや保守政党ではなくヤンキー政党だと考えた方が、いろいろなことがクリアに見えてきます」

「私がヤンキーと言っているのは、日本社会に広く浸透している『気合とアゲアゲのノリさえあれば、まあなんとかなるべ』という空疎に前向きな感性のことで、非行や暴力とは関係ありません」

「『新しい国』と言いながら古い国に戻そうとしているのではないか。何しろ安倍さんは、伝統的な子育てを推奨する『親学』を推進する議員連盟の会長でしたから。伝統的子育てには虐待などの問題も指摘され、それがすべて良かったなんて完全なフェイクです。ヤンキーは伝統を大事にするというイメージがありますが、それはフェイクとしての伝統で、さかのぼってもせいぜい3代前。本当の伝統だと勉強しなくちゃ理解できませんから」

(記者に、要はお勉強が好きではないということでしょうかと聞かれ)

「ヤンキーには、『いま、ここ』を生きるという限界があって、歴史的スパンで物事を考えることが苦手です。だから当座の立て直しには強いけれども、長期的視野に立った発想はなかなか出てこない。自民党が脱原発に消極的なのは、実は放射能が長期的に人体に及ぼす影響なんて考えたくないからじゃないか。(略)原発は廃炉にするにしても100年スパンで臨まなければいけないので、もっともヤンキーにはなじまない課題です」

「保守は知性に支えられた思想ですが、ヤンキーは反知性主義です。言い方を変えれば、徹底した営利思考で『理屈こねている暇があったら行動しろ』というのが基本的なスタンス。主張の内容の是非よりも、どれだけきっぱり言ったか、言ったことを実行できたかが評価のポイントで、『決められない政治』というのが必要以上に注目されたのもそのせいです。世論に押されて実はヤンキー化しているマスコミがその傾向を後押しし、結果日本の政治が無意味な決断主義に陥っています」

「100年やそこらでは変わらないでしょうね。いま全国の中学校で何が流行しているかご存じですか? 北海道の中学校で不良を立ち直らせたという伝説の『南中ソーラン』です。ソーラン節をアップテンポにした踊りで、多くの中学校が取り入れています。衣装は『竹の子族』風、踊りは『一世風靡セピア』風と極めてヤンキー度が高く、薄い毒を予防的に注入して強力な毒になるのを防ぐというワクチン的な効果を発揮し、思春期の子どもの反社会性をうまく吸収しています」

 「そうやって成長した著者たちは地元に残り、地元の祭りの担い手となり、『絆』を重んじるヤンキー的な保守として成熟し、うまくすれば地域の顔役になったり地方議員になったりする。要するに、不良になりそうな連中がソーラン節や祭りによって保守にロンダリングされるのです。こんな強力な回路は日本以外にはありません。しかもこの回路は治安維持に役立っている面があるので簡単には手放せません」

「ニヒリスティックに棄権する知性派なんて選挙では何の役にも立ちません」

「民主党議員を見ても、選挙に強い人はヤンキー度が高い。(略)ある種の諦観をもってヤンキーの中の知性派を『ほめて伸ばす』というスタンスで臨むしかないというのが私の結論です」

  この斉藤環さんと一緒に登場しているのは小林よしのりです。見出しは「ネット右翼ともたれ合う」です。ネット右翼に癒される安倍、情けないと結ばれています。

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2013年は正念場。ともに脱原発までたたかおう!

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過去のニュースでは、ニュースソースへのリンクがページが移転するなどで切れている場合があります。ご了承下さい。

12月

「脱原発工学」の構築をと吉岡斉さん、ヤンキー政党と化した自民党と喝破する斎藤環さん

米原子力空母乗員が、東電に損害賠償請求で提訴

茂木経産相、エージェントぶりをさっそく発揮

「僕は泣いちっち」が問いかけるもの/ドイツ通信24

東電常務、汚染水は海に「戻したい」

規制委調査団、活断層と断定 東北電力東通原発

虎視眈々と狙っている、原子力マフィア・マフィアの代貸や舎弟たち

さあ、来週からは“真打ち”登場です

小出裕章さんの生き方と、東京電力サラリーマン的生き方

早速始まった、原発ゼロ政策見直し策動

安倍晋三と橋下徹は、この国をどこへ引っ張っていこうとしているのか

青森 東通原発で断層の現地調査開始

「科学的根拠を示す」のは、自分たちだろう!

敦賀原発の下に活断層と判定

敦賀原発、廃炉決定か!/投稿:今井一批判/自民改憲案批判

「みんなで決めよう『原発』国民投票」事務局長今井一氏に問う

笹子トンネル天井崩落と「無常」、そして原発

今回の総選挙は、「何を学び、どう生きていこうとするのか」を問う選挙

11月

過去の失敗も認めて抱き締める愛しさが愛国心だ/ドイツ通信22号/自民党憲法改正草案の問題点

些細なことどころか、「脱原発」は大きな争点となってきた!

