原発通信88号

原発通信原発は命の問題だ!

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更新 2013-01-07

「原発通信」は2013年1月からサイトURLが下記に変更になりました。
最新号は http://www.genpatsu-tsushin.com/2013/でどうぞ。

原発通信 88号 

2011/10/26発行

88号

連合会長・古賀、「私、脱原発なんて言っていません! 核は貴重なエネルギーです」

 昨日の毎日新聞夕刊に連合会長古賀の『「脱原発」の意味』と題したインタビュー記事が掲載されていました。最初に一言、まとめて要するにと言ってしまうと、「そもそも脱原発なんて言っていません。国が責任持つというのならそれに乗ります。原子力は貴重なエネルギー源、野田ともエネルギーの話など一切していません。どうなるかわかりません」という寝ぼけた爺様のたわごと。そして、何でも人任せ、人のせいにする。

 驚くべきは、あの福島第一のレベル7の大事故を前にして、三役が数回議論して、「こうだな」と決めたという話。この現実を前にして酒でも飲んでいるのかという体たらく──緊張感、危機感のなさを表しています。最後の方で、「野田さんとも枝野さんとも、細野さんとも話していません」と堂々と言っているところに、何が起きたのかということを理解していないということがよく表れています。情けないの一言、でもそれで済まないのが連合会長という肩書を持っている人だからです。

 記者からなにを聞かれても、「でしょうね」「ですから」「よくわからないですね」「行っていませんね」「今からです」など、主体性のなさが見じみ出ています。見果てぬ夢を売るのが商売ならまだしもですが。

 「脱原発」「原発推進」の二項対立で議論すべきではない」とも。原発問題は、生きるか死ぬか、将来に負の遺産を残すのか残さないのか、という問題なのです。足して二で割るような話ではないということです。

 迷惑なのは、自尊心からか、もう誰も思ってもいないだろうに「連合は国民の縮図だ」などと見栄をはっていることです。こんな迷惑ありません。連合傘下の組合員なんてどれほどいるのか(烏合の衆ではただいるだけ、何の力にもなりません。役員たちの高給の源泉というくらいの話です)、どれほどの力があると思っているのかです(ちょっと言い過ぎか、でも多く人の感情はそんなところでしょう)。(毎日新聞2011.10.25e 連合古賀インタビュー)

発電コスト試算、相変わらず原発が安い? しかし除染費は考慮せず できもしない再処理も試算!

 どのように計算したか知りませんが、これとて初めに結論ありきでしょう。そもそも、これからどのようになるかわからない事故処理、補償、賠償問題、何を考えているのかという話です。新設炉での過酷事故発生頻度10万年に1回(IAEAの安全目標)と計算だと! この数字の意味ってあるんでしょうか? しかも、使用済み核燃料を再処理した場合のコストも計算したというのです。なんでそういう計算ができるのか、理解できません。「すべて再処理の場合」、割高の計算になっていますが、そもそも再処理なんてできないというのが明白になっているにもかかわらずです。

 事故が起きたら(もう起きてしまっていますが)、地域経済、いや地域どころの騒ぎではなくなる。そのことの重大さを考慮して計算することなんて怖くてできないから、「このへんで」と割り切って、切り捨てているのでしょう。(毎日新聞2011.10.25e 発電コスト計算)

黒塗り手順書、スミ塗らないものを公開

 まさにウソの上塗りだったということが分かりました。どうも、全電源喪失ということを考えていなかったから役に立たなかったということを隠すために、その部分をスミで塗っていたということでしょう。要は“次にここのスイッチを押す”や“ランプ確認”というところが塗られていたのです。だって、電源がなく、スイッチを押しても動かないし、ランプもつくはずもありません)。ところが、あの松本純一、テロにあった場合だのということをことさら持ち出してきました。「テロ」だの「テロリスト」などという言葉を使えば納得させることができるとでも思っていたのでしょう。(毎日新聞 2011.10.25スミ塗りなし手順書)

