原発通信86号

原発通信原発は命の問題だ!

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更新 2013-01-07

「原発通信」は2013年1月からサイトURLが下記に変更になりました。
最新号は http://www.genpatsu-tsushin.com/2013/でどうぞ。

原発通信 86号 

2011/10/24発行

86号111024

NHK スペシャル シリーズ日本新生「“食の安心”をどう取り戻すか」

東電や推進派の責任を問わない議論なんて意味あるか!

 食品の放射能汚染について、まったく東電の責任や、責任追及というものがまったく出てきませんでした。なんだか、放射能というものに汚染されてしまい、検査する体制がどうのという話や、JR茨城の理事にいたっては山下俊一と同じことを言っている。また、視聴者の意見というのが画面下に出てくるのですが、食べるも食べないの「自己責任」などという表現が目につくのです。これ、勘違いしていませんか? まき散らした張本人の東京電力こそ、自己責任をとって、きちんとやれと言うならまだしも、汚染されたものを食べる・食べないは自己責任とは…。これこそ、「自虐的なものの考え方」です。

 こうして責任の所在というのはあいまいにされていってしまうのです。本当に新自由主義者どもに、洗脳されてしまったのだとつくづく感じてしまいます。むしろ、東電に、検査機器を買わせろというならいいのですが、そのような意見あったのかもしれませんが、まったく紹介されていません。気仙沼だったかの漁業者(?)、ネットで消費者とつなぎというようなこと言っていた静岡出身の方ですが、いい話なのですが、放射能汚染とはなじまない、というより自説を福島のところでやるものですから何かトンチンカンです(彼のとりくみはいいんですよ)。

 いい川柳がありましたのでご紹介。

 東電の物じゃないのか漏れた放射能もの (毎日新聞「万柳」10.15)

「自分のものは、自分で始末しなさい」とは子どものころから言われていることではないですか。持ち主に返してあげましょう!これこそ自己責任で(こういう時にこそ「自己責任」という言葉は使うものと了解しているのですが)。

週刊ポスト、週刊新潮と同類。税金の無駄遣いするなと訴えればどうだ!

 今週の週刊ポスト、「それなら国会議事堂も銀座並木通りも『ホットスポット』だ」、だと。ご丁寧に、「さァ、煽り派何とする?」とも。放射線量大したことないし、長年浴びても問題ないじゃないかというのですから、血税を使ってやれ線量計を買えだの、やれ、ヘリコプターでくまなく調査だなどと騒いで無駄使いしていると言って、アメリカの「ティーパーティー」のように税金使うなと「煽れ」ばいいだろうに。彼らの論法でいえば、敵は煽り派ではなく、国や行政だろうに。

 九州電力社長の真部のいい加減・無責任発言と再提出問題で、九電の松尾会長、「辞任に値することか、なぜやめねばいけないのか」と発言したとか。この人、長年の習性、骨の髄までしみこんでいて、何が起きているのか理解できないようです。その意味でリビアのカダフィと同じでしょう。九電と放送界の関係、以下の記事も見てください。

放送局と電力会社のただれた関係

 電力会社と放送局とのつながりを調査したものが載っていました。民放連に加盟する放送事業者のうち約4分の1が電力会社の幹部らが放送番組審議会の委員になっているとのことです。これこそ「感電」している「証拠」です。テレビ朝日の番組審議委員に東電会長がなっています。なるほど…。(毎日新聞2011.10.22放送と電力会社)


東京新聞は1面トップに!

 各地で高線量が検出されています。そこで国は除染支援を盛り込んだ対応方針を公表しました。毎日新聞は、社会面の目立たないところでベタ記事。東京新聞は、なんと1面トップです。住民の不安にどう対応するかという情報をどうとらえているかというスタンスの違いが見て取れます。(東京新聞2011.10.22 ホットスポット対策)


福島県議会決議を無視するマスコミと国会

 福島県議会が福島の全原発の廃炉を求めた決議が採択されたことはお知らせしました。「福島の復興なくして日本の復興なし」などと大見得を切った野田さんから一言もありませんし、そもそも、それを訊ねた記者っていたのでしょうか? 福島現地によく「視察」に行く野田さんですが、何を見ているのでしょうか。それも作業服姿を写真にとらせ、何か現場でやっているという雰囲気だけを演出するためにか。(東京新聞2011.10.22 福島県議会決議)