橋下は、第三極の頭ではなく、「第五列」だ!

放射能拡散は「価値観」で予測するものなのか

総選挙を前に、「政党」の離合集散があわただしい

「機械と火」ではなく「生命と水」に育まれた社会へ

自分だけは大人ぶった、仙谷由人センセイ

流言飛語を振りまくデタラメ男と暴走老人

「人々は首都の官庁街に何万人規模で集まってよいことを知った」

目方で測れるのなら苦労はしない

電力など123社、安全審査で新機関

「安全規制に必要な知識が必要だが、残念ながら今(規制委には)それはない」

そう、原発は「小異」ではありません。

敦賀原発 月内にも断層調査

10万人が霞が関一体、東電前、Jパワー前などで抗議行動

今度は火事の備えができていないそうです

原発問題は政策選択の問題ではない

原子力ムラ・原子力マフィア代貸の“トンデモ集”

福島県立医大による甲状腺検査問題

「大勢の人に囲まれ、冷静に判断できない」と岡田篤正・立命館大教授

柏崎刈羽原発:燃料集合体部品変形 規制委が改善命令検討

10月

「計算条件の設定などは、規制庁がJNESに指示」した。だから丸投げではない?

「規制される立場にある電力会社からの指摘で誤りが判明」

英原発会社:買収へ、日立と東芝が名乗り

東京のガレキ焼却灰、多摩・日の出の処分場に

「活断層の定義の拡大を検討」と「原子力災害対策指針案」

その後の人生の道を選択させたものはなんなのか──島薗進さんのこと

原発の安全基準を検討するメンバー決まる

「科学者なら誰でも気づくと思うが、40年廃炉ルールの根拠はあまりない」

“極楽とんぼ”を集めて地球環境フォーラムを開いた朝日新聞

夢より希望を──性差、そしてヒトの歴史から脱原発社会を考える

大間原発:函館市長、建設凍結の要請書

10/12-13連続行動参加報告/ジャック・アタリのフクシマ論

10.13日比谷野音「さようなら原発集会」行動提起

「東大話法」の使い手はいま

他者を思うこと、他者に共感すること そして原発を考える

10.5金曜抗議行動(国会正門前)報告/ドイツ通信第21回

福島健康調査検討委「秘密会議」続報!

安倍の「深刻に反省」は選挙向けパフォーマンス/ドイツ通信第20回

今度は福島県健康調査で「秘密会議」

「2030年代に原発ゼロにすると決めたわけではない」

「今、福島では放射能の話はできない」

9月

原子力マフィア、「再稼働」

原発事故:防災対策、30キロ圏に拡大…規制委が了承

「強い日本」「日本を取り戻す」──気分先行型政治の危険性

平智之衆院議員インタビューに注目

住民に心臓病など深刻な健康被害・チェルノブイリのいま

『カネだけが人生を充足させるわけではない』──さて、どなたの言葉でしょう?

30年代原発ゼロはたんなる「目標」?

もう「科学の話」でも「エネルギーの話」でもない

「2030年代の原発ゼロ」──閣議決定見送りに

「2030年代の原発ゼロ」──でも、原発はつくります?

9.14首相官邸前、霞が関抗議行動

「維新の会」の熱狂が意味するもの

早速やってくれました、伸晃クン。

学術会議、核廃棄物処理白紙見直しを提言

相次ぐ「不祥事」と「意味なき」労働が問うもの

霞が関一体で繰り広げられる反・脱原発、原子力規制委人事案反対行動

再稼働不要裏付け 今夏消費5~11%減

全国40都道府県82か所で抗議行動

何が問われているのか。そして「何をなすべきか」

原爆を不要としたように、原発も不要と確信したのです

再稼働反対を言うことは「まぎれもない現実論」

8月

原発訴訟、安全性本格審査を 最高裁研究会で改革論

「潜水艦のようにつくってあるから大丈夫」……もうアニメの世界です

これからの社会のグランドデザインをどう描くのか

何が起きたか、何が起きているかを知ること

原子力規制委:田中氏など委員5人、閣議決定

昨日の面会は「NHK青年の主張」だったのか!

政府の「討論型世論調査(DP)」では半数が「原発ゼロ」と

「収束宣言」が出ても何も変わらない。自宅に帰ること諦めました

米NRCが原発の認可手続きを停止

オリンピックだ、史上最多のメダル獲得だなどと浮かれている間にとんでもない「合意」が

永田町の新作喜劇『近い将来』……フクシマは何も変わっていないのに

東電公開映像/規制委員会人事/ドイツ通信19

東電テレビ会議公開映像から見えるもの──アンゼンダからタイヘンダに!