スイス総選挙、脱原発を掲げた中道2政党が躍進

【右派から左派まで既成5政党は軒並み、得票率で07年の前回選挙を下回ったのに対し、経済成長と「脱原発」の両立を訴えた新しい中道2政党が躍進した。福島第1原発事故後、「脱原発」への政策転換を主導した社会民主党は、既成政党で唯一議席減を免れた。】(引用)

 旗印は鮮明にというところでしょうか。でも、「二兎追うものは…」の感もないわけではありませんが。

http://mainichi.jp/select/world/news/20111024dde007030010000c.html

こんな地図つくってくれた人もいます

2011年3月・4月・5月の合計の放射性セシウム137の都道府県別月間降下量の汚染マップ

http://savechild.net/wp-content/uploads/2011/10/big.gif

トルコ地震で、隣国アルメニアの原発に被害か

「トルコでマグニチュード7.2の大規模な地震、この地震でトルコの国境に接するアルメニアのメツァモール原発が被害を受け、放射能漏れを起こしたとイランラジオ(イラン・イスラム共和国放送はイランの国営放送)が報じている」そうです。

http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&view=article&id=22102:2011-10-25-11-37-35&catid=17:2010-09-21-04-36-53&Itemid=116


 

第4回 ドイツの脱原発論議──賛成・反対論

 本稿は、この春に、別のところに寄稿したものを改めて収録したものです。ドイツも日本も賛成派・推進派の言っていることはそう変わりはしません。廃棄物処理の問題については触れないというのは同じです。(A)


ドイツの脱原発論議──「HNA」紙(2011年5月7日付)による整理

 現在ドイツで稼動している原発は17基の内6基にしか過ぎません。議論の経過を見ていると、脱原発に向けて時期が早まるような傾向になってきています。勿論、賛否両論がありますが、「HNA」紙2011年5月7日付に、分かりやすく議論を整理した記事が出ていますから紹介します。参考にしてください。

 ポイントは、日本もドイツもあまり大きな違いはないと思うのですが、そこから別の結論が導き出されてくると言うところに、政治、社会風土の違いがあるように思います。この点をオープンにして、市民参加、取り分け原発事故被災者を加えた国際的に丁寧な議論を行なえば、大きな成果が引き出されるように思われます。福島原発事故は、企業、政治家、官僚による住民無視の強引な利権政治に終止符が打たれたことを証明しています。

 電力会社の脅しは、原発がなくなれば「外国から電力を輸入しなければならず、料金が高くつく」と言うものですが、それを例えば「緑の党」は、「恐怖を煽るシナリオ」と批判しています。現状では、6基に減った原発でもエネルギー供給に支障は出ていないわけですから、電気料金値上げは、自然を利用したエコ電気にあるのではなく、市民から料金をかっさらっている電力会社にこそ原因がある、と。

ドイツ市民の60%が、料金が高くなっても速やかな脱原発の必要性を訴えていると言う、アンケート調査結果(Forsa-Umfrage)も出ています。

以下、「HNA」紙2011年5月7日付からの要約。

1.原発の安全性

賛成論:

 原発の所轄機関である「ドイツ原発フォーラム」(Das Deutsche Atomforum – www.Kernenergie.de)によれば、ドイツの原発は国際的に定められた安全基準を充分に満たし、17基のドイツ原発は、国際原子力エネルギー機関の何重もの厳しい検査結果で高い安全水準を保っていると言う。仮に一つの安全メカニズムが壊れても、残りの部分で安全性を補足するシステムになっている。同時に、毎年、作業員の研修に高額な資金が投資されている。チェルノブイリのような事故が起きることはありえない。強度の地震に対しても安全性は確保されている。テロに関してもリスクはない。ただ、飛行機の墜落事故に関しては、補強対策が急がれる。

反対論:

 原発反対派のDie Initiative Ausgestrahlt(www.ausgestrahlt.de)によれば、年間100-200近くの報告義務のある事故が起きており、惨事に至る可能性が充分にある。日本の事態が示しているのは、原発が稼動している限り、毎日リスクが大きくなり、30年間も経てば配線、配管等に傷みが生じ、その危険性は計り知れなくなる。飛行機墜落、テロ、ロケット攻撃に耐えられる安全性を、ドイツの原発は充分には備えていない。もし、重大な事故が起これば、住居地の過密なドイツではチェノブイリ以上の惨事を招くだろう。原発事故がなくても、近くに住む人間生活に与える影響は大きく、特に子供達にガンが多く検出されている。もっとも、これまでまだ、相互の因果関係について確かな調査結果は出されていないのだが。(www.bfs.de)

2.原発の経済性

賛成論:

 これまで建設されてきた原発で、大量の電力を生産してきた。他の石炭、風力、水力による電力生産に比べて、安上がりである。最新のドイツ工業同盟が依頼した学術調査(www.bdi.de)では、2018年初めまでに原発から撤退すれば電気料金が、一挙に跳ね上がる。「原発フォーラム」によれば、原子力電気が安上がりにつくのは、国家からの高額補助によるのではない。1956年来、原子力エネルギーの研究と開発に資金が投入されてきた。廃棄物処理と事故のときの損害賠償の費用を電力会社が負担している。

反対論:

 社会が引き受ける補助金と長期のコストは、電気料金に全く算入されていない、とはグリンピースが依頼した学術調査(www.greenpeace-energy.de)である。彼らの計算では、原子力電気は12.8セント(キロワット/時)、風力電気は7.6セント(同)。ここに補助金が流れ、電力会社が廃棄物処理を引き受けなければならないので税金が免除される。更に、原発事故の可能性とその結果を前もって予測することはできないために、原子力エネルギー費用を正確に計算することは難しい。

3.原子力エネルギーと自然環境

賛成論:

 石炭のような化石物燃料とは異なり、原子力エネルギーは気象にやさしい電力源である。原発の温室ガスCO2の排気量を全耐用年数を通して計算してみても、風力、水力発電と同様に気象にやさしい、と言うのはスイスの研究機関(Das Schweizer Paul-Scherrer-Institut und das Öko-Institut. Www.oeko.de)が行った学術調査結果である。計算では、原子力エネルギー1キロワット/時に含まれる5―33グラムのCO2には、原発建設、ウラン採掘、燃料素材製造に際しての排出ガスが含まれている。「原発フォーラム」によれば、原子力エネルギーは気象保護を実現する。原発なしに、ドイツは2020年の温室ガス排気量は8%高くなっているはずだ。その時は、石炭による電力生産を必要とするからである。ここが一番のポイントになる。電力は24時間供給される必要があるからだ。

 風力、太陽エネルギー等の代替エネルギーは、まだそれをカバーできるまでには達していない。電力をプールする面での可能性が欠けている。

反対論:

 ウラン採掘は人間と自然に被害を与えると言うのは、ミュンヘンの自然環境研究所。鉱石に含まれるウランの割合は、単に10分の1(?U235は1%弱、阿部)にしか過ぎないが、大量に採掘され加工されなければならない。その際に、毒性で放射能を浴びた副産物が産出される。肺ガンの危険性が、それによって鉱山労働者に顕著に高くなることを、放射線保護ドイツ連邦局が、旧東ドイツの労働者を検査することによって証明している(www.bfs.de)。原発から出る高度な放射線廃棄物が、どれだけ長期間にわたって埋蔵される(Gorlebenの例)ことが出来るのかは、今のところまだ説明されていない。原発廃棄物の危険性は、10万年以上にわたる。

 現在まで6000トンの放射線廃棄物がドイツにあるが、原発の稼動期限が切れるまでに、この量が2倍になる。

4.エネルギー政策の将来

原発賛成論:

 「原発フォーラム」によれば、原子力エネルギーは代替エネルギーにとってのまたとないパートナーだと言う。全電力が風、水、太陽から供給される時点まで、原発はそれまでの「中継ぎテクノロジー」として適している。(www.kernenergie.de)

 代替エネルギーの問題は、しかし、気象状況の悪い時など、例えば北海が凪になった時には、必要な電力を確保するために別の発電力を短時期に始動させなければならなくなる。反対論者は、原発はそれに適さないと言う。なぜなら原発は、状況に対応できずただ恒常的な電力供給が出来るだけ。

 それに反論する学術調査が、原子力に関するインターナショナル誌に掲載され、ドイツの17基ある原発は、技術的にはもう既に、短時間の間に電力量を調整できるように設備されている。

 原子力エネルギーは、全ドイツに送電網が確立されているが、風力エネルギーとなると、海岸で電力が生産され、それが全土に送・配電されなければならない。その計画案は、まだ充分でないことを原発批判者自身も認めているところである。(www.umweltrat.de)

風力、水力、ソーラ電気の拡大には、また送・配電のネットワークが確保・拡張されなければならない。

反原発・代替エネルギー論:

 「中継ぎテクノジー」としての原発は必要がない。((www.umweltrat.de) 2050年には、全電力が代替エネルギーで賄えるようになる。原発稼動の延長も、新たな石炭発電所の建設も必要がない。代替エネルギーへの転換の最大の課題は、ドイツ内のみならずEU内の送・配電ネットワークの拡張と電力の貯蓄にある。新しい電力生産と古い発電所(原発)の組み合わせは、効果的でなく、高くつく。現在稼動しているドイツの原発は17基の内ただの6基。しかしこれまで、外国から電力を輸入する必要性は出ていない、と批判するのはÖko-Institut(www.oeko.de)。

 それとは対照的に、少量の電力が輸出され、多量の電力が石炭発電所で生産されている。原子力電力は、稼動期間が長くなれば安くはならないことを、ドイツ自然環境省の学術調査で述べている。

 電力取引所の価格は、丁度需要される電力量を生産するために必要とされる発電所に規定されて決められていくわけだから、原発がより安い電力を生産すれば、収益はそこに流れ、消費者には利益がなく、ただ電力コンツェルンが得をするだけ。

(注:原発が「中継ぎテクノロジー」にはならず、代替エネルギー開発がそれによって阻害される)


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2013年は正念場。ともに脱原発までたたかおう!

バックナンバー2011

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12月

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一度壊してしまったらいくらお金があっても取り戻せないよ

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・野田首相、「冷温停止状態に達し、事故収束に至ったと判断した」と宣言
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明日16日は、野田が「冷温停止宣言」する日です

「原子炉の中、わからないが問題ない」…?!

双葉郡を実質「核のゴミ捨て場」に

「科学的根拠」という詭弁

2002年に経産省と東電、「六ケ所村」から撤退を合意していた

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11月

福島県内の全原発廃炉へ

吉田昌郎福島第一原発所長、入院

吉武輝子さん「この国は若い人まで道連れにして奈落の底に落っこちようとしているんじゃない?」

「黙認すれば同意したのだと信じる人々を許容することになる」

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原発を止め、原発をなくすことが目的なのです

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大熊町長選

孫社長、米倉経団連会長を批判

女川町議選、阿部みきこさん、当選!

放射性物質、風で再浮遊か 風向きで放射能濃度変化

ニューヨークで25人がデモ!

なぜ、もっと早くできなかったのか 福島で、線量計を配布

寄稿「福島ルポ 被ばくする郵便労働者」

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11月6日・日曜日 午後3時より経産省前で原発の供養祭

再臨界? 核分裂?

NHK『あさイチ』、視聴者からプロパガンダではとの指摘あり

ツケ買いをしてその支払いを孫世代に回しているだけ

10月

NHK「あさイチ」に重大疑惑発覚!