あの櫻井よしこが人寄せパンダよろしく顔写真入りの意見広告

 朝日新聞10.21日付に、あの櫻井よしこが人寄せパンダよろしく顔写真入りの意見広告が出ていました。福島は人災、女川で日本の技術が証明されたと。だから、選ぶ道は脱原発ではないと。「脱原発」という文言をコピーのトップに持ってくるというのは推進側の焦りでしょうか!? ただ、この広告のいいこと(?)は、「私、原発大好き!」ということを明言した30人の名前の一覧がついていることです。添付しておきますので、名前チェックしてください。朝日新聞に広告料、いくら入ったのでしょうか? それにしてもニューオータニで12000円、ですって!

朝日2011.10.21 櫻井よしこ広告から

 北海道大学の山口二郎氏が東京新聞で書いています。「一体政権交代とは、何のために起こしたのだろう。自民党がやりたくてもできなかったことを代わりに実現するために民主党は政権をとったのか」(10月23日付)と。これと同じこと、社会党の村山富市がおだてられ、首相の座について(つかされて)、それこそ「自民党がやりたくてもできなかったことを」やり、自滅への道を歩んでいったことは記憶に新しいです。


「福島第一の1号機、非常用復水器損傷確認されず」

 なるほど、無事でしたかと読んでみると、「目視できる範囲で設備に損傷はなかった」という話なのです。要は、外見は壊れていないようだけど…、ということで、「損傷確認されず」という見出しは信用できるのかどうかです。このような見出し、結構見かけますので、要注意です。(毎日新聞2011.10.22 福島第一、非常用復水器損傷確認されず)


数値が低いからと安心は早計

 「内部被曝生涯3ミリシーベルト」という根拠が、怪しいと言います。そもそも、内部被曝の検査をする機器ホールボディーカウンター(WBC)はガンマー線しか検出できない。セシウム137が出すベータ線は検出できないと。(東京新聞2011.10.22 内部被曝生涯3ミリSv)


原発へのスタンスの違いだけでなく、市民運動のとらえ方の差

9.19のさよなら原発集会の報道、新聞各社によって相当な違いがありました。そのことについて論評しています。(毎日新聞2011.10.22 原発集会報道)


「冷温停止」「5000年に1回」無意味と九大工藤氏ら保安院聴取会で

 84号で書きましたが、「冷温停止」です。田中氏だけではなく、九州大の工藤和彦氏(原子炉工学)も田中氏と同様、現在の福島第一原発に適用すべきではないと指摘しています。「5000年に1回」という損傷確立についても、山口彰大阪大学教授・原子炉工学)も「実際に事故を起こした以上、こうした確率論は意味がない」と。当たり前です!(毎日新聞2011.10.23 冷温停止定義に疑問)


それでも[手順書]に不備はなかったと

 福島第一の1号機が地震以後、運転手順書が使い物にならなかったこと――水没して使い物にならなかったこと、それでメルトダウンを起こしたのにもかかわらず、あの松本純一、「不備はなかった」と言える神経分かりません。これこそ「想定外」です。(毎日新聞2011.10.22東電、手順書、機能せず)


 


●第3回 部外者の不安に過ぎないのか


 今回も観光分野の日本人観です。ドイツの旅行代理店は、大手のDertourが9月に日本旅行を再開し、また文化交流を売り物にする高い Studiosusも12月からの日本旅行を予定しています。フクシマ原発事故以降、日本旅行は全体で前年に比べて60%以上の落ち込みという状況で、今後、旅行業界がどう日本を捉えていくかというのがテーマです。放射線の心配はないのか。政府は大丈夫というが、水、食物、空気中の汚染は考えられないのか。その中で外国人旅行者が、どういうリスクを負うのか。なぜ、日本旅行を回避するのか。

 記事は、Frankfurter Rundschau2011年10月15/16日土日版、旅行欄からです。タイトルが注目を引きますが、「部外者の不安に過ぎないのか」(私のほうで意訳してあります)。