東京電力、テレビ会議映像を公開

仙谷、言うに事欠いて再稼働に反対する人々を「論理の飛躍がある」だと!

原子力規制委員会よりも、原子力ムラ規制・監視・解体委員会の設置を!

マスコミ人──反省するヒト、「前から知っていた」かのように装うヒト、さまざま。

7月

米倉経団連会長、野田首相といっしょに退場してください

7.29脱原発国会大包囲行動 20万の市民が国会を包囲

<原発推進秘密会議>司会役がメール削除 隠滅の疑い

海水で腐蝕し、活断層上で揺れる原発

イチローのほうがそんなに重要か NHKニュースウォッチ9

政府事故調、報告書を提出

再稼働反対抗議行動全国に波及

不都合な事実は見ないことに。そしてここでも山下俊一が登場

「いじめは卑怯だ」と野田首相。でも、今のあなたにはそれをいう資格はありません

志賀、大飯、敦賀の下に活断層! 志賀原発 活断層なら廃炉!

脱原発集会に17万人が参加 この力で再稼働阻止!すべての原発を廃炉へ!

警視庁、歩道のみに規制、鉄柵で囲む。世界の笑いもの

野田首相を、Give up ! と言うまで追い込もう!

「社員のプライバシー保護の対策を取ったうえで公開」

おおい町・時岡町長、クラゲに自然の脅威を感じる!

鹿児島県知事選、向原さん20万票取るも勝利逃す

再び万余の市民が首相官邸前を埋め尽くし、再稼働反対を訴える

国会事故調報告書についての各紙報道

国会事故調、報告書を国会へ提出。WEBでも公表

資本は自らの墓掘り人をつくり出す──次をどう描くか

要はコストがかさむからということなのでしょう。運転する資格なし!

首相官邸前の道路を埋め尽くす20万の市民!

6月

「後始末もできないのに再稼働だなんて」そして、警報鳴り止まない大飯原発

6.22報道ステーションで古舘伊知郎の突っ込みに寺島実郎タジタジ

町長だけに謝罪すればいいのか! しかも非公開で

政府事故調、「菅氏誤解」というのだけれど なぜ伝えられなかったのかが問題なのでは?

「ハーメルンの笛吹き男」か橋下大阪市長、また吠える

「再稼働反対!」「命を守れ!」と首相官邸前に4万5千人が集結

「中途半端な教養は、無教養よりたちが悪い」──ピーサレフ

東電、「最終報告書」で開き直り。「俺たちに非はない。悪いのは菅と官邸」

本通信、発信し始めて今日で1年がたちました

大飯原発再稼働などをめぐる「トンデモ発言知事一覧」

なにが「関西の生活と産業の安定に資するため」だ

テレビが伝えない不都合な真実。6.15首相官邸前抗議行動

この国にはいったい何を学んできたのか

ならば野田首相・西川福井県知事を「原発安全確認無限責任者」に!

野田首相、原発再稼働は「人類に対する犯罪」です

精神論で語っているのは野田首相本人!

今夕、首相官邸前へ! 抗議の声を挙げよう!

再稼働 抗議のダイイン 官邸前、福島の女性ら

大飯原発、地表ずれる可能性 専門家「早急に現地調査を」

「再稼働慎重に」と民主党の117人が署名し、野田に提出

今日から都議会。石原の演説30分を傍聴してきました

「原発」都民投票 げんぱつYES/NO パレード、800名で

またバレてしまいました。5日の会議も開くことできません

<橋下市長>大飯再稼働容認で“敗北宣言”

5月

野田首相の「私の責任」ってなんだ!

「人質」を置き、官邸と「もしもし~」とやりあえれば、安全? 

国会事故調、菅前首相を叩いて、得するのは誰だ

広がる「被災者格差」。そして破壊されるコミュニティー

妄想の世界に生きる原子力マフィアたち

政策決定の透明性=「見える化」こそ最重要

核燃サイクル「秘密会議」暴露される

原発都民投票条例制定 民主部会、賛成の方針

今度は燃料コストがかかるから再稼働だと

家庭だけが節電すればよいのか

国会事故調、東電・武黒一郎フェローの奇妙な動き

み~んなウソだった! これで「集団自殺」はなくなった?