萩尾望都、フクシマとプルトニウムを描いた漫画

ベトナム政府、日本の原発を導入方針変えぬと

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汚染土壌中間貯蔵施設

東電や推進派の責任を問わない議論なんて意味あるか!

福島県議会が福島の全原発を廃炉にとの決議を採択!

「低温停止」「循環注水冷却」、どうも怪しいそうです

現在1億ベクレルに下がったというが…

学校はレントゲン室か!子どもたちが線量計を首からぶら下げて登校

東京は“静か”に行われました/ドイツ通信第2回

9月

8月

7月

6月

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12月

「脱原発工学」の構築をと吉岡斉さん、ヤンキー政党と化した自民党と喝破する斎藤環さん

米原子力空母乗員が、東電に損害賠償請求で提訴

茂木経産相、エージェントぶりをさっそく発揮

「僕は泣いちっち」が問いかけるもの/ドイツ通信24

東電常務、汚染水は海に「戻したい」

規制委調査団、活断層と断定 東北電力東通原発

虎視眈々と狙っている、原子力マフィア・マフィアの代貸や舎弟たち

さあ、来週からは“真打ち”登場です

小出裕章さんの生き方と、東京電力サラリーマン的生き方

早速始まった、原発ゼロ政策見直し策動

安倍晋三と橋下徹は、この国をどこへ引っ張っていこうとしているのか

青森 東通原発で断層の現地調査開始

「科学的根拠を示す」のは、自分たちだろう!

敦賀原発の下に活断層と判定

敦賀原発、廃炉決定か!/投稿:今井一批判/自民改憲案批判

「みんなで決めよう『原発』国民投票」事務局長今井一氏に問う

笹子トンネル天井崩落と「無常」、そして原発

今回の総選挙は、「何を学び、どう生きていこうとするのか」を問う選挙

11月

過去の失敗も認めて抱き締める愛しさが愛国心だ/ドイツ通信22号/自民党憲法改正草案の問題点

些細なことどころか、「脱原発」は大きな争点となってきた!

橋下は、第三極の頭ではなく、「第五列」だ!

放射能拡散は「価値観」で予測するものなのか

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「機械と火」ではなく「生命と水」に育まれた社会へ

自分だけは大人ぶった、仙谷由人センセイ

流言飛語を振りまくデタラメ男と暴走老人

「人々は首都の官庁街に何万人規模で集まってよいことを知った」

目方で測れるのなら苦労はしない

電力など123社、安全審査で新機関

「安全規制に必要な知識が必要だが、残念ながら今(規制委には)それはない」

そう、原発は「小異」ではありません。

敦賀原発 月内にも断層調査

10万人が霞が関一体、東電前、Jパワー前などで抗議行動

今度は火事の備えができていないそうです

原発問題は政策選択の問題ではない

原子力ムラ・原子力マフィア代貸の“トンデモ集”

福島県立医大による甲状腺検査問題

「大勢の人に囲まれ、冷静に判断できない」と岡田篤正・立命館大教授

柏崎刈羽原発:燃料集合体部品変形 規制委が改善命令検討

10月

「計算条件の設定などは、規制庁がJNESに指示」した。だから丸投げではない?

「規制される立場にある電力会社からの指摘で誤りが判明」

英原発会社:買収へ、日立と東芝が名乗り

東京のガレキ焼却灰、多摩・日の出の処分場に

「活断層の定義の拡大を検討」と「原子力災害対策指針案」

その後の人生の道を選択させたものはなんなのか──島薗進さんのこと

原発の安全基準を検討するメンバー決まる

「科学者なら誰でも気づくと思うが、40年廃炉ルールの根拠はあまりない」

“極楽とんぼ”を集めて地球環境フォーラムを開いた朝日新聞

夢より希望を──性差、そしてヒトの歴史から脱原発社会を考える

大間原発:函館市長、建設凍結の要請書

10/12-13連続行動参加報告/ジャック・アタリのフクシマ論

10.13日比谷野音「さようなら原発集会」行動提起

「東大話法」の使い手はいま

他者を思うこと、他者に共感すること そして原発を考える

10.5金曜抗議行動(国会正門前)報告/ドイツ通信第21回

福島健康調査検討委「秘密会議」続報!