 このタイトルの説明が必要です。今年の夏に有名なアメリカのポップシンガー・ Lady Gagaが日本を訪れ、世界に「安全です。また日本に旅行しましょう」キャンペーンをしたそうです。閑古鳥が鳴く旅行地の関係者は、それによって一日も早く世界からの観光客が日本に戻ることを期待しています。しかし、疑問は、果たして安全なのか。こういう問題意識を持ってドイツからのジャーナリ ストは定番コースを、いろんな人たちの話をじかに聞きながら取材してきました。記事はその報告です。


部外者の不安に過ぎないのか

1.フランスからの旅行者の例。彼女は石巻で毎日、津波で破壊された町の泥、ゴミを片付ける仕事についています。「友達や家族は、自分のしていることを正気の沙汰ではないと言っている。しかし、何回も日本に来ているが、いつもやさしく親切に迎え入れられ、そのお返しをこういう行為で返したい」が彼女の動機です。4日間で500ユーロの旅行費用だそうです。これを組織したのは、旅行代理店のNippon Travel Agency。その代表者Yoko Ogata氏へのインタヴュー。

観光業界は、もちろん、旅行者をそんな仕事に従事させることは理解できません。それに対して彼女は「しかし私たちは、どうしたらその地域が安全であることを証明できるのでしょうか」と答えています。私も、被害をこうむった地域の必死の努力は理解できます。しかし……と、考えるのです。

2.今、「ガンバロウ!」キャンペーンが、この東北地域で行われていると言います。風光明媚な、食べ物の美味しい地方。そんな印象が私にはあります。このスローガンが建物、ガラス窓、T・シャツに書かれています。しかし、一般市民の受け止めは、「そんなものは、震災後、政府が作り上げたその場しのぎのスローガンで、誰もそんなものを聞きたいとは思っていない。誰がいつもガンバルことが出来るのか」。このキャンペーンをしているのが、JNTO(Japanische Tourismusbehörde)。その副会長へのインタヴューの回答。統計を示しながら、「事実はこうです。線量は東京よりニューヨークの方が高いのです」。だから外国人の日本への不安は、根拠がないと言うのです。ここから、記事のタイトルがきています。では、不安を持つのは単なる部外者の過剰反応に過ぎないのか。

3.線量に関する情報は、連日マスコミで流されています。しかし問題は、疑い深い原発の安全性、汚染されたフクシマからの肉、ほうれん草、そして静岡のお茶。もう誰も新聞報道を信じなくなり、政府も同じ。何を、誰を信頼していいのか分からない状況になっているのは、彼が話をした人たちから伝わってきます。記者はある駅で「Go Tohoku!」のポスターを見かけたと言います。観光客を呼び寄せるアピールといいます。

4.記事は次のように続きます。「24時間ライトで照らし出されたスーパーが必要だろうか? 100mごとにすえつけられた冷・温の飲料水自動販売機は、生活の質を落とさないためには不可欠なものだろうか? ガンバロウ!を呼びかけ、歯を食いしばることで何事かをできるのだろうか? 数ヶ月ごとに首相の首をすげかえることに意味があるのだろうか?」。最もな問いだと思います。この間しかし、節電に入っています。以前では考えられなかったことです。

5.JNTOは、6月に日本へ旅行することができる10の根拠を挙げたリストを公表したと言います。特に、今が料金的にお得、線量の測定報告がインターネットで調べられるからだといいます。しかし、記者の疑問は、数値、理論、アピールだけで深く人々の心に根付いた不安を取り除くことができるのか。数字、言葉ではない保障のないそれ以外のリスクが考えられるわけですから、納得することはできません。

6.ここから記事の結論が引き出されます。「(そこに住んでいる逃げ道のない―)日本人にはしかし別の選択がない。同じことは日本旅行をあきらめることのできない外国人旅行者も同じ。ここで重要なことは、日本にあるものは、ただ日本にだけしかなく、それが日本という国を語っているのである。富士山がそうであるように」。11月には富士山の顔が良く見られるチャンスに恵まれる。


