原発通信91号

原発通信原発は命の問題だ!

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更新 2013-01-07

「原発通信」は2013年1月からサイトURLが下記に変更になりました。
最新号は http://www.genpatsu-tsushin.com/2013/でどうぞ。

原発通信 91号 

2011/10/30発行

91号

NHK「あさイチ」に重大疑惑発覚!


流浪の民にされた福島第一原発立地の住民は

「だからどうなんだ」ということかもしれませんが、事故が起き、原発周辺の住民避難がありました。しばらくしてから思い、気になっていることがあるのです。福島第一原発がある町のことです。

 福島第一原発は、大熊町(1~4号機)と双葉町(5、6号機)にまたがってあります。交付金で箱モノばかりつくってはみたものの維持費が賄えなくなり、町長の給料も払えなくなった双葉町。東電に7~8号機をつくってくれと懇願した町として有名になりました。前福島県知事の佐藤栄佐久さんの言葉では「原発の後は原発で」ということです。しかし、3.11の大津波で原発はメルトダウンを起こし、大量の、広島型原爆168発分もの放射性物質がまき散らされました。双葉町の住民はバスに乗って「さいたまスーパーアリーナ」、そして廃校になった旧埼玉県立騎西高校へと避難。大熊町は会津若松市へ、もう半年以上が過ぎました。

大熊町に何が…

 大熊町です。大熊町全域はまさに「死の町」(これ、鉢呂経産大臣がこう発言して首になりました。じゃあ、ゴーストタウンとでも言い換えてもいいのですが、同じでしょ)。今回の原発事故で最も被害を受け、「故郷を追われた」方々なのですが、なぜか、マスコミに登場してきません。日テレやフジテレビなどが大好きなお涙ちょうだいものの企画になると思うのですが、なぜか取材されません。出てくるのは双葉町とその町民です。ニュースを聞いていると、福島第一原発、それも事故を起こした1~4号機は双葉町にあるのではないかと錯覚するくらいになってしまうほどです。時々載る地図でも双葉町。大熊町はどこへ行ってしまったのか。

 私がたまたま見ていない、知らないということなのでしょうか。それは、大火で焼けだされたのは自分や自分の町なのに、隣町やそのまた隣町の人たち(焼け出されていない)が“同情”されているような構造です。

最近、つれあいがテレビで大熊町から避難している人たちがインタビューされていたよと教えてくれました。それによると、とても豪華なホテルに避難しているとのことでした。たまたま、お金がある方で、そこで避難生活を半年にわたってしているだけの財力がある方だったのでしょうか。

どうされているのか気になり、ネットで検索してみました。Googleでもyahooでも同じ、双葉町は83万4000件、大熊町は45万1000件がヒットします。この倍近くの差はいったいなんなのでしょうか。

ダチョウと原発と…

最近、原発近くの線量がどうのというテレビ番組を見ていたら突然ダチョウが映ったのです。ん~ん、なぜ?と、動物園から逃げ出した?かなと。しかし、ネットの書き込みによると、なんでも、このダチョウ、原発は安全との象徴で大熊町に連れてこられたのだとあたりました。ダチョウは少ない餌でも飼育できるらしいのです。少ない餌? 大きな体?……、そう、少ない燃料(ウラン)で大きなエネルギー=電気を生む原発という連想ゲームみたいな話だというのです。

 原発事故で故郷を追われ、これから数十年間は戻れない(いや、もっとか…)といわれています。そんな過酷な状況に置かれた大熊町の人たち、気がかりです。そんな大熊町に何があったのでしょうか。

 と、思っていたところ、今朝(10月30日)のNHK『あさイチ』に会津で避難生活しているという大熊町の家族が映っていたのです(都合で、途中見られなかったのですが)。会津の旅館での避難生活が続いているとのことです。この家族のことはよくわかりません。ただ、岩手や宮城で避難所が先日、閉鎖され、これからの生活を心配されている被災者、また、仮設住宅へ入れたとしても隙間風、結露、断熱不足と苦労されている方々が報道されていました。食事も…。そのような被災者のことが気になります。それに対し、大熊町の原発事故避難者との差はいったいなんなんだろうと思ってしまうのです。避難者の処遇は、各自治体に任されているとのことですが、すると大熊町に何が…。

 それともう一つ、汚染土壌などの処分について細野環境相が福島へ出向いて説明を行ったとのこと。そこで大熊町町長のインタビューが出ていましたが、南相馬市の桜井市長の切実さをもっての話と、なにか非常な温度差を感じてしまうのです。ここでも、いったい大熊町に何が…、と考えずにはいられないのです。