安倍の「深刻に反省」は選挙向けパフォーマンス/ドイツ通信第20回

今度は福島県健康調査で「秘密会議」

「2030年代に原発ゼロにすると決めたわけではない」

「今、福島では放射能の話はできない」

9月

原子力マフィア、「再稼働」

原発事故:防災対策、30キロ圏に拡大…規制委が了承

「強い日本」「日本を取り戻す」──気分先行型政治の危険性

平智之衆院議員インタビューに注目

住民に心臓病など深刻な健康被害・チェルノブイリのいま

『カネだけが人生を充足させるわけではない』──さて、どなたの言葉でしょう?

30年代原発ゼロはたんなる「目標」?

もう「科学の話」でも「エネルギーの話」でもない

「2030年代の原発ゼロ」──閣議決定見送りに

「2030年代の原発ゼロ」──でも、原発はつくります?

9.14首相官邸前、霞が関抗議行動

「維新の会」の熱狂が意味するもの

早速やってくれました、伸晃クン。

学術会議、核廃棄物処理白紙見直しを提言

相次ぐ「不祥事」と「意味なき」労働が問うもの

霞が関一体で繰り広げられる反・脱原発、原子力規制委人事案反対行動

再稼働不要裏付け 今夏消費5~11%減

全国40都道府県82か所で抗議行動

何が問われているのか。そして「何をなすべきか」

原爆を不要としたように、原発も不要と確信したのです

再稼働反対を言うことは「まぎれもない現実論」

8月

原発訴訟、安全性本格審査を 最高裁研究会で改革論

「潜水艦のようにつくってあるから大丈夫」……もうアニメの世界です

これからの社会のグランドデザインをどう描くのか

何が起きたか、何が起きているかを知ること

原子力規制委:田中氏など委員5人、閣議決定

昨日の面会は「NHK青年の主張」だったのか!

政府の「討論型世論調査(DP)」では半数が「原発ゼロ」と

「収束宣言」が出ても何も変わらない。自宅に帰ること諦めました

米NRCが原発の認可手続きを停止

オリンピックだ、史上最多のメダル獲得だなどと浮かれている間にとんでもない「合意」が

永田町の新作喜劇『近い将来』……フクシマは何も変わっていないのに

東電公開映像/規制委員会人事/ドイツ通信19

東電テレビ会議公開映像から見えるもの──アンゼンダからタイヘンダに!

東京電力、テレビ会議映像を公開

仙谷、言うに事欠いて再稼働に反対する人々を「論理の飛躍がある」だと!

原子力規制委員会よりも、原子力ムラ規制・監視・解体委員会の設置を!

マスコミ人──反省するヒト、「前から知っていた」かのように装うヒト、さまざま。

7月

米倉経団連会長、野田首相といっしょに退場してください

7.29脱原発国会大包囲行動 20万の市民が国会を包囲

<原発推進秘密会議>司会役がメール削除 隠滅の疑い

海水で腐蝕し、活断層上で揺れる原発

イチローのほうがそんなに重要か NHKニュースウォッチ9

政府事故調、報告書を提出

再稼働反対抗議行動全国に波及

不都合な事実は見ないことに。そしてここでも山下俊一が登場

「いじめは卑怯だ」と野田首相。でも、今のあなたにはそれをいう資格はありません

志賀、大飯、敦賀の下に活断層! 志賀原発 活断層なら廃炉!

脱原発集会に17万人が参加 この力で再稼働阻止!すべての原発を廃炉へ!

警視庁、歩道のみに規制、鉄柵で囲む。世界の笑いもの

野田首相を、Give up ! と言うまで追い込もう!

「社員のプライバシー保護の対策を取ったうえで公開」

おおい町・時岡町長、クラゲに自然の脅威を感じる!