 以上ですが、非常に事実的であると同時に、日本(人)を理解するうえではかなり比喩・揶揄的な表現を使っています。そこにいろんな意味で「特別」な日本を感じる何かがあるからでしょう。

では、また。



▼寄せられた情報

10.15反貧困デモで不当逮捕

 たんぽぽ舎で活動していた青年が反貧困デモで不当に逮捕されたときの映像です。彼が旗をかざしている時に、スパイがわざと警官の肩に触れさせて逮捕した映像です。皆さんに知らせてください。

http://www.youtube.com/watch?v=L1RMFPQQlOI&feature=related

 「デモ参加者」に紛れ込んでいる警察のスパイ、はっきりと映っています。昔から言われていましたが、何せ証拠が出せませんでした。しかし、メディア機器の進歩で、こうした映像がとれるようになったのです。デモではなく、パレードなどというようになりましたが、警察権力、あいも変わらずお上にたてつく輩は許さないということなのです。(A)


ふげん廃炉 汚染廃棄物は1万トン! どこへ持っていく?

 これまた、廃炉にしたところで、その壊したものを持っていくところがないという話です。担当者の言、「場所は探している。調整中」だと。これが実態。(東京2011.10.22廃炉ビジネス)

 汚染汚泥ですら断られているのに、どうする気でしょうか。(毎日新聞2011.10.22環境省、中間貯蔵)


野田首相、また細川氏と会って脱原発明言を進言されるも応ぜず

 84号に書きましたが、19日にも会談し、脱原発をと詰め寄られていたそうですが、助言に応ぜずとのことです。これには“ぶれない”野田首相ということでしょうか。


東電、ウラン権益全て売却へ…売却先は国内企業

読売新聞 10月24日(月)10時39分配信

【東京電力と原子力損害賠償支援機構が、東電が海外に保有する原子力発電の燃料となるウランの鉱山権益の全てを売却する方向で調整していることが23日、わかった。売却額は数百億円を見込み、福島第一原子力発電所事故の賠償原資に充てる。国内原発の多くが停止し、ウランの使用量は減っているが、エネルギー安全保障の観点から売却先は国内企業とする方向だ。 売却が検討されているのは、カザフスタンのハラサン鉱山の2鉱区と、カナダのシガーレイク鉱山だ。ハラサン鉱山については、生産量の1割強を得られる契約だ。生産が本格化すれば、濃縮ウランの原料となるウラン精鉱を、年間600トン輸入できるはずだった。東日本大震災前の東電の年間使用量の2割弱に相当する。シガーレイク鉱山の権益比率は5%で、年間350トンを調達できる見込みだった。】(引用ここまで)


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2013年は正念場。ともに脱原発までたたかおう!

バックナンバー2011

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12月

政府や安全委員会が何も言わなかったんだから責任ない?

内橋克人さんの警告

政府、事故調中間報告/ドイツ通信第7回

一度壊してしまったらいくらお金があっても取り戻せないよ

もんじゅ予算削減

女川町議の阿部美紀子さん、町議会で質問に立つ

いったい「基準値」とは何か!

「冷温停止」ではなく「冷温停止状態」だと

・野田首相、「冷温停止状態に達し、事故収束に至ったと判断した」と宣言
・ドイツ通信6

明日16日は、野田が「冷温停止宣言」する日です

「原子炉の中、わからないが問題ない」…?!

双葉郡を実質「核のゴミ捨て場」に

「科学的根拠」という詭弁

2002年に経産省と東電、「六ケ所村」から撤退を合意していた

青森・東通原発の建設を断念? 東電は今日の記者会見で否定

11月

福島県内の全原発廃炉へ

吉田昌郎福島第一原発所長、入院

吉武輝子さん「この国は若い人まで道連れにして奈落の底に落っこちようとしているんじゃない?」

「黙認すれば同意したのだと信じる人々を許容することになる」

『通販生活』2011年秋・冬号は「原発国民投票」を呼び掛けています

「原発を考えることは地球の将来を選択すること」山口二郎(北大教授)

原発を止め、原発をなくすことが目的なのです

「思いを寄せられるか、その想像力を問うているのが今回の震災です」(佐野眞一さん)

大熊町長選

孫社長、米倉経団連会長を批判

女川町議選、阿部みきこさん、当選!