ここ1週間ほどの間で気になることのひとつ――“福島応援キャンペーン”

 テレビ(といってもNHKが多いのですが)での「福島応援キャンペーン」がとみに目につきませんか? 登山家の田部井さんによる“応援登山”、福島の温泉、農産物の紹介などいろいろあります。芸能人も福島へ行ってキャンペーンに加わっているようです。今日(10月30日)のNHK『あさイチ』では、わざわざ福島現地からの放送です(福島キャンペーンと銘打っています)。農産物の放射能汚染、汚染地域の除染、さまざまなことがあるのにもかかわらず、3.11以前、原発事故などなかったかのような、“日本の原風景”がここにあるというような扱いです(現に今朝の『あさイチ』ではそう紹介していました)。原発と地震・津波がいっしょくたになっているのです。

日本の原風景、豊かな福島(だった?)、それはそれでいいのでしょうが、情緒的に流されてしまいかねないのです。原発問題については、情緒に訴えるというのは“禁じ手”だと私は思っています。現実・事実を見えなくさせ、そこで思考が停止されてしまうのです。何も悲観主義的に見ているのではありません。でも、これっていいのかと思ってしまうのです。福島キャンペーン、何かそこに意図を感じてしまうのは考えすぎでしょうか。

応援キャンペーンを行なっている方々、「善意から」というところが怖いのです。そのことに対して何か言えない雰囲気づくり、「福島の野菜はちょっと…、コメも…」などということすらためらわれるような勢いです。そう、すると、原発事故ってなんだったのだろうとなってしまうのです。「地獄への道は善意で敷き詰められている」という先人の言葉がありますが、取り越し苦労(?)でないことを…。


『あさイチ』の話題が続きます。

重要! 注意!

10月17日放送のNHK総合、朝の人気番組『あさイチ』

「放射能大丈夫?食卓まるごと調査」データの疑惑!

測定したのは、なんとあの首都大学東京の福士政広教授だった!

何と何と、福士センセイ、問われて「機械が故障していた」だと!!

 ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。私もちょっとだけ見たのですが、えっ!ホントかい? じゃあ、カラ騒ぎだったとでもいうのかいと思った次第です。立命館大名誉教授の安斉さんが出ていたのですが…。ところがところがです!


【ところが、一方で、「データが変だ」という声も広がりました。当ブログにも、『あさイチ』のデータに関するコメントを頂き、さっそく、NHKのホームページに上がっているデータを見直してみて、ビックリ。】

【測定を担当した首都大学東京の福士政広教授もNHKも、「精度の高いゲルマニウム半導体検出器を用い、通常よりも時間をかけて綿密に調べた」と自信満々でした。しかし、まず不思議なのが、専門家中の専門家であるはずの福士教授が、「セシウム137とセシウム134が一緒に出ない」「カリウム40の値が高すぎる」と疑問に思わなかったのでしょうか?NHKもNHKで、多くのスタッフが関わっているはずなのに、誰一人としてその疑問を持たなかったのでしょうか?】

あるジャーナリストが、福士研究室に尋ねたところ、「機械の故障等で正確なデータではなく再分析中」という、とんでもない返事が返ってきたようです。故障した機械で取ったデータを全国放送に流すか!それも自信満々で。この記事を見た時、手が震えるような怒りをおぼえました。】

NHKは、ホームページ上で再分析を行っていることを明らかにしています


あるジャーナリスト

【いい加減なデータで安全をPRしたNHKは質問状に対し返事をせず、NHKのサイト上からデータをこっそり消した。(消された測定データはPDFダウンロード可)】

NHK

【番組で行った『食卓まるごと調査』について、視聴者の皆様から多くの反響をいただきました。その中で、データの精度についてのご指摘もありました。そこで現在、調査を担当した首都大学東京と、外部分析機関の協力を得て、データの再検討を行っています。結果が出次第、改めてホームページで公表いたします。】

http://nucleus.asablo.jp/blog/

この番組では、野菜など、西日本に単身赴任している夫が東京に帰ってくるとき向こうから買ってきてもらっているご家族が紹介され、この測定結果を見て、「じゃあ、もう頼まなくていいんですね」などと安心していました! これ、犯罪的行為じゃないでしょうか!