鹿児島県知事選、向原さん20万票取るも勝利逃す

再び万余の市民が首相官邸前を埋め尽くし、再稼働反対を訴える

国会事故調報告書についての各紙報道

国会事故調、報告書を国会へ提出。WEBでも公表

資本は自らの墓掘り人をつくり出す──次をどう描くか

要はコストがかさむからということなのでしょう。運転する資格なし!

首相官邸前の道路を埋め尽くす20万の市民!

6月

「後始末もできないのに再稼働だなんて」そして、警報鳴り止まない大飯原発

6.22報道ステーションで古舘伊知郎の突っ込みに寺島実郎タジタジ

町長だけに謝罪すればいいのか! しかも非公開で

政府事故調、「菅氏誤解」というのだけれど なぜ伝えられなかったのかが問題なのでは?

「ハーメルンの笛吹き男」か橋下大阪市長、また吠える

「再稼働反対!」「命を守れ!」と首相官邸前に4万5千人が集結

「中途半端な教養は、無教養よりたちが悪い」──ピーサレフ

東電、「最終報告書」で開き直り。「俺たちに非はない。悪いのは菅と官邸」

本通信、発信し始めて今日で1年がたちました

大飯原発再稼働などをめぐる「トンデモ発言知事一覧」

なにが「関西の生活と産業の安定に資するため」だ

テレビが伝えない不都合な真実。6.15首相官邸前抗議行動

この国にはいったい何を学んできたのか

ならば野田首相・西川福井県知事を「原発安全確認無限責任者」に!

野田首相、原発再稼働は「人類に対する犯罪」です

精神論で語っているのは野田首相本人!

今夕、首相官邸前へ! 抗議の声を挙げよう!

再稼働 抗議のダイイン 官邸前、福島の女性ら

大飯原発、地表ずれる可能性 専門家「早急に現地調査を」

「再稼働慎重に」と民主党の117人が署名し、野田に提出

今日から都議会。石原の演説30分を傍聴してきました

「原発」都民投票 げんぱつYES/NO パレード、800名で

またバレてしまいました。5日の会議も開くことできません

<橋下市長>大飯再稼働容認で“敗北宣言”

5月

野田首相の「私の責任」ってなんだ!

「人質」を置き、官邸と「もしもし~」とやりあえれば、安全? 

国会事故調、菅前首相を叩いて、得するのは誰だ

広がる「被災者格差」。そして破壊されるコミュニティー

妄想の世界に生きる原子力マフィアたち

政策決定の透明性=「見える化」こそ最重要

核燃サイクル「秘密会議」暴露される

原発都民投票条例制定 民主部会、賛成の方針

今度は燃料コストがかかるから再稼働だと

家庭だけが節電すればよいのか

国会事故調、東電・武黒一郎フェローの奇妙な動き

み~んなウソだった! これで「集団自殺」はなくなった?

関電、再稼働したいのは電力が足らないからではないと

沖縄返還40年/ドイツ通信第15回/寄稿「住民投票と日本型ファシズムの戦い」

大飯原発再稼働をおおいまち議会が容認

「チェルノブイリのこの現状が26年後の福島ではないと誰が言い切れようか」

東京電力が提出した「総合特別事業計画」に対する3紙の評価

福井県原子力安全専門委員会、こんなものなら必要なのでしょうか

3.11前と同じメンバーでやっているということ自体が信じられません

42年ぶりに稼働原発のないときを迎えて

瀬戸内寂聴さん、「このままの日本を若者に渡せない」と

保安院:「原子力の専門能力も広報も不十分」ネットで反省

4月

班目センセイ、今ごろ言われても……。だから「デタラメ」などと言われるのです

昨年の6月から出し始めて本号で200号です

そもそも地震国に原発は無理

原発・停電恫喝と生活習慣病

「この1年間で積み重ねてきた対策と知見」?