放射性物質、風で再浮遊か 風向きで放射能濃度変化

ニューヨークで25人がデモ!

なぜ、もっと早くできなかったのか 福島で、線量計を配布

寄稿「福島ルポ 被ばくする郵便労働者」

10月の原発稼働率 18.5% 過去最低をさらに更新

11月6日・日曜日 午後3時より経産省前で原発の供養祭

再臨界? 核分裂?

NHK『あさイチ』、視聴者からプロパガンダではとの指摘あり

ツケ買いをしてその支払いを孫世代に回しているだけ

10月

NHK「あさイチ」に重大疑惑発覚!

萩尾望都、フクシマとプルトニウムを描いた漫画

ベトナム政府、日本の原発を導入方針変えぬと

古賀・連合会長へのインタビュー/ドイツ通信第4回

汚染土壌中間貯蔵施設

東電や推進派の責任を問わない議論なんて意味あるか!

福島県議会が福島の全原発を廃炉にとの決議を採択!

「低温停止」「循環注水冷却」、どうも怪しいそうです

現在1億ベクレルに下がったというが…

学校はレントゲン室か!子どもたちが線量計を首からぶら下げて登校

東京は“静か”に行われました/ドイツ通信第2回

9月

8月

7月

6月

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12月

「脱原発工学」の構築をと吉岡斉さん、ヤンキー政党と化した自民党と喝破する斎藤環さん

米原子力空母乗員が、東電に損害賠償請求で提訴

茂木経産相、エージェントぶりをさっそく発揮

「僕は泣いちっち」が問いかけるもの/ドイツ通信24

東電常務、汚染水は海に「戻したい」

規制委調査団、活断層と断定 東北電力東通原発

虎視眈々と狙っている、原子力マフィア・マフィアの代貸や舎弟たち

さあ、来週からは“真打ち”登場です

小出裕章さんの生き方と、東京電力サラリーマン的生き方

早速始まった、原発ゼロ政策見直し策動

安倍晋三と橋下徹は、この国をどこへ引っ張っていこうとしているのか

青森 東通原発で断層の現地調査開始

「科学的根拠を示す」のは、自分たちだろう!

敦賀原発の下に活断層と判定

敦賀原発、廃炉決定か!/投稿:今井一批判/自民改憲案批判

「みんなで決めよう『原発』国民投票」事務局長今井一氏に問う

笹子トンネル天井崩落と「無常」、そして原発

今回の総選挙は、「何を学び、どう生きていこうとするのか」を問う選挙

11月

過去の失敗も認めて抱き締める愛しさが愛国心だ/ドイツ通信22号/自民党憲法改正草案の問題点

些細なことどころか、「脱原発」は大きな争点となってきた!

橋下は、第三極の頭ではなく、「第五列」だ!

放射能拡散は「価値観」で予測するものなのか

総選挙を前に、「政党」の離合集散があわただしい

「機械と火」ではなく「生命と水」に育まれた社会へ

自分だけは大人ぶった、仙谷由人センセイ

流言飛語を振りまくデタラメ男と暴走老人

「人々は首都の官庁街に何万人規模で集まってよいことを知った」

目方で測れるのなら苦労はしない

電力など123社、安全審査で新機関

「安全規制に必要な知識が必要だが、残念ながら今(規制委には)それはない」

そう、原発は「小異」ではありません。

敦賀原発 月内にも断層調査

10万人が霞が関一体、東電前、Jパワー前などで抗議行動

今度は火事の備えができていないそうです

原発問題は政策選択の問題ではない

原子力ムラ・原子力マフィア代貸の“トンデモ集”

福島県立医大による甲状腺検査問題

「大勢の人に囲まれ、冷静に判断できない」と岡田篤正・立命館大教授

柏崎刈羽原発:燃料集合体部品変形 規制委が改善命令検討

10月

「計算条件の設定などは、規制庁がJNESに指示」した。だから丸投げではない?