工程表―30年で廃炉、そんなこと確約できずと

 原子力委員会中長期措置検討専門部会の山名元・京大原子炉実験教授、廃炉に30年以上を要するとの工程表に、「現在は炉心内の核燃料を視認できず、工程達成は確約できない」と述べたそうです。そうすると、先日、大見出しで30年後に廃炉だといったのは、やはり根拠なしです。そして、このような記事(こっちがよほど大事)は小さくです。(毎日新聞2011.10.29 工程表達成確約できずと)

 また、例の手順書ですが、2、3号機も手順書通りにはいかなかったということを東電は認め、保安院へ報告とのことです(毎日新聞2011.10.29東電、手順どおりは一部)。もう、何を言っても信用できないということ、あらためて確認できます。


エネルギー白書から原発=基幹電源の記述削除

 政府は、2010年度のエネルギー白書を閣議決定したとのことです。そして、「これまでの政策を反省し、聖域を見直す」と明記し、原発=基幹電源や核燃料サイクルの早期確立、高速増殖炉の早期実現などの文言が削除されたとのことです。これ、ほとぼりがさめるまでとならないように願いたいものです。(毎日新聞2011.10.29 エネルギー白書方針転換)


「蒸し返す必要などない」「寝た子を起こすな」、早く原発は安全とハンコを押せ

 毎日新聞で「この国と原発」の第3部の連載が始まりました。なぜ、安全基準が過小に評価されていったのかを追う記事です。事故後、後悔しているとのことですが、大竹政和・東北大名誉教授は言います。「(国や電力会社は)原子力は安全だと言ってきたのに、リスクがあるということになるとやりにくい。リスクに光を当てることは『禁忌』だった」。すべてがここから始まるということです。この人、神戸大の石橋さんや、中田高広島工大のグループが島根原発で断層を指摘した際、「周知の事実、検討した。蒸し返す必要はない」などとした本人です。ちょっと長い記事ですが、読んでいただければと思います。(毎日新聞2011.10.28 この国と原発第3部①~③、同10.29③)


セシウムの流出は東電発表の30倍!と、フランス研究機関

 89号でネイチャー電子版の記事を紹介しましたが、フランス放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)は、10月28日までに福島第一原発事故で海洋に流出したセシウム137の総量を約2.7京ベクレル(2万7000テラベクレル)と推計したとのことです。その数値は東電発表の30倍にもなります。その82%が4月8日までに海洋に流れたといいます。

読売新聞が報じた27日の記事と数値が違います。こちらは「太平洋上空に」となっていますが、IRSNは「海洋に」といっています。その違いなのでしょうか。(毎日2011.10.29 仏、Cs流出は30倍)


以下は、時事通信の記

【パリ時事 フランス政府系の放射線防護原子力安全研究所(IRSN)は27日、東京電力福島第1原発事故後の3月21日から7月半ばまでに海に流出した放射性セシウム137の総量は2.71京ベクレル(1京は1兆の1万倍)で、東京電力が6月に発表した推計値の20倍に達すると推定した調査報告書を公表した。単独の事故によるものとしては過去最大規模という。このうち82%は、事故が起きた原子炉を冷やすための放水によって4月8日までに流れ出たとされる】(2011/10/28-06:36)


 

第5回 「Spiegel」37/2011 「被爆者労働者ムラ」

週刊誌「Spiegel」37/2011に被爆労働者の記事が出ていました。少し前になりますが、原発で働く労働者の現状が詳しく書かれています。4ページの長い記事になります。要点をかいつまんで報告します。

タイトルは、「被爆者労働者ムラ」。小見出しで「グラウンド・ゼロの入口」と書かれています。記者はここに入り、取材しています。

【要 約】

1.  J-ヴィレッジが、現在では立ち入り禁止地域になり、福島原発の修理作業に従事する人たちの「被爆労働者ムラ」になっていると言います。毎日、ローテーションで1000人以上の人たちがここから原発修理に向かい、作業後には帰ってきます。放射線を浴びないように装備して、帰ってきたら線量を測定し、着衣を全部まとめて廃棄します。それは莫大な量になり、元のサッカー練習場に山と詰まれて置き去りにされてあります。

2.  作業員へインタビューしています。そのうちの一人は、J-ヴィレッジで何が起こっているかを知る権利が市民にはあるので、インタビューに答えてくれたといいます。しかし名前は匿名にしてほしいといいます。緊急を要する日には、3000人以上の人たちがこの線量測定ステーションを通過します。日本の原発で仕事をする人たちの最大限の放射線量は、通常、50ミリシーベルトと決められています。しかし、Tepco(=東電)はその上限を250ミリシーベルトまで上げました。癌になる危険性は、明らかに高まることになります。