電気事業法では廃止でも、原子炉等規制法では今も「稼働中」

・法的には、とっくにオシャカになったものを追認しただけ
・ドイツ通信11

「確信がないし、責任も取りたくない」から、「証拠は残さない」ということ

原発再稼働5人組の頭=仙谷は何を勘違いしているのか

再稼働の政府「黒幕」は仙谷由人だ!

北朝鮮ミサイルに振り回されたのではなく、振り回した日本政府

環太平洋、地震活動が活発。日本近海も無関係ではない

大飯原発──大阪府・市、再稼働8条件先送り

大丈夫と言っているのは、電力会社と原発大臣4人衆だけ

「テストに不合格なものを商品化することを私は許さない」

再稼働へ「突進」する野田政権

安全基準にまで「暫定」

「東大話法」オンパレードです!

1日遅れの「April Fool」。「日立はすべてを、地球のために」だそうです

3月

「3月11日の、あのね。」見てきました

東電という会社、何を思いあがっているのでしょう

ようやく春になりましたが……

汚染水、また海に流出、ストロンチウムも

<泊原発>5月5日停止へ 現在唯一稼働

繰り返します。原発問題は「二項対立」ではありません

幕(再稼働)は開くのか、いつ…

「安全」しか出ないサイコロでたぶらかしてきた

3月24日「再稼働を許さない さようなら原発1000万人アクション」集会とパレード

「お金が入るのならもらって、死ぬ前にいい生活がしたい」にどう応えるか

唯我独尊、傲慢それらすべてを動員しても足らない、東電会長・勝俣恒久

岸和田のお調子者・田中知東大教授へ、だんじり曳いても原発曳くな!

瓦礫処理、環境省吊り広告の怪? 空中線量が同じだから大丈夫?

要はこの世の中カネといってしまうと身もふたもない話だったということ

3.11行動 日比谷公園に1万人 国会を人の鎖で囲む!

沢田研二さん、脱原発に賛成

東北をダシにしていませんか?

“スルー”される大熊町

「政治家がダメでも官僚がしっかりしている」はずじゃなかった?2月

2月

3.11は日比谷公園中門に!

毎時、何十トンもの水、どこへ?

公文書に対する日米のポリシーや哲学の違いに愕然

アメリカ原子力規制委員会の議事録が語る原発事故の10日間

吉岡斉さんの講演録から(2)

原発稼働の住民投票、31万人署名提出…東京

吉岡斉さんの西南学院大学での講演録入手

橋下大阪市長と大阪自治労問題を考える

原発ムラの人たちの言い訳集

福島第一直下で地震も いわきと地下構造類似

東電の想定外とJAXAの想定外の事故を想定しての危機管理

2号機温度計、90度超える=東電「再臨界ない」

東京湾海底20センチ超の泥からセシウム 近畿大調査

「溶けた燃料がどこにあるか分かっていない」からこういうこと起こるんだ

5日、温度上昇、再臨界か確かめる??

【原発の不都合な真実】原発は温暖化対策に役立たない

40年超「再稼働ありえない」 敦賀、美浜の2基対象=細野担当相

橋下大阪市長の核武装発言

1月

<IAEA>安全評価審査は妥当…原発再稼働可否判断に道筋

原発住民投票 意思表示へ扉を開こう

組織として安全を目ざすために重視されるべき事項

【国民投票無力化へ】の動きが

「シカタガナイ」という「呪文」

福島第一で起きたこと

議事録がない!?

ストレス審査にOKを出した男たち

非常用電源未接続問題、東電に緊急性の認識なし

再稼働をしないとこうなるぞという恫喝

阪神大震災から今日で17年がたちました

「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」

元旦の地震でタンク水位急下

正月に福島でセシウムの降下量が増加したわけ

住民投票請求署名 大阪市、法定数大幅に超える

六ケ所村の核燃再処理工場、再開へ準備

3.11以降、日本(世界)は変わったか

今年は脱原発社会に舵を切れるか

04年に、安井正也が直接処分試算廃棄命令