「規制される立場にある電力会社からの指摘で誤りが判明」

英原発会社:買収へ、日立と東芝が名乗り

東京のガレキ焼却灰、多摩・日の出の処分場に

「活断層の定義の拡大を検討」と「原子力災害対策指針案」

その後の人生の道を選択させたものはなんなのか──島薗進さんのこと

原発の安全基準を検討するメンバー決まる

「科学者なら誰でも気づくと思うが、40年廃炉ルールの根拠はあまりない」

“極楽とんぼ”を集めて地球環境フォーラムを開いた朝日新聞

夢より希望を──性差、そしてヒトの歴史から脱原発社会を考える

大間原発:函館市長、建設凍結の要請書

10/12-13連続行動参加報告/ジャック・アタリのフクシマ論

10.13日比谷野音「さようなら原発集会」行動提起

「東大話法」の使い手はいま

他者を思うこと、他者に共感すること そして原発を考える

10.5金曜抗議行動(国会正門前)報告/ドイツ通信第21回

福島健康調査検討委「秘密会議」続報!

安倍の「深刻に反省」は選挙向けパフォーマンス/ドイツ通信第20回

今度は福島県健康調査で「秘密会議」

「2030年代に原発ゼロにすると決めたわけではない」

「今、福島では放射能の話はできない」

9月

原子力マフィア、「再稼働」

原発事故:防災対策、30キロ圏に拡大…規制委が了承

「強い日本」「日本を取り戻す」──気分先行型政治の危険性

平智之衆院議員インタビューに注目

住民に心臓病など深刻な健康被害・チェルノブイリのいま

『カネだけが人生を充足させるわけではない』──さて、どなたの言葉でしょう?

30年代原発ゼロはたんなる「目標」?

もう「科学の話」でも「エネルギーの話」でもない

「2030年代の原発ゼロ」──閣議決定見送りに

「2030年代の原発ゼロ」──でも、原発はつくります?

9.14首相官邸前、霞が関抗議行動

「維新の会」の熱狂が意味するもの

早速やってくれました、伸晃クン。

学術会議、核廃棄物処理白紙見直しを提言

相次ぐ「不祥事」と「意味なき」労働が問うもの

霞が関一体で繰り広げられる反・脱原発、原子力規制委人事案反対行動

再稼働不要裏付け 今夏消費5~11%減

全国40都道府県82か所で抗議行動

何が問われているのか。そして「何をなすべきか」

原爆を不要としたように、原発も不要と確信したのです

再稼働反対を言うことは「まぎれもない現実論」

8月

原発訴訟、安全性本格審査を 最高裁研究会で改革論

「潜水艦のようにつくってあるから大丈夫」……もうアニメの世界です

これからの社会のグランドデザインをどう描くのか

何が起きたか、何が起きているかを知ること

原子力規制委:田中氏など委員5人、閣議決定

昨日の面会は「NHK青年の主張」だったのか!

政府の「討論型世論調査(DP)」では半数が「原発ゼロ」と

「収束宣言」が出ても何も変わらない。自宅に帰ること諦めました

米NRCが原発の認可手続きを停止

オリンピックだ、史上最多のメダル獲得だなどと浮かれている間にとんでもない「合意」が

永田町の新作喜劇『近い将来』……フクシマは何も変わっていないのに

東電公開映像/規制委員会人事/ドイツ通信19

東電テレビ会議公開映像から見えるもの──アンゼンダからタイヘンダに!

東京電力、テレビ会議映像を公開

仙谷、言うに事欠いて再稼働に反対する人々を「論理の飛躍がある」だと!

原子力規制委員会よりも、原子力ムラ規制・監視・解体委員会の設置を!

マスコミ人──反省するヒト、「前から知っていた」かのように装うヒト、さまざま。

7月

米倉経団連会長、野田首相といっしょに退場してください

7.29脱原発国会大包囲行動 20万の市民が国会を包囲

<原発推進秘密会議>司会役がメール削除 隠滅の疑い

海水で腐蝕し、活断層上で揺れる原発

イチローのほうがそんなに重要か NHKニュースウォッチ9

政府事故調、報告書を提出

再稼働反対抗議行動全国に波及

不都合な事実は見ないことに。そしてここでも山下俊一が登場

「いじめは卑怯だ」と野田首相。でも、今のあなたにはそれをいう資格はありません

志賀、大飯、敦賀の下に活断層! 志賀原発 活断層なら廃炉!