3.  3月11日以降、1万8000人の作業員が原発事故を食い止めるために動員されたことになります。そのほとんどはTepcoの従業員ではなく、「パートタイマー斡旋所」の仲介による下請け会社からのものです。彼らの大半は、すでに原発で汚い、危険な仕事を経験した人たちです。彼らは日本を救うためにこの危険な仕事を選んだわけではなく、家族を養っていくためです。

4.  特に高熱の中でマスクをつけた作業は息苦しくなるといいます。禁止されているのに仕方なくマスクを外し、タバコを吸う人が出てきます。線量の高い場所では、一日1時間、最高で90分と決められた仕事もあります。そこで働く人へのインタビューです。彼は家族には、福島原発で仕事をしていることを話していないと言います。家族が心配するからです。彼はお金が必要です。一日で100ユーロ弱を稼ぐことができるからです。何週間かすれば、線量の上限に達しますから、その後どうなるのかは、彼にはわかりません。

5.  別の作業員へのインタビュー。仕事に就ける二つの可能性があります。J-ヴィレッジで数時間、低線量のところで働くか、福島第一で短時間、しかし10倍100倍の支払いの良い仕事をするか。彼は高校を卒業してすぐから、30年間原発関係の仕事をしてきたといいます。原発に近い彼の生まれ故郷には、それ以外の仕事がなかったからです。家族は避難しています。事故以降、ここに仕事に来たのは、気に入る、気に入らないではなく、原発がこの地域にたくさんの職場をつくってくれたことへの責任感からです。

6.  作業員は、ほとんど限界状態にいます。仕事と同時にメンタルな面でも。ほとんどの仕事は、汚く危険なものばかりです。多くの同僚は、下請け会社の作業員だから、他の選択肢がないのです。もし、「いやだ」と言えば、どこで別の仕事をもらえるのか。誰も日本のために働いている人などいない。すべてはお金のためにです。

7.  原子力安全・保安院(NISA)の内部資料によれば、来年以降、1000人から1200人の専門作業員が足りなくなる恐れがあると言います。これまでの多くの作業員の線量が上限に達しているからです。この解決は、しかし、従来の線量の上限を上げることです。

8.  8月中旬までに、保健省は1万7561人の作業員の線量検査をしたといいます。そのうちの6人は250ミリシーベルト、400人以上は、許容されている50ミリシーベルトを上回っていたといいます。その作業員を、Tepcoは把握していません。結果は、3月から7月まで原発で仕事をした88名の居所がつかめていません。Tepcoが、個人的な面接をしないで,下請け会社に作業員リクルートを一任したからです。作業員には、正式な雇用契約もありません。日本原子力産業フォーラムのToshiro Kitamura氏(富岡町在住の原子力産業協会参事の北村俊郎さんのことか―A))は、すでに2008年、こうした不透明な、下請けを使った原発作業を批判しています。安全性のリスクが高い。

9.  いわき市の市会議員Hiroyuki Watanabe氏(注:渡辺博之さん・共産党のことか―A)へのインタビュー。Tepcoは、一日1000ユーロまでの賃金を予定しています。しかし単純作業は、せいぜい100ユーロにしかなりません。貧しい、年配の男性には固定した仕事がありません。また別のオプションもありません。線量の上限に達したものは仕事を失い、「パート斡旋所」はその代わりを見つけるので、状況に変わりはありません。そこで彼は、すべての作業員がキチンと支払われることを要求します。また、最下層の作業員には組合がつくられるべきで、何か問題があればすぐに相談できるようにすべきだといいます。

10.  Iwaki-Yumoto(いわき湯本)にあるレストランに、7人の作業員と同行した(記者の)一人は、その様子を次のように伝えています。「ビール、酒を飲んでタバコをたくさん吸った。はじめは原発について誰も話さなかったが、その内に口にするようになった。そして、家族のこと、放射線を浴びる心配について、またその結果について話をした」。

11.  この町は温泉で賑わっていたが、今では、観光客は来なくなっています。しかし温泉は、作業員で一杯になっています。ここに1000-2000人の作業員が寝泊まりしています。(以上)

 パーレン内、補足したところあります。事実と若干違うようなところがありますが、日本、福島第一原発事故がどのように見られているのかを、知る・理解するうえで参考になるかと思います(A)



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2013年は正念場。ともに脱原発までたたかおう!

バックナンバー2011

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12月

政府や安全委員会が何も言わなかったんだから責任ない?