関電、再稼働したいのは電力が足らないからではないと

沖縄返還40年/ドイツ通信第15回/寄稿「住民投票と日本型ファシズムの戦い」

大飯原発再稼働をおおいまち議会が容認

「チェルノブイリのこの現状が26年後の福島ではないと誰が言い切れようか」

東京電力が提出した「総合特別事業計画」に対する3紙の評価

福井県原子力安全専門委員会、こんなものなら必要なのでしょうか

3.11前と同じメンバーでやっているということ自体が信じられません

42年ぶりに稼働原発のないときを迎えて

瀬戸内寂聴さん、「このままの日本を若者に渡せない」と

保安院:「原子力の専門能力も広報も不十分」ネットで反省

4月

班目センセイ、今ごろ言われても……。だから「デタラメ」などと言われるのです

昨年の6月から出し始めて本号で200号です

そもそも地震国に原発は無理

原発・停電恫喝と生活習慣病

「この1年間で積み重ねてきた対策と知見」?

電気事業法では廃止でも、原子炉等規制法では今も「稼働中」

・法的には、とっくにオシャカになったものを追認しただけ
・ドイツ通信11

「確信がないし、責任も取りたくない」から、「証拠は残さない」ということ

原発再稼働5人組の頭=仙谷は何を勘違いしているのか

再稼働の政府「黒幕」は仙谷由人だ!

北朝鮮ミサイルに振り回されたのではなく、振り回した日本政府

環太平洋、地震活動が活発。日本近海も無関係ではない

大飯原発──大阪府・市、再稼働8条件先送り

大丈夫と言っているのは、電力会社と原発大臣4人衆だけ

「テストに不合格なものを商品化することを私は許さない」

再稼働へ「突進」する野田政権

安全基準にまで「暫定」

「東大話法」オンパレードです!

1日遅れの「April Fool」。「日立はすべてを、地球のために」だそうです

3月

「3月11日の、あのね。」見てきました

東電という会社、何を思いあがっているのでしょう

ようやく春になりましたが……

汚染水、また海に流出、ストロンチウムも

<泊原発>5月5日停止へ 現在唯一稼働

繰り返します。原発問題は「二項対立」ではありません

幕(再稼働)は開くのか、いつ…

「安全」しか出ないサイコロでたぶらかしてきた

3月24日「再稼働を許さない さようなら原発1000万人アクション」集会とパレード

「お金が入るのならもらって、死ぬ前にいい生活がしたい」にどう応えるか

唯我独尊、傲慢それらすべてを動員しても足らない、東電会長・勝俣恒久

岸和田のお調子者・田中知東大教授へ、だんじり曳いても原発曳くな!

瓦礫処理、環境省吊り広告の怪? 空中線量が同じだから大丈夫?

要はこの世の中カネといってしまうと身もふたもない話だったということ

3.11行動 日比谷公園に1万人 国会を人の鎖で囲む!

沢田研二さん、脱原発に賛成

東北をダシにしていませんか?

“スルー”される大熊町

「政治家がダメでも官僚がしっかりしている」はずじゃなかった?2月

2月

3.11は日比谷公園中門に!

毎時、何十トンもの水、どこへ?

公文書に対する日米のポリシーや哲学の違いに愕然

アメリカ原子力規制委員会の議事録が語る原発事故の10日間

吉岡斉さんの講演録から(2)

原発稼働の住民投票、31万人署名提出…東京

吉岡斉さんの西南学院大学での講演録入手

橋下大阪市長と大阪自治労問題を考える

原発ムラの人たちの言い訳集

福島第一直下で地震も いわきと地下構造類似

東電の想定外とJAXAの想定外の事故を想定しての危機管理

2号機温度計、90度超える=東電「再臨界ない」

東京湾海底20センチ超の泥からセシウム 近畿大調査

「溶けた燃料がどこにあるか分かっていない」からこういうこと起こるんだ

5日、温度上昇、再臨界か確かめる??

【原発の不都合な真実】原発は温暖化対策に役立たない

40年超「再稼働ありえない」 敦賀、美浜の2基対象=細野担当相

橋下大阪市長の核武装発言

1月

<IAEA>安全評価審査は妥当…原発再稼働可否判断に道筋

原発住民投票 意思表示へ扉を開こう

組織として安全を目ざすために重視されるべき事項

【国民投票無力化へ】の動きが

「シカタガナイ」という「呪文」

福島第一で起きたこと

議事録がない!?

ストレス審査にOKを出した男たち

非常用電源未接続問題、東電に緊急性の認識なし

再稼働をしないとこうなるぞという恫喝

阪神大震災から今日で17年がたちました

「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」

元旦の地震でタンク水位急下

正月に福島でセシウムの降下量が増加したわけ

住民投票請求署名 大阪市、法定数大幅に超える

六ケ所村の核燃再処理工場、再開へ準備

3.11以降、日本(世界)は変わったか

今年は脱原発社会に舵を切れるか

04年に、安井正也が直接処分試算廃棄命令