脱原発集会に17万人が参加 この力で再稼働阻止!すべての原発を廃炉へ!

警視庁、歩道のみに規制、鉄柵で囲む。世界の笑いもの

野田首相を、Give up ! と言うまで追い込もう!

「社員のプライバシー保護の対策を取ったうえで公開」

おおい町・時岡町長、クラゲに自然の脅威を感じる!

鹿児島県知事選、向原さん20万票取るも勝利逃す

再び万余の市民が首相官邸前を埋め尽くし、再稼働反対を訴える

国会事故調報告書についての各紙報道

国会事故調、報告書を国会へ提出。WEBでも公表

資本は自らの墓掘り人をつくり出す──次をどう描くか

要はコストがかさむからということなのでしょう。運転する資格なし!

首相官邸前の道路を埋め尽くす20万の市民!

6月

「後始末もできないのに再稼働だなんて」そして、警報鳴り止まない大飯原発

6.22報道ステーションで古舘伊知郎の突っ込みに寺島実郎タジタジ

町長だけに謝罪すればいいのか! しかも非公開で

政府事故調、「菅氏誤解」というのだけれど なぜ伝えられなかったのかが問題なのでは?

「ハーメルンの笛吹き男」か橋下大阪市長、また吠える

「再稼働反対!」「命を守れ!」と首相官邸前に4万5千人が集結

「中途半端な教養は、無教養よりたちが悪い」──ピーサレフ

東電、「最終報告書」で開き直り。「俺たちに非はない。悪いのは菅と官邸」

本通信、発信し始めて今日で1年がたちました

大飯原発再稼働などをめぐる「トンデモ発言知事一覧」

なにが「関西の生活と産業の安定に資するため」だ

テレビが伝えない不都合な真実。6.15首相官邸前抗議行動

この国にはいったい何を学んできたのか

ならば野田首相・西川福井県知事を「原発安全確認無限責任者」に!

野田首相、原発再稼働は「人類に対する犯罪」です

精神論で語っているのは野田首相本人!

今夕、首相官邸前へ! 抗議の声を挙げよう!

再稼働 抗議のダイイン 官邸前、福島の女性ら

大飯原発、地表ずれる可能性 専門家「早急に現地調査を」

「再稼働慎重に」と民主党の117人が署名し、野田に提出

今日から都議会。石原の演説30分を傍聴してきました

「原発」都民投票 げんぱつYES/NO パレード、800名で

またバレてしまいました。5日の会議も開くことできません

<橋下市長>大飯再稼働容認で“敗北宣言”

5月

野田首相の「私の責任」ってなんだ!

「人質」を置き、官邸と「もしもし~」とやりあえれば、安全? 

国会事故調、菅前首相を叩いて、得するのは誰だ

広がる「被災者格差」。そして破壊されるコミュニティー

妄想の世界に生きる原子力マフィアたち

政策決定の透明性=「見える化」こそ最重要

核燃サイクル「秘密会議」暴露される

原発都民投票条例制定 民主部会、賛成の方針

今度は燃料コストがかかるから再稼働だと

家庭だけが節電すればよいのか

国会事故調、東電・武黒一郎フェローの奇妙な動き

み~んなウソだった! これで「集団自殺」はなくなった?

関電、再稼働したいのは電力が足らないからではないと

沖縄返還40年/ドイツ通信第15回/寄稿「住民投票と日本型ファシズムの戦い」

大飯原発再稼働をおおいまち議会が容認

「チェルノブイリのこの現状が26年後の福島ではないと誰が言い切れようか」

東京電力が提出した「総合特別事業計画」に対する3紙の評価

福井県原子力安全専門委員会、こんなものなら必要なのでしょうか

3.11前と同じメンバーでやっているということ自体が信じられません

42年ぶりに稼働原発のないときを迎えて

瀬戸内寂聴さん、「このままの日本を若者に渡せない」と

保安院:「原子力の専門能力も広報も不十分」ネットで反省

4月

班目センセイ、今ごろ言われても……。だから「デタラメ」などと言われるのです

昨年の6月から出し始めて本号で200号です

そもそも地震国に原発は無理

原発・停電恫喝と生活習慣病

「この1年間で積み重ねてきた対策と知見」?