内橋克人さんの警告

政府、事故調中間報告/ドイツ通信第7回

一度壊してしまったらいくらお金があっても取り戻せないよ

もんじゅ予算削減

女川町議の阿部美紀子さん、町議会で質問に立つ

いったい「基準値」とは何か!

「冷温停止」ではなく「冷温停止状態」だと

・野田首相、「冷温停止状態に達し、事故収束に至ったと判断した」と宣言
・ドイツ通信6

明日16日は、野田が「冷温停止宣言」する日です

「原子炉の中、わからないが問題ない」…?!

双葉郡を実質「核のゴミ捨て場」に

「科学的根拠」という詭弁

2002年に経産省と東電、「六ケ所村」から撤退を合意していた

青森・東通原発の建設を断念? 東電は今日の記者会見で否定

11月

福島県内の全原発廃炉へ

吉田昌郎福島第一原発所長、入院

吉武輝子さん「この国は若い人まで道連れにして奈落の底に落っこちようとしているんじゃない?」

「黙認すれば同意したのだと信じる人々を許容することになる」

『通販生活』2011年秋・冬号は「原発国民投票」を呼び掛けています

「原発を考えることは地球の将来を選択すること」山口二郎(北大教授)

原発を止め、原発をなくすことが目的なのです

「思いを寄せられるか、その想像力を問うているのが今回の震災です」(佐野眞一さん)

大熊町長選

孫社長、米倉経団連会長を批判

女川町議選、阿部みきこさん、当選!

放射性物質、風で再浮遊か 風向きで放射能濃度変化

ニューヨークで25人がデモ!

なぜ、もっと早くできなかったのか 福島で、線量計を配布

寄稿「福島ルポ 被ばくする郵便労働者」

10月の原発稼働率 18.5% 過去最低をさらに更新

11月6日・日曜日 午後3時より経産省前で原発の供養祭

再臨界? 核分裂?

NHK『あさイチ』、視聴者からプロパガンダではとの指摘あり

ツケ買いをしてその支払いを孫世代に回しているだけ

10月

NHK「あさイチ」に重大疑惑発覚!

萩尾望都、フクシマとプルトニウムを描いた漫画

ベトナム政府、日本の原発を導入方針変えぬと

古賀・連合会長へのインタビュー/ドイツ通信第4回

汚染土壌中間貯蔵施設

東電や推進派の責任を問わない議論なんて意味あるか!

福島県議会が福島の全原発を廃炉にとの決議を採択!

「低温停止」「循環注水冷却」、どうも怪しいそうです

現在1億ベクレルに下がったというが…

学校はレントゲン室か!子どもたちが線量計を首からぶら下げて登校

東京は“静か”に行われました/ドイツ通信第2回

9月

8月

7月

6月

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12月

「脱原発工学」の構築をと吉岡斉さん、ヤンキー政党と化した自民党と喝破する斎藤環さん

米原子力空母乗員が、東電に損害賠償請求で提訴

茂木経産相、エージェントぶりをさっそく発揮

「僕は泣いちっち」が問いかけるもの/ドイツ通信24

東電常務、汚染水は海に「戻したい」

規制委調査団、活断層と断定 東北電力東通原発

虎視眈々と狙っている、原子力マフィア・マフィアの代貸や舎弟たち

さあ、来週からは“真打ち”登場です

小出裕章さんの生き方と、東京電力サラリーマン的生き方

早速始まった、原発ゼロ政策見直し策動

安倍晋三と橋下徹は、この国をどこへ引っ張っていこうとしているのか

青森 東通原発で断層の現地調査開始

「科学的根拠を示す」のは、自分たちだろう!

敦賀原発の下に活断層と判定

敦賀原発、廃炉決定か!/投稿:今井一批判/自民改憲案批判

「みんなで決めよう『原発』国民投票」事務局長今井一氏に問う

笹子トンネル天井崩落と「無常」、そして原発

今回の総選挙は、「何を学び、どう生きていこうとするのか」を問う選挙

11月

過去の失敗も認めて抱き締める愛しさが愛国心だ/ドイツ通信22号/自民党憲法改正草案の問題点

些細なことどころか、「脱原発」は大きな争点となってきた!

橋下は、第三極の頭ではなく、「第五列」だ!

放射能拡散は「価値観」で予測するものなのか

総選挙を前に、「政党」の離合集散があわただしい

「機械と火」ではなく「生命と水」に育まれた社会へ

自分だけは大人ぶった、仙谷由人センセイ

流言飛語を振りまくデタラメ男と暴走老人

「人々は首都の官庁街に何万人規模で集まってよいことを知った」

目方で測れるのなら苦労はしない

電力など123社、安全審査で新機関

「安全規制に必要な知識が必要だが、残念ながら今(規制委には)それはない」

そう、原発は「小異」ではありません。

敦賀原発 月内にも断層調査

10万人が霞が関一体、東電前、Jパワー前などで抗議行動

今度は火事の備えができていないそうです

原発問題は政策選択の問題ではない

原子力ムラ・原子力マフィア代貸の“トンデモ集”

福島県立医大による甲状腺検査問題

「大勢の人に囲まれ、冷静に判断できない」と岡田篤正・立命館大教授

柏崎刈羽原発:燃料集合体部品変形 規制委が改善命令検討

10月

「計算条件の設定などは、規制庁がJNESに指示」した。だから丸投げではない?

「規制される立場にある電力会社からの指摘で誤りが判明」

英原発会社:買収へ、日立と東芝が名乗り

東京のガレキ焼却灰、多摩・日の出の処分場に

「活断層の定義の拡大を検討」と「原子力災害対策指針案」

その後の人生の道を選択させたものはなんなのか──島薗進さんのこと

原発の安全基準を検討するメンバー決まる

「科学者なら誰でも気づくと思うが、40年廃炉ルールの根拠はあまりない」

“極楽とんぼ”を集めて地球環境フォーラムを開いた朝日新聞

夢より希望を──性差、そしてヒトの歴史から脱原発社会を考える

大間原発:函館市長、建設凍結の要請書

10/12-13連続行動参加報告/ジャック・アタリのフクシマ論

10.13日比谷野音「さようなら原発集会」行動提起

「東大話法」の使い手はいま

他者を思うこと、他者に共感すること そして原発を考える

10.5金曜抗議行動(国会正門前)報告/ドイツ通信第21回

福島健康調査検討委「秘密会議」続報!

安倍の「深刻に反省」は選挙向けパフォーマンス/ドイツ通信第20回

今度は福島県健康調査で「秘密会議」

「2030年代に原発ゼロにすると決めたわけではない」

「今、福島では放射能の話はできない」

9月

原子力マフィア、「再稼働」

原発事故:防災対策、30キロ圏に拡大…規制委が了承

「強い日本」「日本を取り戻す」──気分先行型政治の危険性

平智之衆院議員インタビューに注目

住民に心臓病など深刻な健康被害・チェルノブイリのいま

『カネだけが人生を充足させるわけではない』──さて、どなたの言葉でしょう?

30年代原発ゼロはたんなる「目標」?

もう「科学の話」でも「エネルギーの話」でもない

「2030年代の原発ゼロ」──閣議決定見送りに

「2030年代の原発ゼロ」──でも、原発はつくります?

9.14首相官邸前、霞が関抗議行動

「維新の会」の熱狂が意味するもの

早速やってくれました、伸晃クン。

学術会議、核廃棄物処理白紙見直しを提言

相次ぐ「不祥事」と「意味なき」労働が問うもの

霞が関一体で繰り広げられる反・脱原発、原子力規制委人事案反対行動

再稼働不要裏付け 今夏消費5~11%減

全国40都道府県82か所で抗議行動

何が問われているのか。そして「何をなすべきか」

原爆を不要としたように、原発も不要と確信したのです

再稼働反対を言うことは「まぎれもない現実論」

8月

原発訴訟、安全性本格審査を 最高裁研究会で改革論

「潜水艦のようにつくってあるから大丈夫」……もうアニメの世界です

これからの社会のグランドデザインをどう描くのか

何が起きたか、何が起きているかを知ること

原子力規制委:田中氏など委員5人、閣議決定

昨日の面会は「NHK青年の主張」だったのか!

政府の「討論型世論調査(DP)」では半数が「原発ゼロ」と

「収束宣言」が出ても何も変わらない。自宅に帰ること諦めました

米NRCが原発の認可手続きを停止

オリンピックだ、史上最多のメダル獲得だなどと浮かれている間にとんでもない「合意」が

永田町の新作喜劇『近い将来』……フクシマは何も変わっていないのに

東電公開映像/規制委員会人事/ドイツ通信19

東電テレビ会議公開映像から見えるもの──アンゼンダからタイヘンダに!

東京電力、テレビ会議映像を公開

仙谷、言うに事欠いて再稼働に反対する人々を「論理の飛躍がある」だと!

原子力規制委員会よりも、原子力ムラ規制・監視・解体委員会の設置を!