電気事業法では廃止でも、原子炉等規制法では今も「稼働中」

・法的には、とっくにオシャカになったものを追認しただけ
・ドイツ通信11

「確信がないし、責任も取りたくない」から、「証拠は残さない」ということ

原発再稼働5人組の頭=仙谷は何を勘違いしているのか

再稼働の政府「黒幕」は仙谷由人だ!

北朝鮮ミサイルに振り回されたのではなく、振り回した日本政府

環太平洋、地震活動が活発。日本近海も無関係ではない

大飯原発──大阪府・市、再稼働8条件先送り

大丈夫と言っているのは、電力会社と原発大臣4人衆だけ

「テストに不合格なものを商品化することを私は許さない」

再稼働へ「突進」する野田政権

安全基準にまで「暫定」

「東大話法」オンパレードです!

1日遅れの「April Fool」。「日立はすべてを、地球のために」だそうです

3月

「3月11日の、あのね。」見てきました

東電という会社、何を思いあがっているのでしょう

ようやく春になりましたが……

汚染水、また海に流出、ストロンチウムも

<泊原発>5月5日停止へ 現在唯一稼働

繰り返します。原発問題は「二項対立」ではありません

幕(再稼働)は開くのか、いつ…

「安全」しか出ないサイコロでたぶらかしてきた

3月24日「再稼働を許さない さようなら原発1000万人アクション」集会とパレード

「お金が入るのならもらって、死ぬ前にいい生活がしたい」にどう応えるか

唯我独尊、傲慢それらすべてを動員しても足らない、東電会長・勝俣恒久

岸和田のお調子者・田中知東大教授へ、だんじり曳いても原発曳くな!

瓦礫処理、環境省吊り広告の怪? 空中線量が同じだから大丈夫?

要はこの世の中カネといってしまうと身もふたもない話だったということ

3.11行動 日比谷公園に1万人 国会を人の鎖で囲む!

沢田研二さん、脱原発に賛成

東北をダシにしていませんか?

“スルー”される大熊町

「政治家がダメでも官僚がしっかりしている」はずじゃなかった?2月

2月

3.11は日比谷公園中門に!

毎時、何十トンもの水、どこへ?

公文書に対する日米のポリシーや哲学の違いに愕然

アメリカ原子力規制委員会の議事録が語る原発事故の10日間

吉岡斉さんの講演録から(2)

原発稼働の住民投票、31万人署名提出…東京

吉岡斉さんの西南学院大学での講演録入手

橋下大阪市長と大阪自治労問題を考える

原発ムラの人たちの言い訳集

福島第一直下で地震も いわきと地下構造類似

東電の想定外とJAXAの想定外の事故を想定しての危機管理

2号機温度計、90度超える=東電「再臨界ない」

東京湾海底20センチ超の泥からセシウム 近畿大調査

「溶けた燃料がどこにあるか分かっていない」からこういうこと起こるんだ

5日、温度上昇、再臨界か確かめる??

【原発の不都合な真実】原発は温暖化対策に役立たない

40年超「再稼働ありえない」 敦賀、美浜の2基対象=細野担当相

橋下大阪市長の核武装発言

1月

<IAEA>安全評価審査は妥当…原発再稼働可否判断に道筋

原発住民投票 意思表示へ扉を開こう

組織として安全を目ざすために重視されるべき事項

【国民投票無力化へ】の動きが

「シカタガナイ」という「呪文」

福島第一で起きたこと

議事録がない!?

ストレス審査にOKを出した男たち

非常用電源未接続問題、東電に緊急性の認識なし

再稼働をしないとこうなるぞという恫喝

阪神大震災から今日で17年がたちました

「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」

元旦の地震でタンク水位急下

正月に福島でセシウムの降下量が増加したわけ

住民投票請求署名 大阪市、法定数大幅に超える

六ケ所村の核燃再処理工場、再開へ準備

3.11以降、日本(世界)は変わったか

今年は脱原発社会に舵を切れるか

04年に、安井正也が直接処分試算廃棄命令