マスコミ人──反省するヒト、「前から知っていた」かのように装うヒト、さまざま。

7月

米倉経団連会長、野田首相といっしょに退場してください

7.29脱原発国会大包囲行動 20万の市民が国会を包囲

<原発推進秘密会議>司会役がメール削除 隠滅の疑い

海水で腐蝕し、活断層上で揺れる原発

イチローのほうがそんなに重要か NHKニュースウォッチ9

政府事故調、報告書を提出

再稼働反対抗議行動全国に波及

不都合な事実は見ないことに。そしてここでも山下俊一が登場

「いじめは卑怯だ」と野田首相。でも、今のあなたにはそれをいう資格はありません

志賀、大飯、敦賀の下に活断層! 志賀原発 活断層なら廃炉!

脱原発集会に17万人が参加 この力で再稼働阻止!すべての原発を廃炉へ!

警視庁、歩道のみに規制、鉄柵で囲む。世界の笑いもの

野田首相を、Give up ! と言うまで追い込もう!

「社員のプライバシー保護の対策を取ったうえで公開」

おおい町・時岡町長、クラゲに自然の脅威を感じる!

鹿児島県知事選、向原さん20万票取るも勝利逃す

再び万余の市民が首相官邸前を埋め尽くし、再稼働反対を訴える

国会事故調報告書についての各紙報道

国会事故調、報告書を国会へ提出。WEBでも公表

資本は自らの墓掘り人をつくり出す──次をどう描くか

要はコストがかさむからということなのでしょう。運転する資格なし!

首相官邸前の道路を埋め尽くす20万の市民!

6月

「後始末もできないのに再稼働だなんて」そして、警報鳴り止まない大飯原発

6.22報道ステーションで古舘伊知郎の突っ込みに寺島実郎タジタジ

町長だけに謝罪すればいいのか! しかも非公開で

政府事故調、「菅氏誤解」というのだけれど なぜ伝えられなかったのかが問題なのでは?

「ハーメルンの笛吹き男」か橋下大阪市長、また吠える

「再稼働反対!」「命を守れ!」と首相官邸前に4万5千人が集結

「中途半端な教養は、無教養よりたちが悪い」──ピーサレフ

東電、「最終報告書」で開き直り。「俺たちに非はない。悪いのは菅と官邸」

本通信、発信し始めて今日で1年がたちました

大飯原発再稼働などをめぐる「トンデモ発言知事一覧」

なにが「関西の生活と産業の安定に資するため」だ

テレビが伝えない不都合な真実。6.15首相官邸前抗議行動

この国にはいったい何を学んできたのか

ならば野田首相・西川福井県知事を「原発安全確認無限責任者」に!

野田首相、原発再稼働は「人類に対する犯罪」です

精神論で語っているのは野田首相本人!

今夕、首相官邸前へ! 抗議の声を挙げよう!

再稼働 抗議のダイイン 官邸前、福島の女性ら

大飯原発、地表ずれる可能性 専門家「早急に現地調査を」

「再稼働慎重に」と民主党の117人が署名し、野田に提出

今日から都議会。石原の演説30分を傍聴してきました

「原発」都民投票 げんぱつYES/NO パレード、800名で

またバレてしまいました。5日の会議も開くことできません

<橋下市長>大飯再稼働容認で“敗北宣言”

5月

野田首相の「私の責任」ってなんだ!

「人質」を置き、官邸と「もしもし~」とやりあえれば、安全? 

国会事故調、菅前首相を叩いて、得するのは誰だ

広がる「被災者格差」。そして破壊されるコミュニティー

妄想の世界に生きる原子力マフィアたち

政策決定の透明性=「見える化」こそ最重要

核燃サイクル「秘密会議」暴露される

原発都民投票条例制定 民主部会、賛成の方針

今度は燃料コストがかかるから再稼働だと

家庭だけが節電すればよいのか

国会事故調、東電・武黒一郎フェローの奇妙な動き

み~んなウソだった! これで「集団自殺」はなくなった?

関電、再稼働したいのは電力が足らないからではないと

沖縄返還40年/ドイツ通信第15回/寄稿「住民投票と日本型ファシズムの戦い」

大飯原発再稼働をおおいまち議会が容認

「チェルノブイリのこの現状が26年後の福島ではないと誰が言い切れようか」

東京電力が提出した「総合特別事業計画」に対する3紙の評価

福井県原子力安全専門委員会、こんなものなら必要なのでしょうか

3.11前と同じメンバーでやっているということ自体が信じられません

42年ぶりに稼働原発のないときを迎えて

瀬戸内寂聴さん、「このままの日本を若者に渡せない」と

保安院:「原子力の専門能力も広報も不十分」ネットで反省

4月

班目センセイ、今ごろ言われても……。だから「デタラメ」などと言われるのです

昨年の6月から出し始めて本号で200号です

そもそも地震国に原発は無理

原発・停電恫喝と生活習慣病

「この1年間で積み重ねてきた対策と知見」?

電気事業法では廃止でも、原子炉等規制法では今も「稼働中」

・法的には、とっくにオシャカになったものを追認しただけ
・ドイツ通信11

「確信がないし、責任も取りたくない」から、「証拠は残さない」ということ

原発再稼働5人組の頭=仙谷は何を勘違いしているのか

再稼働の政府「黒幕」は仙谷由人だ!

北朝鮮ミサイルに振り回されたのではなく、振り回した日本政府

環太平洋、地震活動が活発。日本近海も無関係ではない

大飯原発──大阪府・市、再稼働8条件先送り

大丈夫と言っているのは、電力会社と原発大臣4人衆だけ

「テストに不合格なものを商品化することを私は許さない」

再稼働へ「突進」する野田政権

安全基準にまで「暫定」

「東大話法」オンパレードです!

1日遅れの「April Fool」。「日立はすべてを、地球のために」だそうです

3月

「3月11日の、あのね。」見てきました

東電という会社、何を思いあがっているのでしょう

ようやく春になりましたが……

汚染水、また海に流出、ストロンチウムも

<泊原発>5月5日停止へ 現在唯一稼働

繰り返します。原発問題は「二項対立」ではありません

幕(再稼働)は開くのか、いつ…

「安全」しか出ないサイコロでたぶらかしてきた

3月24日「再稼働を許さない さようなら原発1000万人アクション」集会とパレード

「お金が入るのならもらって、死ぬ前にいい生活がしたい」にどう応えるか

唯我独尊、傲慢それらすべてを動員しても足らない、東電会長・勝俣恒久

岸和田のお調子者・田中知東大教授へ、だんじり曳いても原発曳くな!

瓦礫処理、環境省吊り広告の怪? 空中線量が同じだから大丈夫?

要はこの世の中カネといってしまうと身もふたもない話だったということ

3.11行動 日比谷公園に1万人 国会を人の鎖で囲む!

沢田研二さん、脱原発に賛成

東北をダシにしていませんか?

“スルー”される大熊町

「政治家がダメでも官僚がしっかりしている」はずじゃなかった?2月

2月

3.11は日比谷公園中門に!

毎時、何十トンもの水、どこへ?

公文書に対する日米のポリシーや哲学の違いに愕然

アメリカ原子力規制委員会の議事録が語る原発事故の10日間

吉岡斉さんの講演録から(2)

原発稼働の住民投票、31万人署名提出…東京

吉岡斉さんの西南学院大学での講演録入手

橋下大阪市長と大阪自治労問題を考える

原発ムラの人たちの言い訳集

福島第一直下で地震も いわきと地下構造類似

東電の想定外とJAXAの想定外の事故を想定しての危機管理

2号機温度計、90度超える=東電「再臨界ない」

東京湾海底20センチ超の泥からセシウム 近畿大調査

「溶けた燃料がどこにあるか分かっていない」からこういうこと起こるんだ

5日、温度上昇、再臨界か確かめる??

【原発の不都合な真実】原発は温暖化対策に役立たない

40年超「再稼働ありえない」 敦賀、美浜の2基対象=細野担当相

橋下大阪市長の核武装発言

1月

<IAEA>安全評価審査は妥当…原発再稼働可否判断に道筋

原発住民投票 意思表示へ扉を開こう

組織として安全を目ざすために重視されるべき事項

【国民投票無力化へ】の動きが

「シカタガナイ」という「呪文」

福島第一で起きたこと

議事録がない!?

ストレス審査にOKを出した男たち

非常用電源未接続問題、東電に緊急性の認識なし

再稼働をしないとこうなるぞという恫喝

阪神大震災から今日で17年がたちました

「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」

元旦の地震でタンク水位急下

正月に福島でセシウムの降下量が増加したわけ

住民投票請求署名 大阪市、法定数大幅に超える

六ケ所村の核燃再処理工場、再開へ準備

3.11以降、日本(世界)は変わったか

今年は脱原発社会に舵を切れるか

04年に、安井正也が直接処分試算廃棄命令